目次
「恋はDeepに」とは
海を愛する海洋学者(=人魚)と、マリンリゾート開発に人生をかける男との禁断の恋。
日テレ 水曜 22:00 4月20日~
脚本:徳尾浩司
「恋はDeepに」キャスト
渚海音 石原さとみ
海を愛する魚オタクの海洋学者
蓮田倫太郎 綾野剛
リゾート開発会社の御曹司
宮前藍花 今田美桜
鴨居研究室の特任研究員
蓮田榮太郎 渡邊圭祐
蓮田家の末っ子
鶴川優作 藤森慎吾
倫太郎の親友
染谷醍醐 高橋努
山内可憐 筧美和子
椎木拓真 水澤紳吾
Mr.エニシ 福山翔大
風間みどり 松熊つる松
鴨居正 橋本じゅん
蓮田光太郎 大谷亮平
蓮田太郎 鹿賀丈史
「恋はDeepに」第1話 あらすじ
海を愛する芝浦海洋大学特任研究員・渚海音(石原さとみ)は、星ヶ浜海岸に巨大マリンリゾートが建設されることを知り、海に暮らす魚たちの暮らしを守るため、なんとか止める手立てはないかと考える。
リゾート開発を進める蓮田トラストの御曹司で、三兄弟の次男・倫太郎(綾野剛)は、父・太郎(鹿賀丈史)にロンドンから呼び戻され、星ヶ浜での開発の陣頭指揮を任される。
海音が出演した番組「たそがれTVライブ」で水槽の前で顔を合わせた二人。海音は水槽の魚を凝視する倫太郎に好感を持ち、ウミガメの話をする。しかし環境保護とリゾート開発という正反対の目的を持っていた。
翌日、倫太郎と対立関係にある兄・光太郎(大谷亮平)から呼び出された海音は、リゾート開発チームに参加してアドバイスをしてほしいと頼まれる。
開発に反対だと言って断ろうとすると、説得され協力することになる。
海音は蓮田トラストに通い始める。海洋生物学の専門家として環境保全を担当する。倫太郎は兄と後継者争いをしている。弟の栄太郎(渡邊圭祐)は倫太郎を慕っている。
倫太郎は子供のころ描いたウミガメの絵を懐かしく眺める。
海音は「この計画を中止すべき」だという。海中展望タワーは海洋生物の住みかがなくなると言いう。
倫太郎は「海は変わる。反対したいだけなら他でやってくれ」と言い放つ。
海音は水槽のまなざしを思い出し「真剣に海に向き合ってくれると思っていた」と言う。
倫太郎はダイビングで星ヶ浜海岸に潜るが事故で水中で気を失う。通りかかった海音はカニが「溺れているよ」と教えられて、倫太郎を陸に引き上げる。気を失っている倫太郎の唇にキスをする。気が付いた倫太郎は驚き、海音は立ち去る。その様子の動画を撮影されていた。
水槽で飼っているウツボが海音に「君がここにいられるのは3カ月だよ」と語りかける。
「恋はDeepに」第2話 あらすじ
海音(石原さとみ)は海から「最後の希望だ」と言う声を聞く。
海音は岩場に倒れているところを助けられていた。
スキューバ中の事故で溺れた倫太郎(綾野剛)を助けた海音。翌日、会社で顔を合わせた二人の間には気まずい空気が流れる。
蓮田トラストのリゾート開発本部は、世界的に有名な一流ホテルを誘致するため、CEO・デイヴィッド(小手伸也)の説得に動き出す。
なかなかOKを出さないデイヴィッドだったが、海中展望タワーに興味を示し、倫太郎に期待をかける。それを見た海音はディビッドに話しかけると、倫太郎とホテルに招かれる。
海音に光太郎(大谷亮平)は極秘の展望タワーの設計図を見せるが、その狙いは開発を成功させるためだ。
蓮田榮太郎(渡邊圭祐)が研究室を訪れる。藍花(今田美桜)は、榮太郎に互いに好意を感じ、リゾート開発本部と研究室の交流会を始める。
海で助けてくれたお礼を海音に伝えようとする倫太郎だったが、なかなか上手く切り出せない。
海音も、倫太郎から時折見える不器用で優しい素顔が少しずつ気になる。
海音は相手の懐に入って攻撃することに決める。
倫太郎は海音とディビッドに会いにホテルに行く。ホテル内の巨大水槽の前で二人は見つめ合い、助けてくれたお礼を言う。
