目次
「警視庁・捜査一課長」とは
ヒラから成り上がった最強の刑事 シーズン5
テレ朝 木曜ミステリー 20:00 4月8日~
脚本:安井国穂、田辺満 ほか
「警視庁・捜査一課長」キャスト
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大岩純一(おおいわ・じゅんいち) 内藤剛志
警視庁捜査一課長。
平井真琴(ひらい・まこと) 斉藤由貴
警視庁捜査一課・現場資料班主任。
笹川健志(ささがわ・たけし) 本田博太郎
警視庁刑事部長、大岩の上司。
板木望子(いたき・もちこ) 陽月華
警視庁捜査一課管理官。
天笠一馬(あまがさ・かずま) 鈴木裕樹
警視庁捜査一課刑事。
古代学(こだい・まなぶ) 飯島寛騎
警視庁・鑑識課。
奥野親道(おくの・ちかみち) 塙宣之
大岩一課長の公用車の運転担当刑事。
大岩小春(おおいわ・こはる) 床嶋佳子
大岩の妻。
小山田大介(おやまだ・だいすけ) 金田明夫
警視庁捜査一課・庶務担当管理官。
「警視庁・捜査一課長」第1話
IT企業の有名経営者・芦田真司(濱津隆之)の遺体が、東京・芝浦の運河で見つかった。心臓に持病があり、体に気を付けていた。事故なのか事件なのか。
捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は、裏で大きな陰謀が蠢いている予感がする。
捜査の開始を告げる大岩純一に、芝浦署で刑事課に配属になったばかりの勝又克樹(鈴木仁)が捜査本部入りを直訴してきた。
聞き込みに出た勝又が目撃情報として持ち帰って来たのは、「犯人を見た」という双子の幼稚園児が描いた2枚の絵。それらは画用紙全体が真っ黒に塗りつぶされており、小山田管理官(金田明夫)はあきれてしまう。大岩は「子供に嘘はないからな」と呟く。
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芦田が勤めていたIT企業の社長・蓮見才子(水崎綾女)からクレームが入る。才子は、芦田が開発中のプログラムを社外に持ちだそうとして近々厳しい処分が科せられる予定だったことを明かし、自殺に違いないと強く主張する。捜査から手を引けと圧力をかけてきた。そんな才子の様子に、大岩は猜疑の念を抱く。
再び芝浦で殺人事件が発生する。被害者は雑誌編集者・宝生綾女(里々佳)で、死因は脳挫傷だった。上司の淡井から彼女がコラムの連載を担当していたイラストレーターの桐野梨子(伊原六花)と締め切りを巡ってもめていたと聞かされる。
桐野が行方不明になる。事件発生時、現場から梨子らしき女がダッシュで逃げ去る姿が目撃されていた。防犯カメラにも桐野が写っていた。
臨場した現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、現場近くを走る梨子の姿を発見する。勝又とともに、どちらが先に梨子を確保できるか対抗しながら追跡を開始する。しかし大学時代、駅伝選手だった上、ギリギリまで追い込まれると燃えるタイプの梨子にはなかなか追いつくことができない。
大岩は特別捜査本部を設置する。
桐野はベランダから外に出る。宝生の着衣には桐野の指紋が付着していた。
勝又は桐野を撮影しながら追いかける。桐野は駅伝のランナーの経験をしていてなかなか追いつけない。
平井の事情聴取で、〆きりに逃れるため足を鍛えてていた。疑われるのが怖くて逃げだしたという。勝又はアリバイを調べる。
桐野はギリギリの生活をしていることが分かる。勝又は桐野のアリバイがあると伝える。
レンタルオフィスで目撃者に聞き込みをすると紫のシャツを見たという。編集長をオフィスで聞き込みに行くと紫のシャツがあった。編集長は宝生の才能への嫉妬していたと告白する。
宝生は学生のときから桐野に着目していた。
駅伝の選手だった桐野を応援し、写真を撮って励ましていた。
刑事部長・笹川(本田博太郎)が突然現れ、公園で大岩を激励する。
芦田真司の娘に聞き込みに行く。娘は父が盗みをしたことを信じられないと言う。双子の描いた絵を見せる。
