井山裕太7冠も勝てなかった、コンピューターソフトAlphaGoが、新しく開発されたAlphaGoZeroに負けた。
井山7冠は、NHKのインタビューで、「コンピュータの打ち方は、参考になる」と語っていた。人には思いつかない良い手を打つそうだ。
AI(人工知能)は、自動車の運転などで、応用されているが、今回開発のAIを注目するのは、これまでのように過去の事例データを用いるのでなく、ルール(アルゴリズム)のみで次の手を考えることだ。
囲碁では、
・目を2つ以上で生き
・陣地が多い方が勝ち
というルールを与えるだけで、コンピュータが最適な手を打つのだ。
これを、国の施策をゲームとして考えてみよう。国内外の現状を碁盤、時々刻々変化する状況を相手の打ち手と見て、
・国民の支持率を最大にする
・外国との競争(経済、武力)で優位になる
と言うルールが一般的である。コンピュータは、なん通りもの試行を繰り返して、冷静に最善の打ち手を導く。
AIの打つ手の有効性が認められれば、各国がAIを使って競争することになろう。国単位で、「国民支持率と外交優位」の両方を保とうとすると、世界規模で同質化に向かうことが想像される。その結果、人々の多様性、幸福感は、減失するだろう。
上記のルールでは、たぶん不十分で、
・他国を侵略しない
・自然を尊重する
というのが、優先にならないだろうか。