「刑事7人 シーズン7」ネタバレ あらすじ/東山紀之







「刑事7人」シーズン7とは

難解な未解決事件に挑む天樹悠(東山紀之)ら個性派刑事7人。

テレ朝 水曜 21:00 7/7〜

脚本:森ハヤシ 吉本昌弘 吉高寿男 小峯裕之 ほか

「刑事7人」キャスト

天樹 悠(あまぎ・ゆう) 東山紀之
“元”警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係 兼 専従捜査班刑事。
⇒専従捜査班解散後、所属不明
過去シリーズで警視庁遺失物センター、捜査一課、機動捜査隊に所属。

海老沢芳樹(えびさわ・よしき) 田辺誠一
“元”警視庁刑事部専従捜査班主任刑事。
⇒警視庁西新宿署地域課・花舞(はなまい)交番勤務。

水田 環(みずた・たまき) 倉科カナ
“元”警視庁刑事部専従捜査班刑事。
⇒警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課所属。捜査一課、監察官を歴任してきた。

野々村拓海(ののむら・たくみ) 白洲 迅
“元”警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係 兼 専従捜査班刑事。
⇒警視庁刑事部捜査第一課七係刑事。

青山 新(あおやま・あらた) 塚本高史
“元”警視庁刑事部専従捜査班刑事。
⇒警視庁生活安全部少年育成課少年指導係。所轄刑事、捜査一課、交番勤務を経験。

片桐正敏(かたぎり・まさとし) 吉田鋼太郎
“元”警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係長 兼 専従捜査班班長。
⇒警視庁第九方面交通機動隊所属白バイ隊員。捜査一課12係長、刑事総務課長、第11方面本部準備室長、運転免許センター発行係などを歴任。

堂本俊太郎(どうもと・しゅんたろう) 北大路欣也
東都大学医学部名誉教授・特別講師。天樹の義父。

「刑事7人」第1話 ネタバレ

“元”専従捜査班・野々村拓海(白洲迅)は物足りない日々を送っていた。警視庁の花形部署でエリートが揃う捜査一課七係に異動し、念願の正真正銘、刑事職に就くことができたのだが、 警視庁も大きく変化し、業務の効率化を重視する捜査方針で、事件当日でさえも定時に帰されていた。
捜査資料はすべてデータ化され、刑事資料係はその役目を終えたため、それに伴い、片桐の一言で専従捜査班も解散していたのだ。

専従捜査班の面々は違う部署へ異動となり、海老沢芳樹(田辺誠一)は地域課の交番勤務、水田環(倉科カナ)は組織犯罪対策部、青山新(塚本高史)は少年課、そして片桐正敏(吉田鋼太郎)は交通機動隊の白バイ隊員となり、それぞれが別の道を歩んでいた。
堂本俊太郎(北大路欣也)まで、司法解剖の現場を外れ、後進の育成・指導を行う日々を送っていた。ただひとり、天樹悠(東山紀之)が解散後、どこで何をしているのか、謎のままだ。

暴力団所属の緒方という男の遺体が森の中で発見される。緒方の所持品の中から、緒方が麻薬の売買をしている写真と共に「お前の罪を知っている」と書かれた紙が発見される。拓海は現場周辺や緒方の関係先に聞き込みに行こうとするが、現上司の多々良(平山浩行)から非効率だと制されてしまう。解剖の結果から胸部刺殺による失血死と判明するが、拓海は緒方の脇腹に傷を見つけ、気になり解剖医に聞くも、事件には関係ないと判断される。その数日後、また別の殺人事件が発生。その遺体の所持品にも「お前の罪を知っている」と書かれた紙が。臨場していた拓海に野次馬の一人が、ウロウロしている怪しい男を見かけたと知らせる。すると、その特徴にそっくりな人物が現場近くの物陰に姿を見せ、拓海がその人物を追うと、なんとそれは天樹だった。
天樹はかつての専従捜査班の頃とは装いも全く変わり、現在の所属先も分からず、謎の行動をとっていた。

