目次
レンアイ漫画家とは
恋愛って何ですか?
愛を知らない恋愛漫画家と、愛を見つけたい女子のラブコメ。
フジ 木曜 22:00 4月8日~
原作:山崎紗也夏
『シマシマ』『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』
脚本:松田裕子
『花咲舞が黙ってない』『東京タラレバ娘』
「レンアイ漫画家」キャスト
刈部清一郎(かりべ せいいちろう) 鈴木亮平
漫画一筋で恋愛下手な漫画家
久遠あいこ(くおん あいこ) 吉岡里帆
アラサー女子
刈部レン(かりべ レン) 岩田琉聖
清一郎の甥
刈部純(かりべ じゅん) 白石隼也(青年期:奥平大兼)
清一郎の弟。故人。
向後達也(こうご たつや) 片岡愛之助
清一郎の担当編集。
金條可憐(きんじょう かれん) 木南晴夏
清一郎の後輩漫画家。
早瀬剛(はやせ つよし) 竜星涼
一流企業勤務のエリートサラリーマン。
大倉シンゴ(おおくら シンゴ) 稲葉友
小学校教員。
二階堂藤悟(にかいどう とうご) 眞栄田郷敦
あいこ行きつけのカフェバーの店長代理。
伊藤由奈(いとう ゆな) 小西桜子
二階堂のカフェバーのウェイトレス。
「レンアイ漫画家」第1話 あらすじ
久遠あいこ(吉岡里帆)が働く『あかり葬祭』では、若くして事故で亡くなった苅部純(白石隼也)の葬儀が営まれていた。 純は、あいこの高校時代の初恋相手。
あいこは先輩社員から純の忘れ形見の息子、レン(岩田琉聖)の面倒を見るよう指示される。 母親もいないため、レンは突然ひとりになってしまっていたのだ。
あいこがレンに挨拶をしていると、黒のパーカーでフードを被った大柄な男がやって来る。 あいこがレンに誰かと尋ねると、伯父だと答えた。純の兄、刈部清一郎(鈴木亮平)だった。 葬儀にそぐわないその風体に、親戚たちは変人にレンが育てられるのか、と呆れている。あいこが、そんな声を聞いているとレンがいなくなった。
高所で涙ぐんでいるレンを見つけたあいこは、その姿に純を重ねる。あいこは高校時代に純に5回も告白して交際してもらったことなどをレンに話し、思わず涙目になる。
あいこに、レンがハンカチを渡そうと放ると、いつの間にか現れた清一郎がキャッチする。 驚くあいこに、清一郎は「レンアイしろ、死ぬ気で恋愛してみないか」と言って詰め寄る。あいこは思わず清一郎を突き飛ばしてしまう。清一郎は頭を打ってうずくまる。
清一郎にケガをさせたことが原因で葬儀社を解雇されてしまったあいこ。職探しも難航する中、アパートに戻ると、不審な男が声をかける。 出版社の向後達也(片岡愛之助)と名乗る男は、あいこに仕事を依頼したいと持ちかけ、ある豪邸に連れて行く。
あいこを迎えたのはなんと葬儀場で突き飛ばした男・清一郎だった。清一郎は正体を隠して大ヒット漫画「銀河天使」の連載を続ける人気少女漫画家だという。 その漫画のネタのために疑似恋愛のミッションを依頼されたあいこ。
清一郎が設定した恋愛をして報告する。お金のための恋愛は嫌だと断る。
門前でレンに出会う。始めてきたレンに清一郎は「仕事の邪魔をしたら出ってもらう」という。
30才のあいこは空しい1人暮らしをしている。
向後達也はあいこを訪れ、再度、疑似恋愛の仕事を頼む。あいこは正式に断る。瀬一郎は「漫画を馬鹿にしているのか。文句があったら対等になってから言え」という。あいこは「ちゃんとした恋愛ができないからだ」という。相手が女好き、束縛する、働かないヒモだった。清一郎は「ダメ男ホイホイだ。君しかいない報酬は100万円。10秒で決めろ。」お言う。「やります」と答える。
丸の内に努めるOLとなる。誓約書にサインし、明後日に決行することになる。
荒唐無稽な恋愛の仕事を始める。
丸の内で向後の知り合いと出会う。事前に相手の趣味のラグビーの講義を受ける。
