傾斜地に建つ無印良品の家
2020年1月 完成
2019年12月 外構
2019年11月3日 2階建て方
駐車場擁壁 コンクリート
擁壁配筋
駐車場 基礎コンクリート
着工
造成
傾斜地
売地
無印良品の家
さあ、窓から考えよう。
窓は何のためにあるのでしょうか。太陽の光を取り入れるため、風を通すため、外の様子を知るため……窓に求められる役割はさまざまです。屋根と壁で暮らしを守ってきた“住宅”の歴史で、最初の窓は、石積みや土を固めた壁面に穴を開けたことに始まります。窓は、家の外と内をつなぎ、光を室内に取り込む穴でした。やがて、壁の穴から見渡せる外の光景は、家の中で暮らす者の共通の視点となり、それを楽しむ心が育まれていきます。日本には、四季の移り変わりを、そのまま暮らしに取り込むのではなく、窓で切り取り、美意識にかなう風景として愛でてきた文化があります。無印良品は、その考え方に、日本人の窓の原形を見出しました。住まい手の美意識に合わせて自在に窓を設け、外とつながる自由を大切にしました。「窓の家」の窓には目立つフレームがありません。光がほしい場所に光を、家族が語り継ぐ風景を、壁に四角い窓を開けるという、もっともシンプルなかたちで実現した住まいです。サッシにはトリプルガラスを使用した断熱性能が高いタイプを採用しているので、気密断熱性能を損なうことなく、大きな窓を設けることができます。