捜査一課七係では、2人の被害者をデータベースやネットなどで調べるが、接点は見つからず、共に罪を告発する写真と共に発見されているため、正義感を持った人間による、罰せられていない犯罪者を無作為に標的にする思想犯、という方向で被疑者リストを絞っていくことに。足を使わず、効率ばかり重視するやり方に拓海は納得がいかず、独自に現場の聞き込みに出かける。吾妻が事件の前日に、市議会議員の雨宮という男と一緒にいたという情報を得た拓海は、雨宮のマンションを訪ね、中に入ると2つの殺人事件と同じ「お前の罪を知っている」という紙を見つける。同時に、突然パソコンからデス山殺助(ころすけ)というアニメキャラの動画が流れ出し、7月7日までに「コロセー」というメッセージと一緒に7人の写真が写し出され、殺害された緒方や吾妻も含め4人に×印が付いていた。「何だ、これ…」とパソコンを操作しようとするも、反応しない。

「刑事7人」第2話 ネタバレ

2件の連続殺人事件を捜査していた拓海(白洲迅)は、窮地に陥っていたところを、天樹(東山紀之)たち元専従捜査班の面々に救われ…元専従捜査班チームが再集結。片桐(吉田鋼太郎)のもと、天樹、拓海をはじめ、海老沢(田辺誠一)、環(倉科カナ)、青山(塚本高史)は新たに発足した刑事部特別捜査係として動き出すことに。

拓海が追っていた2件の連続殺人事件は実は氷山の一角に過ぎず、すでに5件の連続殺人が発生していたことが判明。殺人事件の被害者たちにはデス山殺助(ころすけ)というキャラの動画が送られていて、5人の被害者を含めた7人が謎の殺人ゲームに巻き込まれていた。天樹たちの地道な捜査の中で、被害者となった5人は、10年前に青梅で起きた未解決事件と関係していたことがわかる。青梅郊外に住む父、母、長男、長女の一家4人が殺され、次男の悟(今井悠貴)だけが2階の自室にいて無傷だった事件である。悟は当時、容疑者として有力候補となっていたが、本人は最後まで容疑を否認、決定打がないまま釈放されていた。

「刑事7人」第3話 ネタバレ

路地裏で男性の刺殺体が見つかった。臨場した警視庁特別捜査係刑事・天樹悠(東山紀之)は、被害者の所持品から宮城県の地方紙の切り抜きを見つける。半年前に白石市内の山中でキャンプしていた大学生2人が新種の毒キノコを食べ、ひとりが死亡したことを報じた記事だった。刺殺体を解剖した堂本俊太郎(北大路欣也)は、記事のことを聞くと……一瞬表情を変える。

まもなく、被害者が、半年前に出所したばかりの山崎勝利(向野章太郎)と判明。山崎の靴に付着していた土の成分から、彼が最近、白石に足を運んでいた可能性が浮上し、天樹と海老沢(田辺誠一)は宮城県へ行く。

山崎は記者を装い、白石で毒キノコ事件についてかぎまわってらしい…そして、事件について“赤いコートの女”が探っていたことも明らかになる。

20年前に宮城で起きた毒物事件にも、山崎が容疑者として浮かんでいたそうだ…そして、解剖を担当していたのが、堂本だった!当時、堂本は捜査に強く口を出してきたというが…。天樹は、常に警察と一線を引いてきた堂本が捜査に口を挟んだことを知って驚く。

都内で捜査を進めていた水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は事件当日、赤いコートの女が都内で山崎と接触していた事実を突き止める。女が映っていた防犯カメラ映像を解析したところ、思いもよらぬ人物だとわかる。

「刑事7人」第4話 ネタバレ

夕方、天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班のもとに、廃屋で男性の刺殺体が見つかったという知らせが入った。翌日、10年目の挑戦となる昇進試験を受ける予定の海老沢芳樹(田辺誠一)は定時で退庁しようとしていたところだったが、天樹たちとともに急遽、現場に向かう。

殺されたのは投資会社社長・友永三郎(金井成大)で、容疑者は宝石店窃盗事件で実刑判決を受けたものの、収監前に逃亡し手配中だった登戸和馬(味方良介)。登戸は近隣住民に現場で姿を目撃された直後、またしても逃走したという。すぐに緊急配備が敷かれ、逮捕は時間の問題と思われた。

現場付近の聞き込みに当たっていた海老沢は、ひとり立ち寄った公衆トイレで偶然、登戸と遭遇する。慌てて後を追ったところ、登戸はなぜか雑居ビル内にある託児所の様子をうかがっていた。入室を阻止するべく飛びかかった海老沢だったが、ナイフを手に脅す登戸を前にしてなすすべなく、保育士や子どもたちと一緒に人質となってしまう。