着飾って丸の内に行く。向後はスマホで撮影する。カフェで男を探すが制限時間の8時30分まで見つからない。そこに相手・早瀬剛(竜星涼)が現れる。
戻ってリアルな状況を清一郎に報告する。ラグビーの話で盛り上がり、名前を交換する。明日の朝また会う約束をした。報告を聞き刈部の筆が乗ってくる。
次のミッションはデートに誘うこと。
翌朝カフェで会い、スポーツバーでデートを約束する。
清一郎に、早瀬と体に触れてキュンとしたことを伝える。清一郎はそれを再現させる。
あいこは早瀬を本気にさせて良いのか悩みだす。
これ以上早瀬さんをだませないという。清一郎は「君は馬鹿なのか嘘をつきとおせば真実になる」といって続けさせる。あいこは早瀬に騙していたと謝る。レンから携帯に電話で清一郎が倒れていると報告がある。急性腰痛症(ぎっくり腰)だと言い、原稿とペンを持って来いという。締め切りに間に合わせるためだ。
刈部は痛みをこらえながら漫画を描き始める。消しゴムかけてくれとあいこに頼む。
全部嘘だったと相手に伝えたことを報告する。清一郎は「もどれ。諦めるな。嘘を真実に変えてみろ」と言って、早瀬のところに行かせるが、閉店して誰もいない・・だが、早瀬がいた。「戻ってくれる気がしたから」。
清一郎は「レンが電話してくれたから間に合った。もう対等だ」という。
清一郎は「あの男と別れてこい」と次のミッションを出す。
清一郎は弟の純からあいこから告白されたことを話していたことを思い出していた。
「レンアイ漫画家」第2話 あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)に早瀬剛(竜星涼)と別れるよう指示。清一郎が描く漫画のための恋愛ミッションとはいえ、早瀬に本気になりかけているあいこには受け入れがたい。
清一郎とあいこが押し問答をしていると、レン(岩田琉聖)が来て学校に行きたいと話す。行きたいなら行けと言う清一郎に、レンは子供には転校の手続きが出来ないと訴えた。清一郎に意見するレンに、あいこは二人の関係の変化を感じる。すると、レンは清一郎とは対等になったとあいこに告げた。清一郎は仕方なくレンから手続きに必要な書類を受け取るが、この手のことが不得手なため、あいこに押し付ける。
あいこは二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で向後達也(片岡愛之助)と会い、レンの転校手続きを代行した慰労をされる。そんなあいこのスマホに早瀬からメッセージがくる。向後はあいこと早瀬が良い関係になっていると思うが、実は逆。清一郎から「別れろ」と指示されたと話すと、向後は大賛成で設定通りに進めるよう頼む。
転校初日のレンを迎えに来たものの、やっぱり断ろうとしたあいこだが、清一郎に二日酔いだとばれ、言い負かされてしまう。そして、早瀬と別れる件についても、ミッションは明日までだと聞く耳を持たない清一郎。仕方なくあいこはレンを連れて学校に行く。すると、そこに強烈な個性を放つ女性漫画家・金條可憐(木南晴夏)が赤い車で娘を送りにくる。
清一郎の新作漫画「銀河天使」は大好評。
あいこは早瀬とラインで交流している。
レンは清一郎が父とレンを丸子橋で描いた絵を大切にしている。
川瀬は向後にあいこが気に入ったことを伝える。
清一郎は過去に弟の性で恋愛をできなくなった。レンを引き取ったのもそれが関係していた。
あいこは清一郎の代表作「銀河天使」38巻を朝まで読みその世界に没入する。清一郎はとんでもない天才だった。
「銀河天使」の最新号にはあいこが恋愛の様子がつぶさに描かれていた。
レンが学校に来ていないと連絡を受け、清一郎はあいこと丸子橋に行く。レンは父との絵を持ちながら丸子橋にいた。清一郎は泣いていいんだと言って慰める。一人でここに来るな、オレに頼めと言う。
帰りがけあいこは「銀河天使」を読んだことを知らせる。
