「藤戸」「国栖」銕仙会定期公演@宝生能楽堂
藤戸と国栖 銕仙会定期公演 宝生能楽堂 4月13日
藤戸
シテは注目の若手、片山九朗右衛門。
地頭は野村四郎。
『藤戸』は、平安時代末期の源平・藤戸の合戦の悲話。
シテの漁師と母がシテ。
武士に協力しながら殺された漁師。
武士が改心して弔ったので成仏できた。
国栖 あらすじ
『国栖』は、飛鳥時代、敵に追われ、逃亡している天武天皇が、聖地・吉野にたどり着き、老夫婦にかくまわれ助かる。
後半、老夫婦はそれぞれ天女と蔵王権現に変身して、天武天皇の世となることを寿ぎ舞う。
天武天皇役は、かわいい少女。シテ馬野正基の子、桃さん。
史実ではこの時、天武天皇は30歳を超している。
能では、天皇をあえて可憐な娘が演じることで、天皇の神々しいさを演出する。