「泣くな研修医」あらすじ ネタバレ キャスト 相関図







「泣くな研修医」とは

1日も早く一人前の医師になる夢を持つ研修医の成長ストーリー

テレ朝 土曜ナイトドラマ 23:00 4月スタート

原作:中山佑次郎

脚本:樋口卓治

「泣くな研修医」キャスト

雨野隆治(あめの・りゅうじ) 白濱亜嵐
 地方国公立大医学部卒の研修医1年生。
佐藤玲(さとう れい) 木南晴夏
 消化器外科医。雨野たち研修医の指導医
川村蒼(かわむら そう) 野村周平
 研修医。総合病院の跡取り
滝谷すばる(たきや すばる)  柄本時生
 サラリーマン経験がある研修医
中園くるみ(なかぞの くるみ) 恒松祐里
 優等生の研修医
藤堂浩司(とうどう こうじ)  山口智充
 放射線科医
山下武(やました たけし) 木村昴
 牛ノ町総合病院に救急搬送されてきた子どもの父

「泣くな研修医」第1話 あらすじ

地方の大学を卒業した雨野隆治(白濱亜嵐)は、1日も早く一人前の医師になるという夢を持ち、研修医としてやる気に満ちていた。

研修医の現実は、「兵隊」「伝書鳩」「さすまた」と言われ、医師たちが機嫌良く仕事ができるようにするため、サポートという名の雑用をこなす毎日。

患者を前にしてもまともに動けず、救急患者が運ばれてきた時には、隆治は点滴と採決を頼むが誰も手伝ってくれない。うろたえるばかりで、何もできないどころか器材をばらまいてしまう。
その救急患者は指導医の佐藤(木南晴夏)が尿管結石と診断して治療する。
隆治は同期研修医の川村(野村周平)、滝谷(柄本時生)、くるみ(恒松祐里)には、見栄を張ってまるで自分がやったかのように語る。

14歳の女の子が母親に付き添われながら、腹痛で救急外来にやってくる。妊娠も疑われたが、虫垂炎だと診断され、手術は後日行われることになる。
医局のカンファレンスで誰が執刀するかという話になるが、どの医師も「忙しい」と互いに手術を押し付け合って誰もやりたがらず、隆治に振られる。

初めてのオペに喜ぶ隆治の一方で、先に越された同期は複雑な心境になる。
隆治はかき集めたアッペの資料を読みこんだり、手術の確認、縫合の練習など準備に没頭する。

手術室に入るが、執刀は佐藤がする。
上司の岩井は「ドッキリ」だといい、隆治の自惚れは嫌いじゃないと言う。

「泣くな研修医」第2話 あらすじ

牛ノ町総合病院に救急要請が入る。親子3人が乗っていた車が高速道路で事故に遭い、10歳の男の子、山下拓磨(潤浩)が腹壁破裂の重症で運ばれてくる。
隆治(白濱亜嵐)は、緊張しながらも気合いが入るが、いざ苦しむ拓磨を前にすると、先輩医師や看護師がきびきびと動くなか何もできない。

手術室でも余計な動きばかりして、佐藤先生(木南晴夏)岩井先生(高橋和也)に無視され、挙句の果てには手術直後には傷跡を見て気絶して、頭にキズを負い絆創膏を貼る。

隆治は同期にいつものように見栄をはって、いかに自分が活躍したかを語り、滝谷(柄本時生)が感心する一方で、川村(野村周平)くるみ(恒松祐里)は聞き流す。
失敗の連続で自分の現状をわかっている隆治は、悩みながらも母親に心配をかけないため、元気で頑張っているとメールをする。

拓磨の父親・武(木村昴)が病院内でオロオロしている姿を見つける。自分は腕の骨折ですんだ武は、息子のことが心配で逃げようとする隆治を質問攻めにする。隆治は「ここ数日がヤマバかと」と伝えてしまい、武を不安にさせてしまう。