川瀬とのデートで「私にはもったいない人だから」と頭を下げ、泣きながら別れる。
あいこは清一郎の前で別れの場面を再現する。
しかし報酬100万円は期限に間に合わなかったので受け取れない。
あいこは「詐欺だ。別れたくなかった」と叫ぶ。
レンは友達を自分の屋敷に誘う。
あいこの次の恋愛相手はレンの担任の大倉先生。
清一郎が路上で職務質問を受けているところをあいこが救う。
「レンアイ漫画家」第3話 あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は久遠あいこ(吉岡里帆)に課す新たなミッションを思いつく。テーマは教師との“禁断の恋”。清一郎はレン(岩田琉聖)の担任、大倉シンゴ(稲葉友)を対象にしろと言うのだ。向後達也(片岡愛之助)も乗り気で、あいこの話を聞こうともしない。そんな時、レンが刈部邸に友達を連れて来たため騒動に。あいこはミッションを断って家を後にする。
あいこが帰ると、住人たちが、アパートがシロアリのため倒壊の危険性があるため早急に立ち退かなければならなくなったと話している。お金も仕事も家も無しに。
あいこがカフェで愚痴っていると、二階堂藤悟(眞栄田郷敦)が自宅の部屋が空いていると提案する。あいこはそれは出来ないと断る。
友人はみな頼れそうになく、頼れる家族もいない。おまけに就職活動した会社からの不採用通知も届いた。
あいこは再び清一郎を訪ね、前回のミッションも漫画の役に立っていると報酬を求める。だが、報酬は全て完遂したらという契約だったと言われてしまう。
あいこは、次は契約を“出会い”“デート成功”などミッション別にして、ミッション毎の報酬を提案する。断るのかと思いきや、清一郎はあっさり承諾した。
早速、清一郎はレンの学校の三者面談ミッションを指示する。イケメン教師との禁断の恋プロジェクトが始動する。
あいこは、向後のアドバイスでギャル風な出で立ちで三者面談に挑む。大倉の優しさや誠実さに惹かれるあいこ。大倉から焼き鳥屋に誘われる。大倉は10年付き合っている彼女との関係がうまくいかないことを打ち明ける。あいこがグチると大倉は好意を見せる。
清一郎は、次のミッションは略奪愛だという。
大倉から連絡が入り、脈があると感じ、略奪愛のミッションを受ける。
レンは父の大事にしていた女子高校生の絵について清一郎に尋ねるが返事を貰えない。
大倉が呼び出したのは、本当に大事なのは彼女だと分かり結婚することを報告するためだった。
ミッションは失敗となり、報酬をもらえない。
レンが腹痛で倒れあいこが背負って病院へ運ぶ。点滴したあと、家に戻り介抱する。
清一郎は寝ているレンとあいこを優しくうちわで扇ぐ。
高校生の兄とあいこが土手を歩いているところをスケッチしていたことを思い出す。
あいこは荷物を持って家を出る。清一郎がバス停に駆け付け、あいこに引っ越し先が見つかるまで居候してもよいと言う。
レンは同居のルールで、「朝ごはんは3人で食べること」を清一郎に承諾させる。
次のミッションは「友情から恋愛に変わる過程」になる。
ターゲットは二階堂藤悟(眞栄田郷敦)だ。
「レンアイ漫画家」第4話 あらすじ
久遠あいこ(吉岡里帆)を居候させることを決めてしまった刈部清一郎(鈴木亮平)だが、向後達也(片岡愛之助)の忠告に、不安を募らせる。数々のルールは決めたもののすでにレン(岩田琉聖)も同居しているため、慣れない共同生活に清一郎が耐えられるかと向後は心配する。
生活リズムが乱され、狼狽する清一郎。
あいこは刈部邸での生活費を一部分担するにあたり、どれも高級品ばかりだと気づいて戸惑う。
清一郎に課せられたミッション“友情から恋愛に変わる過程”のアルバイトを実行する。
二階堂藤悟(眞栄田郷敦)に恋愛ミッションを出来レースのバイトで受けてくれないかと頼むあいこ。だが、前に話したときは乗り気だったのに、なぜか断られてしまう。