海音は水槽の中にディビッドを怖がっている魚を見つけ、不審感を抱く。
海音は倫太郎は言葉が足りないと言う。
ディビッドは貧困時代の過去を倫太郎に語り、ペットボトルを海に投げ捨てる。
倫太郎は家族の過去にこだわっている。
父は倫太郎にディビッドが帰国する前にパーティーで話をつけるように頼む。
海音はディビッドに展望タワーの海への影響を伝えるが、拒絶されショックを受ける。
ホテルで海音と倫太郎は停電でエレベーターに閉じ込められる。
倫太郎は泣きだす海音を励まし、肩を抱きながら助けてくれたお礼を言う。
海音は倫太郎にディビッドに説得を頼み帰る。
倫太郎は「星が浜は人生をかけて背負っていかなければないものだ」と言う。。
しかし、ホテルの誘致が決まってしまった。
ウツボが海音に「恋しちゃったんだろう」と言う。
海音が倫太郎とキスをしている動画がSNSにアップされる。
「恋はDeepに」第3話 あらすじ
倫太郎(綾野剛)と心が通じたと思った矢先、マリンリゾートへのホテル誘致が決まったと聞き、動揺する海音みお(石原さとみ)。
開発予定地である山の一部に、まだ手に入っていない土地があることが発覚する。
土地所有者の雪乃(堀田真由)は、土地を売る気持ちはないことが分かり、海音は安心する。
海音は山の水質を実地調査し、海を守るために、山の自然がいかに大切なのかを倫太郎に説明する。倫太郎は、少年のころの女性と海音を重ね合わせてしまう。
研究室では新しいバイトに榮太郎(渡邊圭祐)が決定する。榮太郎のまっすぐな瞳に、藍花(今田美桜)の気持ちも揺れ動く。
テント暮らしの准教授・椎木(水澤紳吾)は海音の経歴が空白であることに気づき、その正体に疑惑の目を向ける。
再び冷たい態度に戻り、海音を戸惑わせる倫太郎だが、海音には倫太郎が海を壊すようなことを本当に望んでいるとも思えない。
蓮田トラスト社内ではリゾート開発が難航する倫太郎に、兄・光太郎(大谷亮平)は海音が邪魔だったら切れば良いと言う。
テレビ局から海音が取材を受ける。
椎木から経歴を聴かれ、ダナン海洋研究所にいたと答える。
倫太郎は水槽からいなくなったカメを一緒に探す。
鴨井は光太郎からリゾート開発を中止するために水質検査を依頼していた。
しかし光太郎はリゾート開発を進めることにした。
海音は山が大切なことを説明し、報告書を渡す。倫太郎は報告書を熱心に読む。
倫太郎は土地の交渉を続ける。雪乃は借金を抱えていて、蓮田トラストに売ることにする。
海音はショックを受けるが、倫太郎は山は残すために買っていたことが分かり安心する。
海音は倫太郎に「家族はいない、海が家族だ」と答え、笑われる。
砂浜で打ち上げられていた過去を回想すると、倫太郎が焼き芋を持ってきて2人で食べる。倫太郎は海音の手を握り「なんでこんなに冷たいの」。
倫太郎と親密そうな美女(泉里香)が現れハグする。
「恋はDeepに」第4話 あらすじ
海音(石原さとみ)の話を聞き、山を守る決心をした倫太郎(綾野剛)は、「山を崩さない」という条件で、土地を購入する。
その行動は社内で問題になり、父で会長の太郎によって、倫太郎はプロジェクトから降ろされてしまう。
代わりに指揮を執る光太郎(大谷亮平)は、倫太郎がこだわっていた「海中展望タワー」の建設を中止する。
目的達成となる海音だが、光太郎の人柄がどうしても信頼できない。
倫太郎とハグしていた女性・遥香(泉里香)の存在が気になってしまい。
ウツボから忠告された海音は、倫太郎を尾行する。そこで目撃したのは、遥香と幼い子どもと待ち合わせして、楽しそうに遊ぶ姿だった。倫太郎には妻子がいることが分かり、海音は気が抜けてしまう。
光太郎と倫太郎は海音の正体に疑問を持ち始める。
倫太郎は海音と海岸でキスしたときの写真を見せてもらう。
