江戸式楽、そして現代〜式能を軸に能楽を取り巻く現状を考える〜







@国立能楽堂(東京千駄ヶ谷)能楽協会主催

実演

石橋(しゃっきょう)の実演で白獅子、赤獅子がダイナミックに舞う。

シテ 観世銕之丞
ツレ 観世淳夫
ワキ 森常好

大鼓 國川純
小鼓 大倉源次郎
笛   一噌隆之
太鼓 観世元伯

地頭 武田宗和

基調講演

能楽協会・理事長の野村萬氏が能舞台で椅子に座り基調講演。

パネルディスカッション

休憩を挟んで、NHKの芸能番組プロデューサーの司会でパネルデスカッション。
パネリストは野村萬氏と東京オリンピック招致に尽力した、近藤誠一氏、水野正人氏。

  • 2020年のオリンピックはスポーツだけでなく文化の祭典であり、能を日本文化の一つとして紹介するよい機会
  • 能は、人の本性に根ざしており海外の人にも感受される普遍性を持つ。
  • 江戸時代に確立した式能は一日かかり、現代で公演するのでは時間が長すぎる。
  • 能を普及するためには野外能などの工夫が必要である

まとめ

洋服の講演者も舞台の上で足袋を履いていた。能実演のあと拍手があり、普段と違っていた。観客席はほぼ埋まっていたが、空席が多い正面席の大半は招待者用だった。