刈部邸に戻ったあいこは正直に事情を話し、ミッションの変更を頼む。すると、清一郎は“格差レンアイ”を思いつく。社会的地位のある男前の独身貴族とレンアイしろと言うのだ。
カフェで新たなミッションについて向後と話し合った帰り道、何者かにつけられている気配を感じるあいこ。刈部邸に着くと漫画家の金條可憐(木南晴夏)が麻央(星乃あんな)と訪ねて来ていた。
刈部に挨拶したいという可憐。敬愛する漫画家の刈部まりあの邸宅だろうと執拗に疑う可憐をあいこは何とか交わす。
マッチングアプリのプロフを向後に手伝ってもらい、あざとい女子になりきる。アプリでセレブの矢代から食事を誘われる。
リムジンでシャンパンを飲み、高級レストランで食事をしてテンションが上がるもののキュンがなかった。
清一郎にうちわであおがれたとき、キュンだったと思い返す。
レンの誕生日祝いにあいこは水族館に連れていく。清一郎も水族館についてくる。矢代が女と歩いているのに遭遇する。矢代はあいこに「彼氏がいないのに男といるのは裏切り行為だ。男の自分は女がいてもはいいが、女はダメだ」と言う。あいこに謝罪を強要して詰め寄り、手を上げると清一郎が手をつかみ、「貞操を守るのは女性だけではない」と凄み、矢代を追い払う。
「君は本当にダメおとこホイホイだな」と言って微笑みあう。
家に戻り3人であいこの手料理でレンの誕生祝をする。
「レンアイ漫画家」第5話 あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)の家に居候する久遠あいこ(吉岡里帆)が朝食の準備をしていると、インターフォンが鳴る。 レン(岩田琉聖)が応対しようとするが、あまりにしつこい連打に、あいこが制した。あいこは、最近一人で歩いている時に誰かにつけられているような気配を感じていたのだ。あいこが意を決してモニターを覗くと、そこには向後達也(片岡愛之助)が立っている。安堵するあいこだったが、ストーカーを不安がっていた様子を、清一郎にバカにされてしまう。
あいこが玄関を開けると、そこには向後と共に威圧感のある女性がいた。あいこの姉、緒方るりこ(観月ありさ)だった。るりこはあいこに会うためにアパートに行ったら取り壊されていたため、そこで出くわした男から情報を聞き出し、ここまで連れてきてもらったという。
リビングに通されたるりこは、いきなりあいこに清一郎と結婚する意思があるのか確認し始めた。「同じ屋根の下で同棲、イコール結婚」という厳格な考えを持つるりこ。幼いころから母親代わりとなって面倒を見てきてくれたるりこに心配をかけまいと、あいこが返答に窮していると、向後が清一郎ともども廊下から呼び出した。清一郎のことをあいこの恋人だと思い込んでいるるりこに対し、向後が二人に提案したのは、清一郎とあいこの疑似恋愛。それも、すべては『銀河天使』のネタのため、だという。向後のまさかの提案に、清一郎は渋々従う。
向後はるりこを買い物に誘う。
買い物をしている間あいこはるりこに説明するための恋愛ストーリーを清一郎と錬る。
ハグの練習は清一郎に拒否されてしまう。
清一郎は『銀天』の男は弟の純に似ていると呟く。
金條可憐(木南晴夏)は玄関でるりこに会い、刈部まりあだと思い込む。
るりこは夕飯の材料を買ってきて泊まることになる。恋愛相手になり切る清一郎は、あいこと仲の良いところを見せる。るりこはワインを飲み酔いが回り、二人を公園にデートに行かせる。清一郎は公園でハグの練習だと言って抱きしめ、あいこも応える。
あいこがソファーで寝ようとすると、清一郎は「そこに寝るつもりか」と近寄り、仕事場で寝かせ、純の話をする。
るりこは帰り際、清一郎の耳元で「あいこを甘えさえてくれてありがとう」と囁く。
るりこは二人で恋人のフリをしていたことに気づいていた、とあいこに告げ去る。
レンは清一郎に、「描いた(少女の)絵はあいこさんですか」と聞く。