大岩は自由が丘のケーキ屋に芦田と宝生が買いに来ていたことを突き止める。
宝生が手掛けていた童話にIT企業の裏事情が書かれていた。
蓮見以外はアリバイがとれていた。
桐野が芦田のスマホを所持していた。
宝生が「世の中を変えてみたい」と言い「いだてんこ」の童話を企画する。
ベランダから逃げたのは二人でよい作品を作るためだった。
童話の原稿は途中からなくなっていた。
大岩は渋谷のオフィスにいる蓮見に聞き込みに行く。
大岩は、youtubeで話題となっているビビ(猫)を飼っている。
写真と実物のケーキが違いすぎて殺人が起きる。
芝浦で目撃証言した田中すずが自由が丘で殺された。そばにはマカロンのスィーツタワーがあった。桐野が殺人現場に現れる。脇のプールから血の付いたナイフが発見される。
芦田の犯行は田中すずと断定。田中すずと蓮見は仕事上の関係があった。田中すずは芦田のスマホを桐野のポストに入れていた。
桐野は容疑者として尋問を受ける。
芦田の娘は宝生が家に来ていたことを隠していた。
田中すずは蓮見に命じられて宝生と芦田を殺していた。
絵本の原稿はどこに消えたか。
大岩は捜査のミスの責任を取って進退伺を出す。
大岩は蓮見に会いに行く。亡くなられた方に手を合わせるよう頼む。
もう一度あなたのゴールを思い直してくださいという。
現場のケーキの出どころが分かる。同じ1000件のケーキから自由が丘まで届く可能性の購入者を特定する。
芝浦で桐野とかなえと会わせる。
田中を殺していたのは裏を知る編集長だった。
桐野は宝生から原稿を渡され逃げるように指示され走った。
絵を描いている双子に原稿を渡して塗りつぶしていいと渡す。
かなえの父は正義感が強い。蓮見は芦田を陥れたことを詫びる。
塗りつぶした絵を剥ぐと、謝罪の旅にでる結末だった。
大岩の出した進退伺は返される。
完成した「いだてんこ」の童話が完成する。
「警視庁・捜査一課長」第2話
矢印だらけの遺体が見つかったという知らせが入り、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)はすぐさま急行する。臨場したところ、『インターネットカフェ 5階→』と矢印が描かれた看板の上にベテラン看板職人・丹下弥一(佃典彦)が倒れていた。丹下はビル屋上でこの看板の取り外し作業をしていたところ、何者かに突き落とされたらしい。また、遺体のそばには『明日のエステ→』という矢印がデザインされた缶バッジが残され、丹下が乗ってきた軽トラックの助手席からは、矢印のモチーフがついたヘアピンも見つかっていた。
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現場資料班の平井真琴(斉藤由貴)は、丹下が両手を下のほうに開いて矢印のような体勢で亡くなっていることに気づき、絶命寸前、彼が何かを伝えようとしたのではと直感。丹下が身体で指し示した矢印の方向に、“明日のエステ 8階→”という看板があることがわかる。
“明日のエステ”は、かつて引きこもりでギャルだったという経歴を持つカリスマエステティシャン・矢向直美(石川恋)がオーナーを務めるサロンで、施術そのものよりも直美が顧客の悩みを聞いてアドバイスするカウンセリングが評判の店だった。「明日へ、まっすぐ!」というわかりやすいキャッチフレーズを掲げる直美は、悩める人々の背中を押すような自己啓発本を出版していた。
遺体のそばにあった缶バッジは先週末、直美の出版記念サイン会で配られたものと判明する。丹下はサイン会を訪れていた。直美は丹下のことなど覚えていないと言い張るが、大岩たちは彼女が何かを隠していることを感じ取り捜査を開始する。
真琴は直美に丹後を尋ねると、知らないという。アリバイを訊くと1日オフィスにいたと言って追い返される。
直美の出版サイン会で丹後とトラブルがあった。
直美は丹後の店に行く。無口で不愛想だったがいい親方だった。趣味で弓道をしていた。師匠は直美の父だった。