隆治は幼い頃、兄が病気で苦しみ病院に運び込まれたことを回想する。

琢磨の容態が急変し、佐藤が緊急手術をする。

「泣くな研修医」第3話 あらすじ

隆治(白濱亜嵐)は、胃がんで入院している87歳の患者・森山から聞き取りを行い、病状を含めた情報収集する業務(アナムネ)を任される。
認知症でもある森山さんに何を聞いても隆治は会話にならず、結局看護師の吉川(西尾まり)が事前にヘルパーさんに聞いていた情報をもらうことにする。
その情報をもとに、今後の治療方針を決めるカンファレンスで隆治は治療方針を提案するが、先輩医師たちは森山の年齢や認知症などの状況を考え、手術を行わず、BSC(Best Support Care)でいく方針を決める。納得のいかない隆治は、森山に申し訳ない気持ちになる。

森山が夜、ベッドに立ち上がって転倒してしまう。認知症の森山は、その後ベッドに拘束されてしまうが、隆治はなぜ森山が立ち上がろうとしたのかが気になる。
天才少年棋士だった森山は、天井に見える将棋盤で打とうとしていた。
隆治はベッドに将棋盤を持ち込むと将棋を打ち出す。
転院がきまり、森山に王将の駒を握らせて見送る。

くるみ(恒松祐里)は、担当する膵頭部にガンが見つかったシングルマザーの患者が、治療をすれば根治も目指せるのに、娘の中学受験まで待って欲しいと言われてしまう。
先延ばしにすればリスクが高まってしまうため、なんとか説得して治療を行いたい。
娘の家庭教師になる承諾を得て、治療に専念させる。

「泣くな研修医」第4話

拓磨(潤浩)がぐったりしているとの連絡が入る。拓磨の父・武(木村昴)がさつまいもを食べさせてしまったという。息子の容態を心配して質問してくる武に、隆治は、今は腸の動きが悪い状態で、おならさえでれば、と伝えてしまっていたのだ。

大腸がんで抗がん剤治療中の石井(須賀健太)が、肝臓や肺、リンパ節などに複数に転移し、これ以上抗がん剤治療は継続できないと判断、これからは積極的治療は終了して、痛みや苦痛などをとっていく治療に切り替えることに。まだ25歳という若さの石井の治療をやめてしまうことに、隆治(白濱亜嵐)は頭では理解しつつも、心が追い付いていかない。

佐藤(木南晴夏)が石井と石井の父にそのことを説明するが、顔色ひとつ変えずに真実を伝える姿に、さらに隆治は複雑な気持ちになる。もう少しオブラートに包んで話した方が良かったのでは、と佐藤に伝えるも、佐藤からは嘘で期待させるのは患者のためじゃなく、自分が背負いたくないだけだと言われてしまう。

隆治と石井が中庭で談笑していると、石井の具合が悪くなり嘔吐してしまう。佐藤に相談して、がんの影響による腸閉塞が原因で、胃管を入れることに。
石井から、いつまでこの胃管を入れるのか聞かれた隆治は、思わず数日で抜けると思うと嘘を伝えてしまい、それを聞いた石井は安心して頑張ると前向きになるが。

仲間の研修医は隆治を励まし、一人一人自分がついていた嘘を正直に告白する。

「泣くな研修医」第5話 あらすじ

一時容態が悪化した石井(須賀健太)だったが、再び安定したため、隆治(白濱亜嵐)は石井を屋上に連れ出す。そこで隆治は石井からある箱を託される。見られたくない個人情報だといい、自分に何かあったときに、隆治にもらってもらうか、もしくは処分して欲しいという。隆治が受け取ると、石井は手に持ったメモにチェックを入れる。そのメモには死ぬまでにやりたいことが書かれており、そのどれもが当たり前の普通のことばかりが並んでいた。