「レンアイ漫画家」第6話 あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)を慰めるためにハグしたのだが、その瞬間を思い出しては困惑していた。
二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店では、あいこもついハグの瞬間を思い浮かべていた。そのハグを目撃してしまった二階堂と伊藤由奈(小西桜子)もなんだか複雑だ。
レン(岩田琉聖)は父の遺品にあった女子高生の絵を清一郎に見せる。レンは清一郎が描いた女子高生があいこではないかと思ったのだ。しかし、清一郎は否定する。
あいこが店を出ようとすると、由奈が体調を崩す。あいこは心配する二階堂の様子で二人の関係に気づいた。
自分が店番をするので由奈を病院に連れて行くよう二階堂を促す。店に戻った二階堂は、由奈が2,3日の入院が必要と診断されたので、その間、店の手伝いをして欲しいとあいこに頼む。
あいこから話を聞いたレンは夕食を一緒に食べられないと寂しがる。
『銀天』の最新ネームにハグ・シーンが描かれているのを見て、向後達也(片岡愛之助)はそのリアルさに、実際にあいことハグしたのではないかと疑う。二階堂の店を尋ねると、そこに早瀬剛(竜星涼)や金條可憐(木南晴夏)もやってきた。早瀬と可憐がいつの間にか繋がっていると知り、焦る
出前の注文が入り、あいこが出る。珈琲一杯という注文が清一郎から入り届ける。さらに夕食の注文が入り二階堂が届ける。由奈は電話であいこに、二階堂に近づき過ぎないように釘を刺さす。
レンは「女子高生の絵が自分の母ではないか」と清一郎に問うと「出てけ!」といわれあいこの店に行く。寝ているレンを背負って家に戻る。
二階堂はあいこを抱き寄せ唇を合わせる。
「レンアイ漫画家」第7話 あらすじ
清一郎は仕事部屋に金條可憐(木南晴夏)と入ったレン(岩田琉聖)に思わず「出て行け!」と怒鳴ってしまったことを悔やんでいる。さらに、久遠あいこ(吉岡里帆)に「これは家族の問題だ」と、突き放したことも。レンが、写真に写る女子高生を母親ではないかと疑っており、清一郎は動揺してまったのだ。そして、何より気がかりだったのは、突然かかってきた電話だった。美波と名乗るその女が、訪ねてくると告げていた。
朝、清一郎はあいこに謝る。また、レンに学校帰りにあいこのバイト先で夕食を食べて来るよう伝える。家を出て行かなくて良いと知り、喜ぶレン。
バイトに向かったあいこは、昨日の二階堂藤悟(眞栄田郷敦)からの突然のキスに戸惑いを隠せずにいた。何事もなかったように大人対応しようと決意するあいこだったが、二階堂の様子は明らかにギクシャク。
向後達也(片岡愛之助)は編集長から『銀河天使』の日本漫画大賞ノミネートを命令された。賞レースを毛嫌いしている清一郎。向後は困窮する。
刈部宅のインターフォンが鳴る。身構える清一郎だが、可憐だった。刈部まりあの正体を知ったという可憐は、一方的に『銀天』への熱い思いを語り、「性別に関係なく、私がまりあ先生をお守りします」」と言い出す。
そこへ花束を抱えた純の元妻・美波が来る。居留守を使おうと焦る清一郎にトラブルを察した可憐は、結婚前提の付き合いをしていることにして応対する。
美波は清一郎に想われいたのを知りつつ、弟と結婚してレンを産んでいた。美波は清一郎に助けを求めるが、追い返される。
由奈は二階堂とあいこのキスを知って嫉妬しつつよりを戻すとする。
清一郎はあいこと酒を呑みながら、弟と美波の思い出を語る。あいこは後ろから清一郎を抱きしめ「愛」を告白する。清一郎はうろたえ自室に行く。
「レンアイ漫画家」第8話 あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)の告白に激しく動揺していた。なぜ彼女が自分に恋愛感情を抱いたのか理解できず、悶々としてしまう。あいこも、普段通りに振る舞おうとするが、とうてい平静ではいられなかった。
