MX-ERGOのボタン割り当て設定の変更ができない







ロジクール ワイヤレストラックボール MX ERGO

ロジクールのワイヤレストラックボール「MX-ERGO」のボタン割り当て設定ができないときの対処法です。

ロジクールのアプリ、「Options+」を使ってボタンの割り当てができますが、「Options+」で割り当てが確認できても、実際に変更した内容が正しく反映・動作しないという問題が生じることがあります。

MX-ERGOのボタンを設定できない症状改善方法

コピーと貼り付けに変更した例

以下の手順で解消できます。

Logicool Options/ Options+のクリーンアンインストール

「Options+」をクリーンアンインストールします。通常のアンインストールとは異なり、残存ファイルや一時ファイルも併せて削除します。

■ Logicool Options/ Options+を両方ともアンインストールします。
(1) 「プログラムの追加と削除」を開き、Logicool Options/ Options+が存在する場合は削除します。
(2) PC画面中央の虫眼鏡「検索するには、ここに入力します」にて「プログラムの追加と削除」と検索します。
(3) 「インストールされているアプリ」にてLogicool Options/ Options+の右側に表示される縦の点マークより、アンインストールをクリックします。
(4) アンインストーラが立ち上がるので、画面の指示に従ってアンインストールを実行します。

■ 一時ファイルの削除をします。
(1) PC画面中央の Windowsスタート>設定 (歯車) >システム>記憶域もしくはストレージ へ移動します。
(2) OS (C:) の「一時ファイル」をクリックします。
(3) スキャンが完了するまでしばらく待ちます。
(4) 「一時ファイル」のみにチェックが入っている状態にします。
(5) 「ファイルの削除」をクリックします
(6) クリーンアップが完了するまで待ちます
※クリーンアップする必要のある一時ファイルの数によっては、数分かかる場合があります。

■ 残存ファイルの削除
アンインストーラを用いてアンインストールすると基本的には全てのデータが削除されますが、万が一関連ファイルが残っていた場合、以下のフォルダより削除をします。

準備

次の手順を実行して、隠しファイルと隠しフォルダー(可能な場合はファイル拡張子の表示)を有効にします。
(1) ファイルエクスプローラーを開きます。
(2) 「表示」タブを選択して再度表示される「表示」をクリックします。
(3) 「ファイル名拡張子」と「隠しファイル」にチェックを入れます。

次に、残りのファイルを削除します。
(手順1)
(1) 「実行」ウィンドウを開きます(キーボード上でWindows + Rを押します。)
(2) 「%appdata%」と入力し、「OK」をクリックします。
(3) エクスプローラーが開くことをご確認します。
(4) 「logioptionsplus」のフォルダを削除します。
(5) ファイルエクスプローラーを閉じます。

(手順2)
(1) 「実行」ウィンドウを開きます(キーボード上でWindows + Rを押します。)
(2) 「%programdata%」と入力し、「OK」をクリックします。
(3) エクスプローラーが開くことを確認します。
(4) 「logioptionsplus」のフォルダを削除します。
(5) ファイルエクスプローラーを閉じてします。

● Options、SetPoint、Unifyingソフトウェア等、他の全てのロジクールのソフトウェアをアンインストールします。(Options+以外のソフトウェアがインストールされていると競合を起こし誤認識が起きる場合があります。)
● PCを再起動します。
● 可能であれば、Windowsを最新バージョンにアップデートします
● Logicool Options+の最新バージョンをダウンロードしてインストールします
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/software/logi-options-plus.html 
※注意: インストール時に「製品強化にご協力します」という画面が表示された際、「いいえ、共有しません」を選択してインストールを進めます。
● ウイルス対策のセキュリティソフトやファイアウォールの設定を一時的に無効にして試します。

■ PCアカウントが管理者権限を持っているか確認

(1) コントロールパネルを開いてします。
※Windowsの検索バーに「コントロールパネル」と入力すると簡単に開けます。
(2) 「ユーザーアカウント」をクリックします。
(3) 再度表示される「ユーザーアカウント」をクリックします。
(4) 開いた画面に表示されるアカウント情報の下に「管理者」もしくは「Administrator」と表記されているかご確認します。
– 表記がある場合: お使いのPCアカウントは管理者権限を持ったアカウントです。
– 表記がない場合: お使いのPCアカウントは管理者権限を持たないアカウントです。(5)に進みます。
(5) 管理者権限を持ったアカウントでPCにログインします。
(6) 上記(4)で確認したページを開きます。
(7) 「別のアカウントの管理」をクリックします。
(8) 開かれる画面より先程ログインしていたアカウントの種類の変更を行い、管理者権限を付与します。
セキュリティ等の理由により管理者権限の付与等が出来ない場合は次の手順に進みます。