榮太郎が企画したWデートバーベキューで、海音と倫太郎は二人きりになる。倫太郎の奥さんと思っていた女性は幼馴染だった。倫太郎が海中展望タワーを作るのは、亡くなった母との約束からだった。海音は建設反対を諦めない。
倫太郎は海音の生い立ち、キスをしたこと、どうやって助けたのかを尋ね、近づきキスをして本当のことを教えてほしいと迫る。
倫太郎は海音を家まで送り届けると、キスをしたことを思い出し興奮する。
海音のいたダナン海洋大学を調べると話が違っていた。
翌日、倫太郎は海音を見つけ全速で追いかける。海音は子供を庇って頭を打って倒れ込み、救急車で搬送されようとするが救急車から降りる。
倫太郎はに「私にんげんじゃないの」と言って逃げ去る。
「恋はDeepに」第5話 あらすじ
「私、人間じゃないの」海音(石原さとみ)の告白に混乱する倫太郎(綾野剛)。海音は、倫太郎のことは忘れ、残された期間で海を守ることに集中しようとする。
蓮田トラストと鴨居研究室が合同で、『星ヶ浜の今と未来』をテーマにしたイベントを開催することに。倫太郎は、<海中展望タワー>計画の復活を条件にイベントの責任者を引き受ける。
鴨居研究室をプロジェクトから外そうと画策する光太郎(大谷亮平)と火花を散らす一方で、まさか海音に騙されている、と思い悩む。
藍花(今田美桜)と榮太郎(渡邊圭祐)の恋は急進展する。しかし榮太郎はリゾート開発を推進させる目的があった。
イベント終了後、海音の家を訪ねる倫太郎。
海音は「星ヶ浜で生まれ育ち、目的があって来た。体がもたないので2か月後に海に戻る」と告げる。
鴨井はしつこく迫る新聞記者ともみ合いになりケガをさせてしまう。パトカーが来て鴨居を連行する。
「恋はDeepに」第6話 あらすじ
鴨居(橋本じゅん)が警察に連行され、一人になってしまった海音みお(石原さとみ)。心配する倫太郎(綾野剛)は、海音を蓮田家に招待する。海音は倫太郎の家で塩水を一気飲みし、加湿器をつけてて落ち着く。
遥香(泉里香)を連れた榮太郎(渡邊圭祐)も帰って来る。倫太郎と遥香の親しげな姿に、海音は嫉妬する。
蓮田家に、藍花(今田美桜)たち研究室の仲間が押しかける。仲間の暖かさに嬉しくなる海音。
藍花は、榮太郎の隠し事が気になっていた。コソコソと椎木(水澤紳吾)とやりとりする榮太郎は、株の買い占めを進めている。
倫太郎は海音に、母親との約束だった「海中展望タワー」を作るためにロンドンから戻って来たと話す。しかし、海音に出会ったことで「予定が狂った」と切なく微笑み、海音にまっすぐな気持ちをぶつける。
倫太郎への気持ちを抑えられず、地上での生活に未練を感じ始める海音。寝ている倫太郎に口を合わせる。
蓮田トラストでは、星ヶ浜の開発プロジェクトについて、光太郎(大谷亮平)か倫太郎のどちらかがリーダーに選ばれることになる。
鴨井は解放され研究室に戻る。
榮太郎は光太郎の星が浜の海底開発にブレーキをかけようとする。海音は倫太郎に、光太郎はデータを改ざんして開発を進めようとしていると伝える。
倫太郎は役員会議で海中展望タワー計画を、倫太郎は海中資源開発を主張する。海音は子供たちからの手紙を役員室の前に置く。海中展望タワーを期待する手紙だった。
社長は海中展望タワーを選択する。
会社の株が買い占められていることが発覚する。
「恋はDeepに」第7話 あらすじ
魚たちの話す言葉が突然理解できなくなってしまった海音(石原さとみ)。
水槽のウツボは「恋に全力で突っ走れ」とだけ言い残す。
開発プロジェクトのリーダーに復帰した倫太郎(綾野剛)は、記者に追われる海音の身を心配する。
海音の怪しい経歴をめぐって、鴨居研究室は大学内で存続の危機に立たされてしまう。
蓮田トラストでは香港の会社に株を買い進められていることが発覚。このままでは会社を乗っ取られてしまう。大量の株を売却していたのは、榮太郎(渡邊圭祐)だった。