向後達也(片岡愛之助)は『銀河天使』を日本漫画大賞にノミネートした事を、いつ清一郎に伝えようか悩んでいた。向後の様子を見ていた二階堂藤悟(眞栄田郷敦)は、清一郎が『銀河天使』の作者だと気付く。
二階堂は別れたばかりの元カノ伊藤由奈(小西桜子)とは、気まずい雰囲気のままだったが、由奈は店を辞めず働き続けるという。
刈部家へ向かった向後はレン(岩田琉聖)を見つけた。その隣には清一郎の古くからの友人という秋山美波(内田理央)の姿がある。レンと一緒に再び家にやってきた美波に目を見開く清一郎。レンが自分の部屋に行ったところで、美波がレンに母親だと伝えてないことを確認する。事情を知らない向後は、緊迫した空気の二人に戸惑うも、あいこにリビングから連れ出される。
美波は離婚してから一度もレンに会いたがらなかったではないか、と問い詰める清一郎。美波は、それは父親の純が望まなかったからだと言い訳し、今ならレンと暮らせる気がする、清一郎と三人なら、と言い出す。あいこから事情を聞いた向後は、清一郎の危機を察知、5人でレストランで会食し、あいこと美波を追い返そうとするが逆効果だった。
美波は3人で生活しようと持ち掛けるが、レンからも清一郎からも拒否される。
あいこは二階堂から言い寄られるが拒否する。
あいこは邪魔をしたくないと言って家を出ようとする。
清一郎はあいこへの愛に目覚め、あいこを公園で抱き寄せキスをする。
刈部清一郎(鈴木亮平)はあいこに「君が内から出ていく必要はない」と言い公園を去る。
「レンアイ漫画家」第9話 あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)と久遠あいこ(吉岡里帆)のキスを目撃してしまった早瀬剛(竜星涼)は衝撃を隠せないでいた。二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で、向後達也(片岡愛之助)と金條可憐(木南晴夏)に報告する早瀬。あの二人がキス、それも清一郎から、ということに驚く一同。レン(岩田琉聖)も聞いていた。
刈部家の食卓では清一郎とあいこが互いを意識しすぎて、ぎこちない。そんな二人に「お付き合いしてるんですか」と単刀直入に聞くレン。慌てて誤魔化す二人。清一郎はレンに説明しようと思うが、そもそも「付き合う」とはどういう意味なのか、堂々巡りの思考に陥ってしまう。結局、清一郎がなんとかできたことは、あいこに今描いている原稿を書き上げたら「食事に行かないか」と尋ねることだった。
編集部に戻った向後は、SNSで『銀天』をエゴサしていると『銀天』が炎上騒ぎになっていた。
「悲報、刈部まりあはおっさん」など、清一郎の画像つきで拡散されている。動揺する向後。炎上騒動を知った可憐と早瀬は刈部家へ行き、あいこに事情を話す。
向後は山田編集長(林和義)と炎上への対策を検討していた。そこへ『銀天』が日本漫画大賞を獲得したと連絡が入る。清一郎に黙って応募してしまった上、この炎上騒動、賞は辞退するしかないという向後だったが、編集長から「炎上を逆手にとれ」と言われてしまう。
SNSで住所が公開され野次馬が押し掛ける。
作品を中傷されてふさぎ込んでしまった清一郎は、あいこも寄せ付けなくなる。
向後は清一郎の部屋のドアの前で、出会いからのいきさつを語る。清一郎が自作を出版社に持ち込んだ時、向後はいち早く才能を見抜き我慢強く育て上げていた。
授賞式で向後が受賞辞退しようとすると、清一郎が現れ、マイクの前に立ち「はじめまして、苅部まりあです。銀河天使は支えてくれた担当編集者と読者に感謝する」とスピーチする。
帰り道、あいこに付き合っているか確認しようとすると、あいこから唇を寄せる。
「レンアイ漫画家」第10話 あらすじ