■ アカウント名を半角英字のみのものに変更

(1) コントロールパネルを開いてします。
※Windowsの検索バーに「コントロールパネル」と入力すると簡単に開けます。
(2) 「ユーザーアカウント」をクリックします。
(3) 再度表示される「ユーザーアカウント」をクリックします。
(4) 「アカウント名の変更」をクリックします。
(5) 表示される画面にて、「新しいアカウント名」に変更するユーザー名を入力して、「名前の変更」をクリックします。
※この際、必ず半角英字のみの名前に変更を行ってします。全角文字や!や?などの特殊文字がある場合、今回の症状の改善に繋がらない場合があります。
すでに半角英字のみの場合は特殊記号等がないことを確認します。

上記二点いずれもMX-ERGOで実施不可能な場合は、以下手順を試します。

■ 仮の管理者アカウントを作成して、そのアカウントを使用してソフトウェアをインストール
もし可能であれば以下、仮アカウントを管理者として作成をしてインストールを行う手順を試します。
※PCのアカウントの設定を変更する必要がでてくるので、任意にて行います。

1. (タスクバー内のWindowsマーク) スタート>設定>アカウント> (右タブ内の) 家族とその他のユーザー>その他のユーザを追加する>「アカウントの追加」をクリックする
2. Microsoftアカウント>「このユーザーのサインイン情報がありません」>「Microsoftアカウントを持たないユーザを追加する」をクリックする
3. 画面に従いユーザー名(半角英数)とパスワードを入力して、新しいアカウント作成を完了する
4. (タスクバー内のWindowsマーク) スタート>アカウント名アイコン (または画像) を右クリックし、作成したアカウントを選択します。
6. 新規作成したアカウントでPCにログインする
7. ログイン後、下記URLより該当ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。
https://support.logi.com/hc/ja/articles/360024361233 
8. インストール後、PCを再起動する
9. (タスクバー内のWindowsマーク) スタート>アカウント名アイコン (または画像) を右クリックし、[ユーザーの切り替え]を選択します。
10. 元のアカウントでログインし直し、該当ソフトウェアをインストール/起動します。

ここまでの手順でMX-ERGOに改善が無い場合は、以下の手順へ進みます。

■ Options+を管理者として実行
Options+のアイコンをクリックする際に、アイコンを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。
この状態でOptions+を起動した際、今回の問題が再発するか確認します。

■ クリーンブート後に同様の症状が発生するか確認
(手順)
(1) キーボードでWindows+Rを押して、msconfigと入力します。
(2) 「システム構成」が表示されますので、全般のタブより「スタートアップのオプションを選択」を選びます。
(3) サービスタブより、ウィンドウの左下にある「すべてのMicrosoftサービスを隠す」というボックスにチェックを入れてします。
(4) 次に、「すべてを無効にする」をクリックし、「適用」と「OK」をクリックします。
(5) プロンプトが表示されたら、「再起動」をクリックします。
(6) PC再起動後、今回の問題が発生するかご確認します。

■ Windows OSのアップデートを再度確認して、OSを最新の状態にします。
参照: https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-%E3%81%AE%E6%9B%B4%E6%96%B0-3c5ae7fc-9fb6-9af1-1984-b5e0412c556a 

■ .NET Framework をインストールします。
参照: https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/framework/install/on-windows-10 
※不明点がある場合は、PCのメーカーサポートへ連絡します。

■ USBチップセットドライバーの更新が無いか確認します。
参照: https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows%E3%81%A7%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%92%E6%89%8B%E5%8B%95%E3%81%A7%E6%9B%B4%E6%96%B0%E3%81%99%E3%82%8B-ec62f46c-ff14-c91d-eead-d7126dc1f7b6

以上の手順すべて試してもMX-ERGOの症状の改善が無い場合は、以下を確認します。

① 反応がなくなった際に、タスクマネージャーを開き、「Logi Options+ Updater」「Logi Options+ AppBroker」「Logi Options+ Agent」というプロセスが動作中かどうか
② Optionsを起動したままだと問題は無いか
③ 使っているソフトウェアを更新しても改善がないか
④ 現在使っているソフトウェアのバージョン