海音を心配する倫太郎が研究室に迎えにくる。倫太郎が向かった先は会社ではなく、遊園地。自分を元気付けようとする倫太郎の優しさを感じる海音。倫太郎は<海中展望タワー>が環境を壊さないよう、大きさや形まで真剣に考え直そうとしていた。
榮太郎の行動をめぐって蓮田家には険悪なムードが漂う。
海音は研究室の仲間にこれ以上迷惑をかけないため、自ら身の潔白を証明しようと、テレビ番組で経歴をごまかそうとする。倫太郎はテレビ局に駆け付け、海音を海岸に連れ出す。
倫太郎は幼いときに母が海にさらわれたビーチボールを拾いに行って死んでいた。それを自分の性だと思っていると海音に語る。
散歩していると海音は突然歩けなくなり、背負って民家風の博物館まで運び、愛を打ち明ける。
博物館の人魚の展示を見て驚いて、涙を流して消えた海音。
波打ち際で海に入ろうとする海音を引き戻す倫太郎。
倒れ込み、「もう帰れない」と言う海音の足の指先が鰭状に変化する。
「恋はDeepに」第8話 あらすじ
倫太郎(綾野剛)の腕の中で意識を失った海音(石原さとみ)。倫太郎は鴨居(橋本じゅん)を頼り、古くからの知り合いだという病院に海音を運ぶ。しかし海音が目を覚ました時、倫太郎の姿は消えていた。
海音が意識を失っている間、倫太郎は、『海音とはもう関わらない』という約束を鴨居と交わしていた。自分のせいで海音が無理をし、命を危険にさらしていることを知った倫太郎は、自ら身を引く決意をしたのだった。そうとは知らず、自分と距離を置く倫太郎に切ない思いを抱く海音。
蓮田トラストでは榮太郎(渡邊圭祐)が取締役に就任。星ヶ浜のリゾート開発計画を白紙に戻すことを発表する。
鴨居は、海音の経歴をめぐって教授会で説明をすることに。それを知った海音は「本当のことを話したい」と訴える。運命の教授会は翌日に迫る。
「恋はDeepに」第9話(終) あらすじ
トラックから海音みお(石原さとみ)をかばおうとして、頭を打ってしまった倫太郎(綾野剛)。なんとか立ち上がるものの、倫太郎の身体にはかすかな異変が起きる。
鴨居家に戻った海音は、ウツボの声が断片的に聞きとれることに気づく。ウツボは、海音が海に帰れるのが満月の時だと伝える。次の満月まであと3日。海音は、地上の生活、そして倫太郎との別れが間近に迫っていることに呆然とする。
海音との別れが近いことを察した倫太郎は、海音のために、鴨居研究室と蓮田トラスト開発チームとの合同サプライズ送別会を提案する。迫りくる、二人の別れの時。
しかし、倫太郎は頭の損傷で倒れ入院する。海音は倫太郎が回復するまで傍で看病する。
別れの日が来る。海岸で海に入ろうとする海音を見つけ、熱いキスを交わす。
さようならと言って倫太郎は背を向けて歩き出す。振り返ると海音の姿は消えていた。
「恋はDeepに」SP あらすじ
海音みお(石原さとみ)が海へと帰ったあの日。倫太郎(綾野剛)は悲しみを押し殺し、蓮田家へと車を走らせていた。心配する光太郎(大谷亮平)と榮太郎(渡邊圭祐)の待つ家に着いた倫太郎は、感情を抑えきれず、静かに泣き崩れる。
一週間後、海音のいない寂しさに沈む鴨居(橋本じゅん)の元に、Mr.エニシ(福山翔大)が現れる。エニシは、海音が皆に向けて残したという動画を手にしている。
鴨居は研究室に藍花(今田美桜)たち仲間を集め、海音の動画の鑑賞会を企画。そこに倫太郎も駆けつける。動画の中で海音は仲間たち一人一人と過ごしたかけがえのない時間と感謝の気持ちを語っていた。
最後に海音は倫太郎について話し始める。倫太郎は動画を一時停止すると、「一人で見ていいですか?」と断り、画面の海音と二人きりの時間を過ごす。
別れてから3年後、星が浜でペンションを営む倫太郎。
砂浜のテーブルのあとかたずけをしていると、海音が現れる。
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