ドラマ「35歳の少女」詳細ストリー・柴咲コウが25年振りに目覚める

25年振りに目覚めた少女の成長物語の詳細ストーリー

「35歳の少女」とは

日テレ「土曜ドラマ」10時 2020年10月10日~

脚本 遊川 和彦

主な作品
テレビドラマ
『真昼の月』『GTO』『魔女の条件』『女王の教室』『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』『同期のサクラ』
映画
『恋妻家宮本』

「35歳の少女」出演者

時岡 望美  柴咲 コウ
時岡 愛美  橋本 愛
時岡 多恵  鈴⽊ 保奈美

広瀬 結⼈  坂⼝ 健太郎

今村 進次  ⽥中 哲司
今村 達也  ⻯星 涼
今村 加奈  富⽥ 靖⼦

相沢 秀男  細⽥ 善彦
林⽥ 藤⼦  ⼤友 花恋

主題歌 King Gnu「三文小説」

「35歳の少女」第1話 25年ぶりに目覚めた心が10歳のオトナ

十歳の望美は、母・多恵(鈴木保奈美)に頼まれ自転車で買い物をする。来年のアトランタオリンピックの金メダルを目指すと言いながら坂を下る。自転車のブレーキが効かなくなって猛スピードでガードレールに衝突。

望美(柴咲コウ)は、病室で目を覚ます。傍らに年老いた母。事故後25年間眠り続け今は35歳。

父親(田中哲司)と妹(橋本愛)が病室に駆けつける。望美は脳に電気を送って覚醒したのだった。

望美は声が出ない。妹は広告の代理店に勤める。

父親は再婚し25歳になる連れ子(⻯星 涼)がいる。息子は暴力を振るので、部屋にくると妻(富田靖子)と避難する。

回想:25年前の家族団欒。四人で暮らす幸せな生活。

翌朝、母(鈴木保奈美)が桃(モモ)を買ってくる。母はリハビリをしている望美を残して仕事に行く。

母は望美の退院祝いをするため、家族を緊急招集する。4人が昔のように一緒に暮らしているふりをして望美を安心させようとする。

望美は退院する。自分の部屋にモモの本を見つけ回想する。

小学生の時幼馴染だった広瀬結人(坂口健太郎)が結婚式でスピーチをしている。戻った席に多恵が待っている。

父と妹が退院祝いのために家に戻ってくる。 母が用意した食事は事故の日に食べる予定だったすき焼きだった。

結人が訪ねてくる。母は望美に結人から借りていた「モモ」を返すように促す。

望美はまだ喋れない。結人は望美が小学校の時に書いた作文を覚えている。結人は小学校の教師を止めて。代行業をしている。

結人は大声で現実社会を望美に話して去ろうとする。突然望美は大きな声で泣き出す。母は結人を二度と来るなと言う。

妹・愛美(橋本愛)は別居していることを話す。父は5年後に離婚し連れ子のいる女と結婚していると話す。母は泣いている望美を抱き続ける。

愛美は同僚の男を訪ねるがそこには女がいた。家に帰った父は暴力的な息子に無視される。

望美は昔の家族と録音した テープを再生する。結人への思いがが録音されていた。

翌朝、望美がいなくなる。結人は通っていた小学校の前で望美を見つける。二人で昔の図書館に入る。

望美が初めて話す。
「長いこと眠っていた。もう誰もいない。全ては過ぎ去った。・・・目が覚めなければよかった。」

結人は、望美が好きだったことを告白する。

結人は望美を励ます。望美は昔の結人と現実が重なり喜ぶ。

回想:25年間望美に付き添い介護する母。諦めようとする時、望美が目を覚ました。

「35歳の少女」第2話 盗まれた時間と家族を取り戻す方法は…

25年前の事故に関して家族はそれぞれ負い目を感じていた.
望美(柴咲コウ)は25年前のようにおねしょをしてしまったと思ったが生理だった.
母(鈴木保奈美)は学習書を買い込む。デパートに着物を買いに行くが子供のようの服を好む。ママがパパと妹が別居している理由を聞く。望美が迷子になり母が探す。子供の遊具で遊びたがる。母から携帯電話を渡される。愛美の相手は新しい恋人ができた。パパ(田中哲司)は息子の家庭内暴力に悩む。 母(富田靖子)は息子をかばう。
望美はパパとレストランで食事する。パパは望美の介護に疲れてママと別れたと説明する。ブレーキを修理していなかったことについて謝る。
望美は愛美のオフィスに電話する。母の介護を見ていて別居したと説明し、事故の日について詫びる。
結人は恋人代行を頼まれる。3時間2万円相手は愛美だった。
