運転免許証の更新時、マイナ免許書に変更:必要な暗証番号は?

マイナンバーカードの一体化には、4桁の数字と署名用電子証明書の暗証番号(6~16桁アルファベット、数字)が必要。はがき記載の「4桁の番号2組」は間違い。

制度概要

運転免許証とマイナンバーカードを一体化する新しい制度が開始されました。マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報を記録し、1枚のカードで両方の機能を利用できる「マイナ免許証」を取得できます。
この一体化はまだ任意の制度で、義務ではありません。更新するとき、3つの選択肢から自由に選ぶことができます。

選べる3つのパターン

  1. 従来の運転免許証のみを保有する
    これまで通りの運転免許証を使用し、一体化は行わない方法。更新手続きも従来通りに行える。

  2. マイナ免許証のみを保有する
    運転免許証の情報をマイナンバーカードに移行し、従来の運転免許証は返納する。カードを1枚にまとめることができる。費用が一番安い。
    更新場所ではあまり勧められない。利用者には一番便利だが、警視庁とデジタル庁との調整が不十分の性だと推測される。

  3. マイナ免許証と従来の運転免許証の両方を保有する
    マイナンバーカードに免許情報を記録しつつ、従来の運転免許証も手元に残しておく方法。

必要な準備と手続き

事前に必要なもの

マイナ免許証への切り替えを希望する場合、以下のものを準備する。

  • マイナンバーカード
    顔写真付きの有効なマイナンバーカードが必須。申請から受取まで約1か月程度かかる。
    カードと登録時の4桁の数字の暗証番号が必要。10年毎に更新。

  • 現在の運転免許証
    持参する必要がある。

  • 署名用電子証明書の暗証番号
    マイナポータルとの連携手続きを行う。市区町村窓口で設定した6〜16桁の英数字による暗証番号が必要。5年毎に更新。

  • 視力検査に必要なもの
    メガネやコンタクトレンズなど、日常的に使用しているものを持参する。

  • 手数料
    現金またはクレジットカードで支払う。手数料は選択するパターンによって異なる(後述)。

手続きができる場所

通知はがきに記載されている運転免許センターや警察署。東京都では、予約する必要なない。

マイナ免許証の特徴

記録される情報

マイナ免許証では、マイナンバーカードのICチップに以下の情報が記録される:

  • 運転免許証の番号
  • 免許の取得年月日と有効期限
  • 免許の種類(普通、大型など)
  • 免許の条件(AT限定、眼鏡等使用など)
  • 顔写真(更新時に新しく撮影)

カード券面の表示について

マイナンバーカードの券面には、運転免許に関する情報は一切記載されません。

免許情報の確認方法

マイナ免許証に記録された情報は、以下の方法で確認できる:

  1. マイナポータルにログインして確認
    事前に署名用電子証明書のパスワードを警察に提出し、マイナポータルとの連携手続きを行う必要がある。
    PCは、カードリーダーを使ってログインして確認できる。更新時の顔写真が確認できる。

  2. 専用のマイナ免許証読み取りアプリを使用
    スマートフォンアプリで顔写真を含む情報を確認できる。

マイナ免許証、1枚持ちのメリット

1. 携帯するカードが減る

マイナンバーカードを健康保険証とも紐付ければ、1枚のカードで身分証明書、健康保険証、運転免許証として機能します。財布やカードケースをスッキリさせることができる。

2. 住所・氏名変更手続きのワンストップ化

従来は引っ越しや結婚などで住所や氏名が変わった場合、市区町村役場と警察署(または運転免許センター)の両方で手続きが必要だった。

マイナ免許証にすることで、本籍・住所・氏名・生年月日の変更があっても、市区町村への届出だけで完了し、警察への届出は不要になる(ただし、マイナ免許証のみを保有し、必要な手続きを事前に完了している場合に限ります)。