託児所に立てこもった登戸は、自分は窃盗も殺人も無実だと主張し、裁判のやり直しと、友永を殺した真犯人を探せと要求する。

天樹は、登戸が現場から離れた託児所に立てもったことに何か目的があるのではと直感。登戸や被害者・友永の周辺を洗い直す中、友永と保育士がグルだったことが分かる。

夜が更けていき、海老沢の昇進試験の時刻が刻々と近づいていく。
天樹は登戸に電話で保育士がグルだった友永を殺害し、登戸に罪を着せたことを伝える。保育士は観念して逮捕される。

海老沢は試験場に向かうが、託児所の元子の子の腕のアザに気付いていた。引き取りに来た父親は子供の腕を強く握っているのを見て引き返し、事情を聴くために連行する。
試験は今年も受けられなかったが、仲間から敢闘賞としてコメの券をプレゼントされる。

「刑事7人」第5話 ネタバレ

休日、片桐正敏(吉田鋼太郎)は、別れた妻・朝山恵美(安藤玉恵)のもとで暮らす高校生の娘・朝山美央(茅島みずき)と、月に一度の“デート”を楽しんでいた。その日は美央のリクエストで映画を観に行く予定だったが、当の美央はアルバイト先のファミリーレストランから出勤要請が来たといってそそくさと帰ってしまい、片桐はうなだれる。

落ち込んだのも束の間、美央が携帯電話を忘れていったことに気づいた片桐はあわてて娘のバイト先へ。ところが、美央は出勤していないことが判明。どういうことなのか訝しみながら歩いていると、片桐が美央にプレゼントしたネックレスが路上に落ちているのを発見。嫌な予感がこみあげてくる。

天樹悠(東山紀之)は休日返上で、“白昼の神隠し”と騒がれている事件について調べていた。それは、ここ1週間で3人の女子高校生が相次いで行方不明になったというもので、天樹は最初に姿を消した女子高生の家を訪問。彼女の部屋には高価なブランド化粧品が多数残されていたほか、偽造された学生証が大量に捨てられていた・

美央のもとにストーカーらしき男から大量の手紙が送りつけられていたことを知った片桐。もしやストーカーに連れ去られたのか!? 気が気ではない片桐は青山新(塚本高史)を呼び出し、2人で美央の行方を探しはじめる。すると――美央もまた神隠しにあった可能性が浮上!? やがて、それぞれの休日を過ごしていた水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)らも加わり、天樹たち専従捜査班メンバーは美央、そして3人の女子高生の捜索を開始するが、意外な形で衝撃の真相に直面する。

「刑事7人」第6話 ネタバレ

不動産業者・尾原喜一郎(春海四方)の遺体が発見された。後頭部に損傷が見られたものの現場に血痕がないうえ、見つけやすい場所に放置されていたことから、天樹悠(東山紀之)は、犯人が別の場所で殺害後、犯行現場を隠す意図でここまで遺体を運んできたものと考える。

尾原は仕事のかたわらボランティア活動にも精を出し、周囲から“仏の尾原”とよばれていた。そんな好人物が、誰になぜ殺害されたのか? 
専従捜査班が捜査を開始しようとした矢先、尾原を殺害したという男が凶器の鉄材を手に自首してくる。被疑者の名前を聞いた青山新(塚本高史)は、がく然。
その男・笹井誠(佐藤祐基)は10年前、資産家強盗致死事件を起こし、青山が刑事になって初めて手錠をかけた相手だった。逮捕以降、何かと笹井を気にかけていた青山は、刑務所で心を入れ替え更生し、働きながら介護士になる夢に向かう笹井の姿を見届けていた。それだけに、今回の犯行が信じられなかったのだ。


「本当にお前がやったのか」と問う青山に対し、笹井は投げやりに「自分はクズだ」「自分がやった」と吐き捨てるように言うだけ。
それでも笹井を信じる青山は、水田環(倉科カナ)の制止も聞かず、笹井の周辺を調べることに。しかし、浮かび上がってくるのは笹井の更生を信じていた青山を裏切る情報ばかり。
一方、天樹は笹井が自供しつつも犯行現場についてはなぜか黙秘していること、また犯行からひと晩待って出頭してきたことが気になり、尾原の周辺から聞き込みをはじめる。