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愛美は高級レストランで偶然恋人に会う。愛美は婚約者がいるふりをする。結人は愛美に説教する。
母は事故は買い物を頼んだ自分のせいだと言う。
回想:25年前結人と公園で遊んでいる。
望美は図書館で結人(坂口健太郎)に偶然会う。
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結人は女の同級生二人を呼び寄せる 。望美は25年間のギャップに戸惑う。帰り道望みを杖を見ながら結人と帰る。結人は現実を直視するように促す。望美は家から自転車を乗り出す 。結人は追いかける。
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事故を起こした坂道を下る。ミュートは途中で転ぶ。ー。ぶつかる寸前ブレーキをかけて泊まる。25年前に戻ろうとしていた。結人は好きなようにすればいいと慰める。子供であることを許容した結人と望美はデパートで買い物をする。デパートの遊具で楽しそうに遊ぶ。 結人に好きだと告白する。
望美がスマホで家族を招集する。頼まれていた豆腐を買い、事故について家族は悪くなかったと説明する。スピードを出した 自分のせいだと全員に謝る。
4人で買ってきた豆腐を食べる。望美は3人の前で「私成長するね」と言う。

「35歳の少女」第3話 母と初恋相手の間で揺れる心…初ゲンカ

望美(柴咲コウ)は、成長宣言したがうまくいかない。結人(坂口健太郎)に勉強を見て欲しいと思う。娘が結人と近づくことをよく思わないママ(鈴木保奈美)は、学習塾に通わせようとするが、望美はついていけない。
パパ(田中哲司)は部屋に引きこもる義理の息子・達也(竜星涼)との関係を修復しようと、加奈(富田靖子)の制止を振り切って部屋に行く。しかし達也は、100万円を要求する。
愛美(橋本愛)は、相沢(細田善彦)と藤子(大友花恋)の恋を前にして絶不調。結人に愚痴聞き代行を頼むが、酔った勢いで失態をおかす。

望美は自分を巡って家族が衝突し、溝が深まっていることを悲しむ。世の中を知るために結人の代行業を手伝う。

「35歳の少女」第4話 25年越しの反抗期! 初めての母の涙の訳

望美(柴咲コウ)は、多恵(鈴木保奈美)のことを鬱陶しく感じるようになる。多恵は、かわらず朝から望美の好物を用意して娘にベッタリする。

愛美(橋本愛)は相沢(細田善彦)の自宅前での泥酔熱唱動画が会社内で出回り、進めていたプロジェクトをおろされてしまう。藤子(大友花恋)の仕業だと確信するが、さらなるトラブルに発展する。会社で早期退職を勧められた進次(田中哲司)は加奈(富田靖子)に打ち明けられず、引きこもる達也(竜星涼)の問題も解決の糸口を掴めずにいた。

結人(坂口健太郎)が家庭教師に来ることに心躍る望美は勉強が捗り、中学の学習内容に進む。通うはずだった中学校を見に行くと、下校途中の生徒の会話に激しく共感する。中学生たちとまるで同い年のように意気投合し、すっかり中学生気分になる望美。結人はそんな姿に戸惑いつつも、多恵に成長を見守るよう提案する。

望美は自分の行動に口出ししてくる多恵や進次の情けない姿に、イライラを感じる。新たなトラブルが待ち構えていた。

「35歳の少女」第5話 母を捨て彼の元へ

望美(柴咲コウ)は急速な成長を見せ、子供時代両親の結婚のきっかけを聞くインタビューの真似事の夢を見て懐かしく感じる。
多恵(鈴木保奈美)は望美と家庭教師として訪れる結人(坂口健太郎)への恋心を不安げに見守る。望美がパソコンを欲しがっても与えない。

愛美(橋本愛)は相沢(細田善彦)との関係は完全に切れている。

達也(竜星涼)に手がつけられない状態が続く進次(田中哲司)の家では、加奈(富田靖子)が整形費用100万円を達也に渡そうとしていた。

結人への気持ちが募る望美は、捨てられると心配する多恵に「もう結人と付き合っている」とフライングの交際宣言をする。望美は、結人が過去のトラウマから教師に戻りたい気持ちを誤魔化していると感じる。恋人代行に向かう結人が気になり後を尾けると、その相手は妹の愛美(橋本愛)だった。結人が愛美にハグを頼まれるところに出くわす。愛美にも結人と付き合っていると宣言するが反対される。