隆治は再び石井からある頼み事をされる。半日だけでいいから外出させてほしいというのだ。時間がないから夢を叶えてくださいと頼んでくる石井のため、隆治は佐藤(木南晴夏)に相談し許可をもらうことができたが、それはこの機会を逃すと次はないという理由だった。佐藤から「最高の外出にしてあげな」と託された隆治だったが、まだ腹部が張って腸が動いていない拓磨(潤浩)が再び嘔吐してしまい、緊急の治療のために石井の外出には同行できなくなってしまう。そこで、くるみ(恒松祐里)が代わりに一緒に外出することになるが、石井はどこか嬉しそう。念願の外出をした石井は、やりたいことリストを1つ1つくるみとやっていくことに。

自身も入院中の患者の身でありながら、健康オタクでさまざまなサプリや健康法などを調べては他の入院患者に勧めたり、何かと甲斐甲斐しく面倒を見ている徳田(清水ミチコ)が、コソコソとある外国人にあるDVDを渡しているところを川村(野村周平)が目撃する。そんな徳田を、研修医たちは怪しむが、患者の家族に治療の情報を伝えていた。

石井は徳田が自分以外の患者に手助けしていることを尊敬していた。外出の帰りにケーキを買い徳田に渡す。

「泣くな研修医」第6話 あらすじ

連日病院に泊まり、疲れがたまっている様子の隆治(白濱亜嵐)。末期がん患者の石井(須賀健太)からも心配されてしまう。その石井は、やりたいことリストを着々と実行してエンディングの準備を進めているようで、隆治は石井から佐藤先生(木南晴夏)と徳田(清水ミチコ)への手紙を託される。が、そこに自分への手紙がないことに少し引っかかる。そんな中、佐藤が病院へ出勤する姿を見かける。佐藤は最近、週1くらいのペースで病院の前にどこかへ寄っているようで、隆治は気になっていた。

川村(野村周平)と滝谷(柄本時生)は、疲れている隆治に息抜きさせようとある企画を立てる。間もなく七夕ということもあり、「織姫様に会いに行くぞ!」と無理やり隆治を連れ出した先は合コン。川村や滝谷は女の子たちと盛り上がるが、隆治はひとり席を外して外へ。そんな隆治のもとへ、合コン相手の1人のはるか(芋生悠)がやってくる。2人で話していると、亡くなったはるかの母の話になり、その母が入院していた時、当時研修医だった佐藤が担当していたことがわかる。さらに、現在の姿からは全く想像できない、意外な佐藤の姿が語られる。

何度も病院から連絡が入っていたことに気がつかなかった隆治は、合コン終わりに急いで連絡すると、拓磨(潤浩)がまた吐いてしまったと聞き、病院に駆けつける。

「泣くな研修医」第7話 あらすじ

佐藤(木南晴夏)から病院に泊まることを頼まれ、何かあればすぐに連絡してと言われた隆治(白濱亜嵐)は、石井(須賀健太)がいよいよ危ないことを認識する。病室を訪れた隆治は、酸素マスクをして力なく横たわる石井から指し示されて引き出しを開けると、そこには白い紙袋が。石井はそれを持っていくよう目で合図しながら、弱々しい文字の筆談で「なくなよ」という言葉を隆治にかける。

研修医室で仮眠をとっていると、隆治は石井のある夢を見て目を覚ます。気になった隆治は石井に渡された紙袋を開けると、中には隆治宛ての手紙が入っていた。
それを読み終えた頃、石井の容態が悪化したと連絡が入る。急いで病室に駆けつけた隆治だったが、石井が弱々しい声で「僕、そろそろいきますね」という言葉を残した後、やがてモニターの波形がフラットに。

呆然と立ちすくむ隆治だったが、佐藤から促され最後の確認をして石井が亡くなったことを告げる。石井の父から思いがけず、「ありがとう、先生」という言葉をかけられ、涙があふれそうになった隆治は病室を出て、廊下で肩を震わせていると、岩井(高橋和也)からあることを諭される。

翌日、石井のベッドを点検していたくるみ(恒松祐里)は、石井のメモ帳を発見する。

「泣くな研修医」第8話 あらすじ
「泣くな研修医」第9話 あらすじ