【マイナ免許証】運転免許証とマイナンバーカードの一体化

2025年3月24日から、マイナンバーカードを運転免許証として利用できる「マイナ免許証」の運用が開始。

主なポイント

  • 選択肢: 従来の運転免許証、マイナ免許証、またはその両人を持つことが可能。

  • メリット:

    • 住所変更手続きが簡略化され、ワンストップサービスが利用可能。

    • オンラインでの免許更新講習が可能(優良運転者・一般運転者対象)。

    • 更新手数料が安くなる。

    • カードが1枚になることで携帯が便利に。

マイナ一体化の予約人法

マイナ一体化の予約については、手続内容により予約人法が異なる。

更新手続と同時にマイナ免許証を取得

70歳未満は、警視庁運転免許手続予約サイト又は自動音声予約ダイヤルから予約。

WEB予約・自動音声予約ダイヤル

更新手続以外でマイナ免許証を取得

  • マイナ免許に変更のみ

又は、

  • 記載事項変更手続
  • 条件変更手続
  • 運転免許証の再交付手続(遺失、き損等)
  • 運転免許証の有効期間切れに伴う失効(再取得)手続
  • すでに免許を持っている人が新たな免許種別を取得する際の併記手続

警視庁行政手続オンラインにて、事前の予約。

予約

新規取得(学科試験)と同時にマイナ免許証を取得

学科試験受験による新規に運転免許を取得される際にマイナンバーカードと運転免許証の一体化する場合は、警視庁運転免許手続予約サイト又は自動音声予約ダイヤルから予約。

WEB予約・自動音声予約ダイヤル

予約不要な人

  • 70歳以上でマイナンバーカードと運転免許証の一体化希望
  • 自主返納、運転経歴証明書の各手続と同時にマイナンバーカードとの一体化希望

については、予約は不要となります。令和7年3月24日(月曜)以降に、直接会場へ。

手続可能施設

マイナ一体化の手続は、同時に行う手続内容により実施可能な施設が異なる。

同時に行う手続 運転免許試験場 運転免許更新センター 指定警察署 指定外警察署
免許更新(通常・期間前)

保有状況変更のみ
新規取得・併記

運転経歴証明書
記載事項変更
再交付(遺失・き損等)
失効(再取得)
  • 併記手続とは、現に受けている免許と異なる種類の免許を申請する場合の手続。
  • マイナンバーカードの更新に伴い、新しいマイナンバーカードに免許情報を再記録する場合は、運転免許試験場・運転免許更新センター・指定警察署で再記録することができる。なお、指定警察署は「警視庁行政手続オンライン」から予約。

運転免許証の持ち方による違い

運転免許証の持ち方により、各種手続における手数料や手続が異なる。

手数料

  マイナ免許証のみ 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち 運転免許証のみ
新規免許取得手数料 1,550円 2,450円 2,350円
免許更新時手数料 2,100円 2,950円 2,850円
更新時講習の形式と更新手数料 (対面) 優良:500円、一般:800円、違反:1,400円
(オンライン) 優良:200円、一般:200円、違反:受講不可 対象外

手続

  マイナ免許証のみ 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち 運転免許証のみ
運転免許センターなどでの更新手続(視力検査・写真撮影など) 必要
住所変更ワンストップサービス等 利用可能 利用不可 利用不可
住所地以外での運転免許証更新の迅速化、申請期間延長 優良・一般のみ対象 優良・一般のみ対象 対象外

注意事項

マイナンバーカードの有効期限が近い人

現行のシステムでは、マイナンバーカードを更新しても運転免許の情報は引き継がれません。
このため、マイナ免許証を取得された人であっても、マイナンバーカードを更新すると、一体化の手続をやり直さなくてはならなくなります。
マイナンバーカードの有効期限が近い人は、

  • 更新手続を済ませてからマイナ免許証を取得
    又は
  • マイナ免許証と運転免許証の2枚持ち

を検討する。

マイナンバーカードの有効期限が近い

マイナ免許証に関すること

  • マイナンバーカードの券面には、免許情報(免許種別、有効期間など)が表記されないため、マイナ免許証に記録された免許情報を読み取る場合には、マイナポータルにログインするか、「マイナ免許証読み取りアプリ」を利用する必要があります。
  • マイナンバーカードとマイナ免許証の有効期間は異なります。マイナ免許証の有効期間は券面に表記されないため、有効期間切れ(失効)に注意。
  • マイナンバーカード及び署名用電子証明書にはそれぞれ有効期間がありますので、マイナンバーカードの有効期間が切れている場合は手続できません。マイナンバーカードの発行や再発行については警察では取り扱っていないので、自治体へ問い合わせる。

免許情報を読み取りアプリ

読み取りアプリHP(警視庁)

運転免許証とマイナンバーカードを一体化する「マイナ免許証」の運用が2025年3月24日に開始されましたが、初日から不具合が発生した。具体的には、免許情報を読み取るためのアプリで、表示される免許証画像の種類が実際の情報と異なるケースがあった。スマートフォン版の不具合は同日昼までに解消されたが、PC版では問題が続いた。

その後、警察庁は3月25日にPC版の不具合も解消したと発表。現在では、スマートフォン版とPC版の両人で正常に動作している。

警視庁からダウンロードするこのアプリは、マイナンバーカードのICチップに保存された免許情報を確認するために使用されるが、免許証の券面には情報が記載されないため、アプリを利用して情報を確認する必要がある。

1 警視庁HP www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp
2 デジタル庁HP www.digital.go.jp