直美は任意聴取で、「子供の頃丹下は厳しい父から守ってくれていた。丹下はエステの仕事を快く思っていなかった。丹後に会っていない。」と答える。
直美の客はアドバイスに感謝している。直美は、著書のプロフィールに書かれているギャルで引きこもりでなく学生時代、皆勤賞の真面目な学生だった。
刑事部長・笹川が現れハッパをかける。
大岩は事件を起こす直前に階上から落下した物証が、下水道に落ちたと推理して総勢で探させる。
ビルのオーナーを逮捕する。オーナーは直美にビルを買うように薦められて大損していた。
丹後が直美に縁が深いことを知り、突き落としていた。
丹後が大切に持っていたテープは、父が撮影した直美が幼児から成長する動画で、最後にまっすぐにと「直美」を命名したと語っていた。
「警視庁・捜査一課長」第3話
警察官のコスプレを身にまとった女性の遺体が見つかり、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は臨場する。被害者の身元は、大手食品輸入会社の社員・橋本優里(川添野愛)と判明。事件当日、現場近くでコスプレイベントが開催されており、被害者も参加していたものと思われた。
捜査のため現場を後にした小山田大介管理官(金田明夫)は突然、見知らぬ女性に使い捨てカイロやのど飴を差し出されてビックリする。彼女は、刑事の“追っかけ”に全力を注ぐことでオタク界隈では有名な“デカオタク”神谷時子(生駒里奈)。
好きな刑事を追いかけるうち捜査の勘を身につけてしまい、事件解決につながるヒントをもたらしてくれるため、彼女が推した刑事はどんな難事件でも解決できる、といわれている人物だった。時子はなぜか小山田を応援することに決めたらしく、彼女から「本日より、小山田管理官を全力で推させていただきます」と宣言され、小山田はあ然とする。
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小山田は殺された優里が事件当日、イベント会場で、やはりコスプレが趣味の製菓学校副理事長・青田晋太郎(酒井一圭)と会っていたことがわかる。
青田は、優里の会社が主催する“パティシエコンテスト”の審査員を務めていた。受賞者から賄賂を受け取った疑いをかけられ、優里に釈明していたと説明する。
現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、思わぬ事実を突き止める。なんと、優里に警察官のコスプレ衣装を販売したのは、ほかならぬ時子だったのだ。小山田は、被害者との関係を黙っていた時子に事情聴取する。時子は事件直後販売サイトを停止していた。
真琴は時子が小山田に関心が薄く、デカオタクを再開していたのを疑う。時子の通うケーキ屋にパティシエコンテストの優勝者・坂元がいた。時子はパティシエオタクだった。時子は坂元と仲が良い優里を逆恨みして殺したと自供する。凶器が見つからず誰かを庇っている。
坂元は4年前、客に傷害事件を起こしていた。優里はそれを知りコンテストに出れないと言っていた。しかし殺人を否認する。凶器のナイフが見つかり購入者は時子だった。
時子は坂元が優勝して店を去ることを怖れたケーキ店主が優里を殺害していた。時子は坂元が殺したと勘違いして罪を被っていた。
坂元は時子にこれからも「おして」くれるように頼む。
「警視庁・捜査一課長」第4話
ワサビ入りのシュークリームを握った遺体が見つかった。深夜、知らせを受けた警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は現場に駆けつける。
被害者は、めったに褒めないことで有名な超辛口のスイーツ評論家・渡会(わたらい)健斗(柏原収史)で、自宅マンションの駐車場で何者かに胸部を刺されて死亡していた。足元に落ちていたボックスには抹茶クリーム味のシュークリームが4つ入っていたが、そのうちのひとつだけ抹茶のかわりにワサビが入っており、被害者はそれを食べた直後、刺殺されたようだった。いったいなぜ犯人は殺害前に被害者にシュークリームを食べさせたのだろうか…!?