父・達也は地方に移動の辞令が下る。望美相談されても愚痴ってしまう。父も妹も昔のように幸せでない。

達也の妻・加奈は進次に100万を渡していた。達也が望美と会っていることを知り、加奈は切れて家族に出て行けと怒鳴り暴れる。

望美は結人に問い詰めると、ベッドに押し倒される。セックスすることを教えられるが抵抗する。

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望美は母に結人と別れたと言う。

愛美は元カレの相川が自分のアイデアを盗むのを見て会社を辞める。

望美は昔の母の録音テープで「相手の話を聞きなさい」で思い返す。

結人に恋人代行を依頼する。黙って結人の話を聞こうとするができない。

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結人は行きたいところー自殺した教え子の墓に連れていく。墓前で自暴自棄になった自分を反省する。見かねた望美は、結人が再び教壇に立つことを許してと願う。結人は代行業を止める。望美の母から交際の許可を求めるが反対される。母は望美から離れられない。結人か母かどっちを選ぶか迫られるが、同意できない。母は望美に出ていきなさいと言われ結人と出ていこうとするが不安で歩きにくい。

「35歳の少女」第6話 同棲生活スタート!

望美(柴咲コウ)は、家を出て結人(坂口健太郎)との同棲を始める。初めて多恵(鈴木保奈美)から離れることに少々不安。

結人は代行業をやめて教師の職を探す。多恵は、望美のいない寂しさを紛らわせように保険の仕事に没頭する。

会社を辞めた妹・愛美(橋本愛)は、グラフィックデザイナーを目指すも就活は難航する。お酒のトラブルで会社をクビになった父・進次(田中哲司)は行き場をなくし、酔って時岡家を訪ねる。家族の集合写真を見て泣く。多恵と離婚したことを後悔している。望美が結人と出て行ったことを知る。

結人は教師になるための面接を繰り返す。理想の教師像を掲げる結人は、採用してくれる小学校が見つからず採用されない。

職業相談所で愛美と父が偶然居合わせる。父は愛美がついてこなかったのを愚痴る。

愛美は姉が心配で結人に電話し、3人で結人のアパートで会う。愛美は望美の歳でアナは無理だと言う。望美は愛美に母と暮らしたらと言って拒否される。パパ・進次に電話すると、カプセルホテルにいた。

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進次は自宅に戻ると部屋は混乱し、妻は部屋に閉じこもっている。妻は通販でモノが届くときのみ部屋を出る。

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望美は、愛美、進次を実家の多恵の家に呼ぶ。

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ここで3人で暮らすように提案する。愛美を全員が心配するが愛美は反発する。多恵は4人で暮らそうと提案する。望美は反発する。家族全員は望美がアナウンサーになれないと断言する。

愛美は望美に「死んでくれればよかった」というと進次が頬を叩く。物別れに終わる。

結人は行方不明になった望美を探す。アパートに戻るとスマホに電話で「アナウンサーになれると思う?」と聞かれ「無理だと思う」と答える。望美は良いと思ってしたことが家族を苦しめていると嘆く。

結人は「何もできない・・どんなことがあってもお前のそばにいて離れない」と慰める。始めてキスをして微笑みあう。

「35歳の少女」第7話 愛が深まる💛同棲生活!

望美(柴咲コウ)は喧嘩別れしてしまった家族のことが内心気になりつつも、これからは結人(坂口健太郎)のために生きようと決める。しかし、両親に挨拶させてほしいと頼む望美に、結人は家族とは縁を切ったと濁す。

家庭内別居状態が続く進次(田中哲司)は、加奈(富田靖子)から離婚届を突きつけられる!さらに、謎の大金を手にした達也(竜星涼)は本当の父親に会いに行く。

デザイナーとして就職先の見つからない愛美ま(橋本愛)は、鉢合わせた相沢(細田善彦)と藤子(大友花恋)から結婚の報告を受け荒れる。

理想を叶えられる小学校を見つけられない結人は追い詰められる。アナウンサーの夢を諦め洋食屋でアルバイトを始めた望美の元に多恵(鈴木保奈美)が現れる。「普通の人生」を歩もうと、強がる望美に多恵は、「結人が望美の気持ちを受け止められなくなる」と、心配する。

両親に紹介してほしいと頼まれ根負けした結人は、望美を実家へ連れていく。望美は、結人の父が資産家で、母と折り合いが悪いことを知る。

アナウンサーの夢を諦め洋食屋でアルバイトを始めた望美(柴咲コウ)は理不尽な要求をする客に説教し、洋食屋をクビになる。

デザイナーとして就職先の見つからない愛美(橋本愛)は、集団見合いで酔って大声で愚痴を話す。酔いつぶれて母の家に運び込まれる。母は愛美に家に帰らないかと言うが、拒絶する。
多恵は家族全員を呼び寄せることにする。