マイナ免許証ワンストップサービスとは、マイナンバーカードに運転免許証の情報が記録された「マイナ免許証」のみを保有している人が対象となるサービスで、住所や氏名、本籍などの変更手続きを市区町村で行うだけで、警察への免許証記載事項変更届出が不要になる。​

サービスの概要

  • 市区町村でマイナンバーカードの基本情報を変更すると、自動的に運転免許証の記載事項も変更される。​
  • 住所や氏名の変更手続きがワンストップ化され、警察署などへの別途届出は不要です。​
  • 本籍の変更も同様に市区町村の窓口で行うことで、警察への届出は不要になる。​

対象と必要な手続き

  • マイナ免許証のみを保有している人だけが対象です。​
  • サービスを利用するには、有効な署名用電子証明書が必要です。​
  • 利用開始手続は運転免許センター、運転免許試験場、または一部の警察署で行える。​

その他のメリット

  • マイナポータルを通じて免許情報の確認や本籍のオンライン変更、オンライン講習の受講も可能になる。​
  • 電子証明書の有効期限が切れていると、ワンストップサービスやオンライン講習は利用できません。​

このサービスにより、住所や氏名の変更手続きが大幅に簡略化され、利用者及び行政への負担が軽減される。​

3. 更新時講習のオンライン受講が可能

優良運転者講習と一般運転者講習の対象者であれば、自宅などで都合の良い時間にスマートフォンやパソコンを使って講習を受講できる。

ただし、オンライン講習受講後も、運転免許試験場や警察署などでの免許証更新手続き(視力検査など)は必ず必要です。

4. 手数料が安くなる

新規取得時や更新時の手数料は、選択するパターンによって異なる。

更新時の手数料(東京都)

  • 運転免許証のみ : 2850円
  • マイナ免許証のみ : 2100円
  • 両方保有 : 2950円

注意点とデメリット

1. 有効期限の管理が別々

マイナンバーカードと運転免許証の有効期限は異なる。2025年9月1日からは、マイナンバーカード更新時(10年毎)に新しいカードへ免許情報が自動的に引き継がれる運用が開始された。
1枚持ちでも従来と同じように免許書更新時期に通知はがきが届くので、心配ありません。
マイナンバーカードの署名用暗証番号の有効期限は5年。事前に更新の知らせが来るので対応が必要。

2. 紛失時の再発行に時間がかかる

従来の運転免許証は即日再発行が可能だったが、マイナ免許証を紛失すると、マイナンバーカードと運転免許証を同時に失う。マイナンバーカードは、最短5日程度での再発行が可能になる。
紛失時はマイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に電話すると、利用停止ができる。

3. スマートフォンでの利用制限

電子証明書を搭載したAndroidスマートフォンをマイナ免許証として用いることはできません。運転時や各種手続きの際には、必ず実物のマイナンバーカードを携帯する必要がある。

4. 海外での運転には使えない

マイナ免許証のみでは、券面に免許情報が記載されていないため、海外で運転することはできません。海外で運転する場合は、従来通り各国の規制に応じた方法(国際運転免許証の取得など)が必要。

5. レンタカーで利用できない場合がある

レンタカーなど、一部の民間事業者ではマイナ免許証に対応しておらず、従来の運転免許証の提示を求められる場合がある。

手続きのタイミング

マイナ免許証への切り替えは、運転免許証の更新時期以外でも行うことができる。ご自身の都合に合わせて、適切なタイミングで手続きを進めることが可能です。

まとめ

マイナンバーカードと運転免許証の一体化は、カードの枚数削減や手続きの簡素化といったメリットがある一方で、紛失時のリスクや有効期限管理の注意点もある。
更新場所では2枚持ちを勧めます。更に、意味不明のマイナ免許書用の4桁数字の暗証番号を登録させられます。デジタル庁との調整が不十分なようです。

マイナ免許証の制度は任意です。過渡的な段階なので理解できないところが随所見受けられるますが、とりあえずはご自身のライフスタイルやニーズに合わせて、選ぶことができます。