ついに、付き合うことになった刈部清一郎(鈴木亮平)と久遠あいこ(吉岡里帆)。レンアイは自分とは無関係と思っていた清一郎は、仕事部屋にあいこを入れてしまう心の変化に戸惑う。だが、幸せを感じていた。
朝食で、レン(岩田琉聖)から再就職の面接先を聞かれたあいこは編集プロダクションだと答える。清一郎と向後達也(片岡愛之助)を見ていて興味を持ったのだ。さらにレンが清一郎の仕事の手伝いは終わったのかと聞くと、その契約は終了したという。
金條可憐(木南晴夏)と早瀬剛(竜星涼)が訪ねて来る。可憐は日本漫画大賞受賞のお祝いと、二人のレンアイが始まった記念だと花束を渡す。また、早瀬は、あいこのストーカーを卒業したようだった。
清一郎はあいこに面接後の予定を尋ねる。午前中にネームを上げるので、保留となっていた食事に行こう、と。すると、あいこは遊園地デートを逆提案。あたふたする清一郎と嬉しそうなあいこ。そんな二人の様子をレンも微笑ましく見ていた。
向後は読者アンケートで『銀河天使』が追い詰められていることが気になっていた。最近の『銀天』のクオリティにも不安をもつ。
あいことデートする清一郎。至福の二人。だが、清一郎はネームを仕上げられずにいた。「まっとうな幸せは才能をダメにする」という呪いと直面する清一郎。そして、初めて原稿が締め切りに間に合わず連載を落としてしまう。
あいこは「清一郎が漫画を描き進めることができなくなったのは、自分の性だ」と判断し、清一郎とレンを残して家を出る。
「レンアイ漫画家」第11話(終) あらすじ
「まともな幸せは作家をダメにするのか…?」久遠あいこ(吉岡里帆)と初めてのレンアイを始めたものの、全く漫画を描き進めることができなくなってしまい、苦悶に苛まれ、倒れてしまった刈部清一郎(鈴木亮平)。責任を感じたあいこはついに刈部家を後にする。
あいこを失った失意と喪失感の中、ペンを握った漫画家・刈部まりあこと清一郎は、振り絞るように原稿を描き上げた。ギリギリ印刷所の入稿が間に合い、2回続けて原稿を落とすことは免れる。入魂の神回となった令和編ラストを仕上げることができ、憑き物が落ちたようになった清一郎は、向後達也(片岡愛之助)に、再開未定の『銀天』休載を正式に申し出る。
それから1年が経過。未だにあいこの居所は行方知れずだった。レン(岩田琉聖)との二人暮らしもすっかり板についた清一郎だが、その姿は全くの別人になっていた。
朝はランニングに、昼はデイトレ、体を作り込み食にも気を使い、お菓子作りに異業種交流会とあまりにも清一郎らしからぬ姿を見せる。
キラッキラのリア充パリピ(party people) 化した清一郎のあまりの豹変ぶりに驚きを隠せない向後や金條可憐(木南晴夏)だったが、なぜ、どうやって変身したのか、その真相は謎に包まれている。
1年後、清一郎は、可憐の編集者となったあいこと再会する。
漫画を描かない清一郎に、あいこは酔って「逃走中の犯人みたい」「漫画を描かない刈部さんなんて中身が空っぽの着ぐるみってことですよ」と言いすぎてしまう。
清一郎はレンを置いて、家を空ける。あいが戻ってレンの面倒を見る。
あいこは向後に仕事で岸壁に行かされる。そこに船に乗って現れたのは清一郎だった。
漫画(=虚構)しか考えられない自分だった。そこににあいことの恋愛(=現実)が発生し、二つを同時に考えられなかった。それを克服するためにいろいろなことに挑戦した。あいこに会って漫画を描く気になれた。
島で1週間かけて「銀河天使」の続編を完成させたのをあいこに見せる。あいこは読んで「最高です」。
清一郎はあいこにプロポーズする。あいこは受け入れ抱き合い、さらに頭をナゼナゼする。
あいこは苅部邸に戻り、レンと3人の暮らしに戻る。
(終)
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