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望美、愛美、父が多恵の家に集まり、最後の晩餐と言って、この家を売ると言い出す。父は怒り、愛美は自分勝手な母を責める。望美は、かつて多恵が仲直りする方法を言ったことを話すが無視される。それでも「未来に目をむけて、無駄にした時間をわたしにちょうだい」と言う。

結人は自分の理想を主張しなければ雇ってくれる小学校の口が見つかる。夢を捨てる結人を望美は責める。結人は「焦るな、望美のような理想の世界は無理だと諦めろ」という。望美は荷物をまとめて、「自分のためにだけ生きていく」と言って家出し、路上で人とぶつかり泣き伏す。

「35歳の少女」第8話 ついに結婚!?

結人(坂口健太郎)は夢、『望美(柴咲コウ)と結婚式を挙げ、教会の前で家族全員が揃い、幸せになっている。』から目覚める。

望美を探しながらも再び教師として働き始めた結人は、クラスで浮いている生徒の力になりたいものの、成績第一の教育方針に馴染めずにいた。

売りに出された時岡家で、内覧が始まる。多恵(鈴木保奈美)は、見学に来た家族の娘を思わず望美と声をかけてしまう。

望美(柴咲コウ)は家族と結人(坂口健太郎)の前から姿を消した。結人は愛美(橋本愛)に連絡する。愛美は、結人がかつてした恋人代の仕事をしていた。客が来て、2時間3万円でデート代は客が払うシステムの説明をする。

進次(田中哲司)は部屋に閉じこもり口をきいてくれない妻・加奈(富田靖子)に手を焼く。息子・達也(竜星涼)は加奈と実の父親から手に入れた大金を手に「でっかいことやってやる」と家を飛び出す。競馬で賭けるが、負けてしまう。進次は残った100万円を加奈に返させようとする。加奈はメールで進次に望美がユーチューブで「時間を買っている」ことを伝える。

進次は望美のユーチューブの背景から居場所をつきとめ会いに行く。25年間を奪われた望美は、別人となり、一人で生活をしていた。

進次は望美のアドバイスで、心を閉ざした加奈に手紙を書く。達也は本心を話せと言う。過去にこだわっていることを話し、離婚届に署名すると、加奈は閉じこもっていた部屋から出て進次を許す。

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愛美が望美を訪ねる。望美に家に帰れと言うと、逆に「欲しがっても手に入れる努力しない」愛美が家に帰れと言う。愛美は小さいときから望美に嫉妬していたことを大声で叫び帰る。

結人は、望美の「情報とカネと自分だけが必要だ」というユーチューブの動画を見る。

結人回想:小学生のとき、望美の想いを受け入れなかった。

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結人は忘れ物を届けに望美を訪れる。望美は時代に乗った最先端の考え方をしている。結人は、結婚式を挙げた夢の話し、二人で望んでいた世界を実現しようと言う。望美は馬鹿にしたように笑い、「説教する暇があったら自分のことをちゃんとしろ」と言う。「結人は自分のことをさらけ出す勇気がない」と言って届けたモモの本やぬいぐるみを投げ捨てる。さらに私たちは「さよならを言うために出会ったの」と追い打ちをかける。

結人は実家を訪ねる。寝た切りの父は母とまだいがみ合っている。両親が腐っていくのを見るのが耐えられないと言って帰る。
多恵の家に行き、望美に会って元に戻すように玄関前で土下座して頼む。

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望美の妄想「少女が来て、あんたが一番時間を無駄にしている。」と言う。

多恵が訪れる。「たくさんの人を幸せにできるのは、あなたしかいない。こんなことは止めなさい」と言う。望美は、「家族からは邪魔者扱いだが、動画を見た人は共感してくれる。ママは自分のために頑張っただけだ。これからは自分のためにだけ生きていく。これが本当の私だ」と言う。

多恵は「じゃ一緒に死のう。自分の生き方はまちがっていた。こんな娘にするために看病していたわけでない」と言い、望美を窓から突き落とそうとする。”どっす”と音がする。多恵が床に倒れている。「なに、これ。何やっているのママ」

「35歳の少女」第9話 奇跡を起こせるのか!

