平成18年7月17日 @観世能楽堂
目次
あいさつ:観世芳伸
山階 彌右衛門の代役として登場。
観世左近の三男、兄は観世清和、山階 彌右衛門(双子)。兄弟だけあって、話し方がよく似ている。
出演者の紹介をする。
荒磯能のシテ:木月章行、坂井音晴
講師:横山太郎(4月から跡見学園大教授に昇格)
経正
太郎:経正は、当時文化サロンだった仁和寺のアイドル。
シテは前後、変わらない。
芳伸:若い美少年の面。若い役者でないとできない。
シテの木月章行は山階 彌右衛門の弟子。
章行:荒磯能初登場。
実演、謡と、最後の仕舞。本番は40分。
鵜飼
太郎:前シテと後シテは、責められる役と責める役で分裂している。
異なる視点から語られるポリフォニー(多声)的な作品。
前半の終了までは、原型を留めており、作品のピーク。
後半は、改作が重ねられ、当初の魅力が失われている。
芳伸:音晴の飛び上がり安座は、良い出来だった。コンクリートの床でやって、膝を壊した経験がある。
鵜飼は岐阜まで行かなくても、能楽堂で体験できる。
本番は、1時間20分。
音晴:鵜飼に熱中する様は、人間の業を表現しており、現代にも通じる。
本公演は8月9日
13:00- @観世能楽堂