マネージャーの浮田美貴(桜木梨奈)によると、渡会は辛いものが嫌いで、特にわさびは苦手だったらしく、それを知っているのは美貴のほか、別れた妻・佐東幸子(阿部純子)ぐらいだという。幸子は洋菓子メーカーの商品開発担当でありながら、“スイーツの妖精”を名乗り、自社商品のCMにも出演している有名パティシエールだった。
まもなく事件の1時間ほど前に、幸子から渡会の携帯電話に着信があったことがわかった。しかも最近、幸子が手がけた新作シュークリームを渡会が酷評していた事実も浮上。小山田大介管理官(金田明夫)らは、幸子が嫌がらせのため元夫にワサビ入りのシュークリームを食べさせた挙句、犯行に及んだのではないかと怪しむ。
「警視庁・捜査一課長」第5話
警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)のもとに「着物でぐるぐる巻きにされた男性の遺体が見つかった」という知らせが入る。犯人は被害者を絞殺した後、なぜか色留袖の反物を遺体に巻きつけていた。橙色のその反物には美しい女性の絵が描かれており、なぜか布地の一部(おくみ部分)が細長く切り取られていた。
被害者の多田野智也(犬塚マサオ)は和服のレンタル店を営んでいたが、昨年倒産。近年、レンタル店の多くはコストを抑えるためにデジタルプリントで柄を印刷した着物を扱っているが、多田野の店では先代から手描きの和服にこだわり続け、それゆえ安価で着物をレンタルするライバル店に客を奪われてしまったらしい。
また、遺体に巻かれていた反物の絵を手がけたのは、5年前に他界した日本屈指の手書き職人・荒川祥雲(篠塚勝)だと判明する。祥雲の死後、跡を継いだひとり娘の荒川着子(大西礼芳)はその美しさと腕前から現在、“呉服界のカリスマ”の名をほしいままにしていたが、多田野と言い争っている姿が目撃されていたことが発覚。現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は着子を直撃するため、彼女が出席する着物展示会に潜入する。
「警視庁・捜査一課長」第6話
廃校となった学校の一角で学ランを羽織った中年男性の遺体が見つかり、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は臨場する。遺体の後頭部には打撲痕が複数あり、何者かに頭を壁に何度も打ちつけられたのではないかと考えられた。現場資料班・平井真琴(斉藤由貴)は、制服から第二ボタンがなくなっていることに気づく。
被害者が現場近くまで乗ったタクシーの運転手によると、彼は「今から”制服合コン”がある」と言っていたという。その車両のドライブレコーダーを調べたところ、廃校に向かって歩く不審な女性が映っていることが判明。女性はオシャレなコートを着ていたが、足元は紺色のソックスにローファーという女子高生スタイルだった。彼女は制服合コンの参加者で、コートの下は制服を着ていたのだろうか!? 映像では女性の顔は不鮮明だったが、前髪が短くカットされていることはわかった。
やがて、被害者の身元がITベンチャー企業の社長・常盤兼成(辻本耕志)と判明。常盤は、他社のデータを盗み出した疑惑が週刊誌で報道されて以来、姿をくらましており、会社の経営も破綻していた。そして、常盤が着用していた学ランは母校のものではなく、ライバル校のものだということもわかる。
前髪を短めにカットした謎の女性を追ううち、真琴は週刊誌の敏腕カメラマン・忍野絵美(大原櫻子)に行き当たる。彼女は忍者のようにターゲットに気づかれずに近づいて決定的瞬間をカメラにおさめる達人であり、常盤の不祥事をスクープした張本人だった。そして常盤が死亡時に来ていた制服が忍野の母校のものだった.