望美(柴咲コウ)は多恵(鈴木保奈美)が倒れたことに衝撃を受けるが心は閉ざし続ける。

回想:3人がすき焼きを食べはじめ、望美はママを2階に呼びに行く。ママは立ってじっと見つめる。

危険な状態の多恵を愛美(橋本愛)と進次(田中哲司)が看病する。

くも膜下出血と心不全で倒れる。望美を殺そうとして倒れたと説明して去る。

愛美は実家で、多恵が倒れる前に書いた日記に「望美が改心したら家族みんなですき焼きを食べたい」を読み、冷蔵庫にすき焼きの食材が準備されていた。

日記を持って望美のところに行き戻るように説得する。しかし望美は拒否される。

愛美は進次に「ママは私が必ず元気にして見せる」と言う。

結人(坂口健太郎)は、進次から多恵が倒れたことを聞き実家に駆けつける。結人は多恵を望美の所に行くように頼んだことに責任を感じる。進次は結人に望美を頼む。

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進次は、加奈(富田靖子)の制止を振り切り、達也(竜星涼)が引きこもる部屋に突入する。息子に殴られ続けられながらも「お前の父親はオレしかいないんだ」と言う。達也は憤懣を吐露する。加奈の励ましも加わり最後には互いに心が通じ、達也は一緒に夕飯を食べる。

自分の幸せだけを考える決意をした望美は、ユーチューバーを続ける。10歳の自分が現れ、「そんな望美を許さない」と言う。

結人は学校では不登校になった生徒を指導するが難渋する。実家から寝たきりの父親が亡くなったという連絡を受ける。図書館で望美を探し、出会う。

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進次は望美に、多恵の録音した日記を聴かせる。毎日は25年間、毎日奇跡を願って看病していることを綴っていた。非常ベルが鳴り、とんぼのめがねを歌っていた時に奇跡が起こり、望美が目覚めた。

望美は多恵の病室に行き、とんぼのめがねを歌い、元に戻そうとする。

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奇跡的に目を覚ました多恵は、進次に「そのままでいてください。笑っているだけで娘たちは安心するから」と言う。愛美に「いい母親でなかったのでごめんね。あまりかまってあげられなかった。」と言う。望美には「ごめんね、この前あんな酷いことをして」と言う。望美は母に感謝する。
多恵は「ああよかった、やっとあなたたちより先に死ねる。・・・愛している、愛している・・」と言い続けながら息絶えてしまう。

葬儀場に結人が来るが挨拶だけで別れる。

3人ですき焼きを食べようとする。いない多恵を2階に呼びに行く。多恵を失った望美と愛美は、母の愛情に応えらえなかったことを悔やみあう。「会いたいよママ」と言って姉妹は抱き合う。

「35歳の少女」第10話 最終話

望美(柴咲コウ)は多恵(鈴木保奈美)を亡くした喪失感に沈みながらも、両親が残した家に愛美(橋本愛)と共に住むことを決める。
結人(坂口健太郎)との再会を望むが、中途半端な自分のまま連絡する勇気が持てずにいた。

今村家では家族として再生を始めた3人が食卓を囲んでいた。進次(田中哲司)の息子・達也(竜星涼)はハウスメーカーに再就職する。
進次は一級建築士を目指す決意を伝え、受け入れられる。

デザイナーとして就職先を見つけられない愛美は相沢(細田善彦)と遭遇する。相沢が藤子(大友花恋)と破局したことを知った愛美は、新しい会社で一緒に営業をしないかと誘われる。
家では、母を死なせてしまった罪悪感から放心している望美を見て、姉を元気付けようと結人からの電話を渡す。二人は近況を語り合う。

教え子がいじめを苦に転校を決めたことに悩む結人は無力感を感じていた。生徒の家に行き、助けになろうと必死に説得するが、生徒は部屋から出てくることはなかった。結人は自責の念から退職を決意する。最後の授業で自分がいじめにあったとき、友人に救われたことを語る。いじめられていた生徒が教室に現れ、生徒たちはこれからは「見て見ぬふりをしません」と次々に言う。
結人は学校に残ることになった。

愛美は望美が持ってきた「家族」がテーマのデザインコンクールに応募するため営業の仕事を断わる。
愛美の作品は優秀賞をとる。

望美は同級生・由美の結婚式に招待される、そこで結人と再会する。

望美は結婚式の司会を行い、出席者を感動させる。それを聞いていた出席者から、北海道のテレビ局アナウンサーをオファーされる。
望美は結人が浮気するのが心配でためらうが、結人の励ましで北海道のテレビ局に正社員として就職する。

望美と愛美は母の墓参りに行く。コンクールの受賞作品、「35歳の少女」(望美の肖像画)を墓前で見せる。
北海道のアパートにママが現れ、「よく頑張ったね、36歳の誕生日おめでとう」と言われ、夢から覚める。

 

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