NHK太陽の子:原子爆弾の開発を競っていた京都大学物理科学者達

  大戦末期、京都大学の物理研究室に海軍から下された密命は、核分裂のエネルギーを使った新型爆弾を作ることだった。
柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が戦争に翻弄された若者たちを演ずる。

出演

石村修 柳楽優弥
朝倉世津 有村架純
石村裕之 三浦春馬
石村フミ 田中裕子

進行

朝倉世津(有村架純)は 空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失う。
幼馴染の修(柳楽優弥)の家に祖父と居候することになる。
京都大学の物理学研究室では海軍から核爆弾の開発を依頼されトリウムの核分裂の実験をしている。
硝酸ウランを使い核分裂が起こさせて、「ウラン235」を抽出する実験をしている。
濃縮ウランを作るには超高速回転が必要だった。
1939年に核分裂によるエネルギーが発見され世界の研究者が実用化の競争していた。

1分巻20万回転が必要な装置が必要だった。原子核爆弾(Atomic Bomb)はアメリカでは Nuclear Bomb と呼んでいた。

修は硝酸ウランを調達するために陶器の窯元へ行く。

弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰国した。肺を治すために戦地からしばらく静養が必要だった。母(田中裕子)と世津は裕之が帰ってきて喜ぶ。

大学の実験室。回転装置がうまく進まない。京都でも空襲がはじまり防空壕で避難する。

回想:修は幼少の時コマ回しが好きだった。

修は実験に夢中になるあまり避難を忘れる。実験しているの仲間は、大学で爆弾を作ることに疑問を抱く。先に原子核爆弾を作ったものが世界の運命を決めると議論している。この戦争が始まったのは各国がエネルギー資源を求めたと話す教授。

アメリカの大学の論文を調べる。修は遠心分離機の開発を続ける。修の部屋に世津がくる。修は世津に原子はこの世界で循環していると教える。核分裂の時に発する綺麗な色の説明をする。

研究室でアメリカ軍のラジオ放送を聴く。沖縄が占領されたことを知る。遠心分離機はまだ完成しない。修は窯元訪れるが、身内が空襲で亡くなっていた。

修が研究没頭しているのが気に食わない同僚が修を殴りかかる。乱闘中に装置が壊れる。

3人で海岸に行く。裕之は修に軍に戻る決意を伝える。 帰り道バスが止まり野宿する。
裕之が抜け出し、海に入ろうとするのを修が助ける。 海岸で3人抱き合う。

世津は戦争後に教師になると語る。男二人に教育の必要性を説き、二人の無事を祈る。

「TNT502万トン相当の原子爆弾を広島に投下した」とアメリカのラジオ放送から聴く。太陽のエネルギーが戦争を終わらせたとも。

修は廃墟となった広島へ調査に行く。 まだ生きている子を抱き上げる。

裕之が特攻隊員として戦死した。

広島と長崎の次に京都に落とされるという噂があった。修は家族に京都から逃れるように勧める。

修は比叡山に登り爆発の瞬間を見ると言う。母から科学者といえども見物するのはどうかと咎められる。

母は京都を動かないと言った。 戦争が終わり修は再び広島を尋ねる。

あらすじ

太平洋戦争末期、京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修(柳楽優弥)は、海軍から命じられた核エネルギーを使った新型爆弾開発のための実験を続けていた。

空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った幼なじみの朝倉世津(有村架純)が、修の家に居候することになる。

修の弟の裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅し、久しぶりの再会を喜ぶ。爆弾開発の実験がなかなか進まないなか、研究室のメンバーは研究を続けていく事に疑問を持ち始める。

裕之が再び戦地へ行くことになったやさき、広島に原子爆弾が落とされたという知らせが届く。

研究者たちは広島に向かい、そこで焼け野原になった広島の姿を目撃するのだった。