「警視庁・捜査一課長」第7話
都内の川の近くで、宝石貴金属販売会社の社長・大友直登(渋江譲二)の遺体が見つかった。臨場した警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は、遺体の状況に驚愕する。死因は何者かに後頭部を殴打されたことによる脳挫傷だったが、被害者は犯人に襲われてから20メートルほど自力で歩いた末に絶命していたのだ。傷の状態から考えると、その距離を歩いたことは驚きでしかなかった。
また、遺体のそばには、持ち物や火の元、戸締りなどを確認するキーホルダー型のチェッカーが落ちていた。チェック項目には“ストッキング伝線”“ナチュラルメイク”などがあり、女性のものではないかと推測された。
防犯カメラ映像を確認したところ、死亡推定時刻にリュックを前に抱えた不審な女が事件現場の方角から走り去る姿が映っていたことが判明。現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、現場近くで同じようにリュックを前に抱えて歩く女性を見かけ、追いかける。その女性は道を歩きながら前後左右を確認しまくったり、横断歩道を渡る際は左右を何度も確認したり…とかなり心配性のようだった。
まもなく、大友は強引な経営手腕で社内外から恨まれており、嫌がらせも多々あった事実が浮上。そのため警備会社は周辺警備の強化を提案していたが、楽観的な性格の大友はそれを拒否し、警備責任者と対立していたとわかる。
そんな中、真琴が追跡していた心配性の女こそ、大友と対立していた警備責任者・茂木凛子(中村ゆりか)だと判明。真琴は、華奢でかわいい印象の凛子が、部下の河元鷹志(入江甚儀)や響木亘(真壁刀義)らたくましい警備員たちを前に「警備員に必要なのは心配力」「“かもしれない”と最悪の事態を想定して行動すべき」などと、どこか不安そうに諭しているのを見てビックリする。凛子はそんな真琴に、自分も現場に落ちていたものと同じチェッカーを持っていると平然と話す。しかし殺人現場に行ってないと否定する。
「警視庁・捜査一課長」第8話
警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)のもとに、“クイズを出題している遺体”が発見されたという知らせが入った。臨場したところ、商社員の海野春人(森田甘路)が自宅マンションの敷地内で刺殺されており、遺体の手には新聞の切り抜き文字で『Q 私 電話光』と記された謎のカードが握られていた。海野は視聴者参加型のクイズ番組で“クイズ王”として活躍しており、普段から切り抜き文字でクイズを記したカードを作っていたことから、『私 電話光』もクイズ問題だと思われた。
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また、死の直前、コンビニエンスストアに寄ったらしく、海野はカフェオレとコーヒーが入ったレジ袋を持っていた。ストローも1本入っていたことから、現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は事件当夜、彼がペットボトルに口紅がつくのを嫌がる女性と会う予定だったのではと考える。
調べたところ、海野は普段、質素な生活を送っていたが、ここ3カ月の間にクイズ番組で獲得した賞金1000万円を数回に分けておろしていたことが判明。さらに、勤務先で聞き込んだ結果、海野は総務部員の玉森玲(井桁弘恵)と交際していた事実が浮上する。
同僚たちは、海野が派手好きな玲に貢いでいたのではないかと話し、2人がもめていたという目撃証言も出現した。真琴はさっそく玲を直撃するが、職場で疑いの目を向けられている玲は、元恋人が死んだというのにうんざりした様子。真琴に「一生解けないクイズがあります。さてそれはなんでしょう?考えてみてください。」と、わけのわからない難問を出題してくる。
「警視庁・捜査一課長」第9話
アパレルメーカー社長・錦野勝(寺門ジモン)が、オフィスビルの下で刺殺されているのが見つかった。警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)が臨場したところ、遺体は茶封筒を腕に抱えており、その封筒の中には“光をまとうドレス”と名付けられた、見るからに斬新なドレスのデザイン画が入っていた。
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事件当夜、錦野は商談相手と会食していたが、そのときは件の茶封筒は所持していなかったという。また別れ際、「今から“時代の最先端”に行ってきます」と謎の言葉を告げていたことも明らかになった.
まもなく、錦野が最後に通話した相手は今、注目のファッションデザイナー・安藤美絵(高橋ユウ)と判明。遺体が抱えていたデザイン画は、美絵が“最先端デザイナーコンテスト”でグランプリを受賞したドレスのデザインとよく似ていることがわかった。また、錦野の会社の商品企画部長・箕輪沙也加(実咲凜音)によると、被害者は美絵とともにブランドを立ち上げたいと考えていたらしく、執拗に電話をかけ、業務提携を迫っていたという。
そんな中、現場近くの防犯カメラに、最新型のクロスバイクに乗る女性が映っていたことが発覚。美絵も通勤に同じ型のクロスバイクを使っているようだったが、映像の女性はヨロヨロとおぼつかない運転をしており、華麗に乗りこなす美絵とは別人かと思われた。
その頃、現場資料班刑事の平井真琴(斉藤由貴)はヨロヨロとクロスバイクを運転する女性・山村千歳(吉田志織)を見つけ出すが、彼女もまたファッションデザイナーであることがわかり…!? 千歳は自分こそ時代の最先端だと言い張るのだが、彼女からは最先端というより、ほのぼのオーラがにじみ出ており…!?
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