【2026年版】東京から出雲大社へ。高速代と走行距離を抑えた3泊4日の車旅

車で東京から出雲大社を目指す場合、多くの方が直面するのは「高速代の負担」と「長距離運転の疲労」です。今回ご紹介するのは、観光の質を保ちながら、費用と体力の両面で現実的な3泊4日のルートです。

なぜこのルートなのか

一般的な旅行プランでは、初日に無理をして遠くまで移動したり、複数の観光地を詰め込んで高速代が膨らんだりします。本プランでは以下の点を重視しました。

  • 同一路線の往復によるETC料金の最適化
  • 1日あたりの運転時間を6時間程度に抑える
  • 下道が使える区間の積極的な活用
  • 宿泊地の戦略的配置

結果として、約1,600kmの走行距離で主要な観光スポットを巡ることができます。

1日目|東京→名古屋(約5〜5.5時間)

移動と宿泊

朝7時前後に東京を出発し、新東名高速を利用して名古屋へ。初日から長距離を走らず、名古屋駅周辺で宿泊します。

名古屋を選ぶ理由

名古屋は東京から新東名で最短・最安定のルートです。無理な長距離運転を初日から避けることで、翌日以降の体力を温存できます。また、宿泊費も比較的リーズナブルで、駅周辺の利便性も高いエリアです。

2日目|名古屋→松江(約6〜6.5時間)

ルートと移動

名神高速から中国自動車道へ。午後に松江市へ到着します。

島根県立美術館

宍道湖に面した美術館で、湖のビューを楽しみながら1.5〜2時間ほど滞在。夕暮れ時の宍道湖は特に美しく、旅の疲れを癒してくれます。

夜の楽しみ

宍道湖七珍など、地元ならではの料理を堪能できます。

松江泊の意味

出雲まで行かずに松江で泊まることで、翌日の移動距離を大幅に短縮できます。これが疲労軽減と高速代節約の鍵です。

3日目|松江→出雲大社→安来(約1.5〜2時間)

出雲大社参拝

午前中に松江から出雲大社へ。本殿と神楽殿を中心に参拝します。稲佐の浜は時間に余裕があれば訪れる形で構いません。

足立美術館

午後は安来市の足立美術館へ。日本一と称される庭園を約2時間かけて鑑賞します。美術品よりも庭園に重点を置くことで、滞在時間を効率化できます。

宿泊

安来または米子に宿泊。このエリアは宿泊費が抑えられることも利点です。

高速代の節約ポイント

松江・出雲・安来間は下道の併用が可能です。距離も短いため、一般道を活用することで高速代を大きく節約できます。

4日目|安来→名古屋→東京(約8〜9時間)

帰路

中国自動車道、名神高速、新東名と、往路と同じルートで東京へ。途中、名古屋周辺で休憩と食事を取ります。

往復同一ルートの効果

同じ高速道路を往復することで、ETC料金を最小化できます。また、往路で走った道を復路でも走るため、精神的な負担も軽減されます。

美術館について

本プランで訪れる美術館は以下の3カ所です。

  • 2日目:島根県立美術館
  • 3日目:出雲大社
  • 3日目:足立美術館

滋賀県の佐川美術館など、他の候補地は距離と高速代の増加を考慮して除外しました。3カ所に絞ることで、各施設でゆとりを持った鑑賞が可能になります。

このプランが現実的な理由

高速代の抑制

同一路線の往復、北上・南下を避けたルート設計、下道が使える区間の活用により、高速代を必要最小限に抑えています。

走行距離

総走行距離は約1,600km。滋賀方面を追加すると300〜400km増加するため、今回は対象外としました。

体力面

1日あたりの運転時間を10時間以内に収め、観光日は短距離移動のみに設定しています。これにより、運転の負担を分散させることができます。

宿候補

🏙️ 名古屋(1泊目)

名古屋はビジネスにも観光にも便利な都市なので、駅周辺・栄周辺の宿がおすすめです。

  • Nagoya JR Gate Tower Hotel — 駅直結で移動が楽。静かで快適、夫婦旅にも人気
  • Nagoya Tokyu Hotel — 栄・久屋大通近く、落ち着いたクラシック系
  • Nishitetsu Hotel Croom Nagoya — 栄中心、評価高め・安心感のある滞在
  • Hotel Vista Nagoya — コスパ良&清潔感あり
  • Compass Hotel Nagoya — 落ち着いた客室、リーズナブル

名古屋は都市部なので「完全に静寂」というよりも 駅近・安定感重視 の選び方が安心です。


🏯 松江(2泊目/宍道湖周辺)

松江は宍道湖が近く、湖畔周辺や市街地は夜も比較的静かです。

宍道湖の夕景を楽しめる宿や、観光に便利な和風系・洋風系まで。

  • Hotel Ichibata — 宍道湖ビュー&落ち着いた雰囲気、湖畔散策に最適
    Onyado Nono Matsue — 上質な和モダンで静かな滞在
  • Naniwa Issui — 宍道湖一望・露天風呂付きの高評価宿楽天トラベル
  • Minamikan Ryokan — 伝統旅館でゆったり(落ち着いた立地)
  • Notsu Ryokan — 川沿いの静かな和宿(観光街中心)
  • 夕景湖畔 すいてんかく — 宿としての評価は控えめですが、湖畔で静かな滞在希望なら候補

予算型のビジネスホテル(静けさより立地重視)

  • Matsue Excel Hotel Tokyu
  • Dormy inn EXPRESS Matsue

宍道湖側の宿は湖の景色込みで静けさを感じやすく、アート鑑賞の余韻にも合います。Matsue Ryokan & Hotel Association


🛕 安来(3泊目/足立美術館周辺)

足立美術館鑑賞をする日は、松江から出雲へ移動したのち「安来で1泊」。

  • さぎの湯温泉 竹葉 — 足立美術館すぐ近くの温泉旅館。静かな滞在に向く高評価宿旅行と宿のすすめ
  • Shokinkan / Tokami House — 安来駅近くの落ち着いた宿(ゲストハウス寄り)

まとめ

東京から出雲大社への車旅は、ルート設計次第で費用と疲労の両面を大きく改善できます。本プランは観光の充実度を保ちながら、現実的な負担で旅を楽しむための一つの選択肢です。ぜひ参考にしていただければと思います。

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