奇跡の巨石文明!ストーンヘンジ七不思議NHK







伝説と神話に彩られたイギリス巨石文明のシンボル「ストーンヘンジ」

誰が何のために築いたのか?

ストーンヘッジは、エジプトのピラミッドと並ぶ巨石文化の遺構だ。

イギリスのストーンヘッジは、石器時代、3000-2500BCに、古代ブリトン人が墓として築いた。


ブリトン人は2500BCに絶滅し、石器文明の遺構として残された。

古代ブリトン人はなぜ絶滅した?

古代ブリトン人は格差のない、農耕生活をしていた。
青銅器時代に入り、2500BCイギリスにビーカー人(ビーカー状の土器を作り、青銅器を持つ)が大陸から渡った。ビーカー人は青銅の武器を持ち、イギリスはブリトン人からビーカー人に入れ替わった。

DNAから復元された古代ブリトン人

ビーカー人はブリトン人の築いたストーンヘンジを破壊し、言語も入れ替わった。
青銅器時代の人骨にはブリトン人のDNAはほとんどなく、ブリトン人は完全に消滅した。

DNAから復元されたビーカー人

(ビーカー人は800BC頃ケルト人に征服され、西暦0年からローマ帝国がイギリスを支配する)

イギリスの巨石文明と日本の縄文文化との比較

ストーンヘッジを作ったブリトン人のDNAは現在のイギリス人にはない。

日本も石器時代、縄文人は、中国から渡来した青銅器・鉄器を持つ弥生人に攻め込まれた。

しかし縄文文化を作った縄文人のDNAは現代日本人にも残っている。

言語も中国語とならず日本語が残った。

西洋人が攻め込むと、アメリカ、南アメリカ、オーストラリアは原住民の文明はほぼ消滅している。

日本に大陸から渡来人が攻めてきた時、縄文人を絶滅できず同化した(縄文系弥生人)

攻め込む側の東洋人と西洋人の気質の違いなのだろうか?

余話:画家ターナーがストーンヘッジに魅入られる

ターナーが描いたストーンヘッジ

ロマン派の画家ターナー(1775-1851)は、無名時代に放置されていたストーンヘッジに魅せられスケッチを描き出版した。

その絵がきっかけとなりストーンヘッジは注目されようになった。

修復されたストーンヘッジ

ストーンヘッジは、修復されて世界遺産に登録される。

 

現在では年間400万人が訪れる人気スポットとなる。

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2019年放送 ーNHKオンデマンドで配信中2020年6月まで