留置のタイムリミットは48時間。それまでに真相を突き止めなければ、笹井は送検されてしまう。

「刑事7人」第7話 ネタバレ

都下にある資産家宅の一室で、西園寺大輔(近藤公園)と家政婦の佐藤愛(水崎綾女)は、大輔の母である屋敷の主・和子の遺体をスーツケースに詰めようとしていた。
実は、大輔と愛は遺産目的で共謀して和子を毒殺。和子が軽井沢の別荘でひとり薬物自殺を図ったと見せかけるため、急ぎ遺体を軽井沢まで運ぶ計画を立てていたのだ。


そのとき屋敷のドアベルが鳴った。別室にいたもうひとりの家政婦・鈴木幸子(中田喜子)が出ると、そこには海老沢芳樹(田辺誠一)の姿が。
海老沢は昔、和子に世話になったことを打ち明け、たまたま近くまで来たから挨拶したいと話すが、幸子に和子は今朝から軽井沢に出かけたと聞き、あきらめて帰っていく。

海老沢が去ったのを確認した大輔は、急いで和子の遺体を車で運ぼうとする。ところが帰ったと思った海老沢が屋敷前に車を止めているのを見つけ、がく然。一刻も早く遺体を別荘に運びたいのに、いつ去るかわからない海老沢を警戒してなかなか出発することができない。しかも遺体入りスーツケースは車に積もうとして倉庫に運んだまま。猛暑の中、このままでは腐敗が進んで死亡推定時刻が早まり、計画が台無しになってしまう。そう愛に言われた大輔は、急きょ遺体を冷やすための氷を買いに行くことに。

コンビニエンスストアで大量のロックアイスをカゴに詰めていたところ、見知らぬ男に呼び止められる。その客は、なんと片桐正敏(吉田鋼太郎)。氷を買い占めるなと片桐から文句をつけられ、逃げるように屋敷に戻った大輔。すぐに出発しようとするが、今度は警視庁の刑事だと名乗る天樹悠(東山紀之)が訪ねてくる。

和子が死んだことすら誰も知らないはずなのに、天樹ら専従捜査班の面々が次々と大輔たちの前に現れるのは偶然なのか、はたまた必然なのか?

大輔の偽装自殺計画は成功してしまうのか、その先には予想外の展開が待ち受けていた。

「刑事7人」第8話 ネタバレ

天樹悠(東山紀之)たち専従捜査班のもとに、一通の手紙が届いた。「役立たずの警察へ。14年前の事件の犯人は私だ。今度こそ捕まえてみろ」と警察を挑発する文章が記されていたほか、髪の毛とヘアゴムが同封されていた。DNA鑑定の結果、それらは14年前の事件の被害者のものと一致する。

その事件とは、7歳の女の子が大型スーパーの屋上から何者かに突き落とされたというものだった。事件当日、被害者は5歳上の兄とともに来店していたが、兄が目を離した隙に悲劇が起きたという。数名の容疑者が挙がったものの、週末で人の出入りが多かったことから特定はできず、迷宮入りとなっていた。そして脳挫傷を負った被害者は、21歳になる現在まで昏睡状態が続いていた。

野々村拓海(白洲迅)は、被害者の兄の名前が伊藤優(マサル)と聞いて一瞬、驚く。警察学校時代の同期でルームシェアしている伊藤優(ユウ)(松倉海斗)と、読み方は異なるものの同じ名前だったからだ。単なる偶然だと思った拓海は、天樹たちと被害者家族や当時の関係者の聞き込みを開始する。

当時、現場の周辺では女児の髪を切って収集しているという不審者の噂があり、匿名の通報から矢吹宝太郎(山内圭哉)という男が浮上していたと判明。だが事件当日、矢吹はスーパーにいなかったとされ、逮捕まで至らなかった。ところが専従捜査班の再捜査により、なんと矢吹が事件の日、スーパーを訪れていた事実が明らかになる。

被害者家族に確認したところ、マサルは数年前から消息不明だとわかる。だが、昏睡状態で入院中の被害者のもとを兄らしき若い男が見舞いに訪れていることが発覚。その似顔絵を見た拓海は、ユウ=マサルなのではと疑いはじめる。

本当にユウは被害者の兄、マサルなのか? 
その矢先、14年前の事件関係者が襲われる新たな事件が発生。親友の暴走を心配する拓海は、やがてとんでもない行動に出る。

「刑事7人」第9話 ネタバレ
「刑事7人」第10話 ネタバレ