基調講演 スマート住宅・ビル・施設Week@東京ビッグサイト

2018年12月12日10:30-12:00@国際ビッグサイト
2020年に向けたスマート住宅の最新動向:基調講演

「住宅産業発展に向けた我が国の政策」
国土交通省大臣官房審議官(住宅局担当)小林 靖

1. 住宅市場の縮小
人口の減少。所帯数は全国は、2年後にピーク(東京は2025年、沖縄は2030年)。
現在、全戸数6000万戸のうち800万戸が空き、320万戸が放置。
⇒量的には足りている。
⇒質の良い住宅へ。
⇒新築は長持ち、既存は流通促進させる政策。

2. 住宅のストック活用型社会を実現
インスペクション人材の育成
インスペクション費用4~6万円、2~3時間
改修した住宅の市場価値を高める政策。

3. 省エネ性能の向上
住宅トップランナー制度推進
建築士が住宅オーナーに省エネ性能を説明する法改正。
ZEH住宅を、2020年までハウスメーカの半数。2030年まで新築全部。

4. 空き家320万戸の対策
リフォームして売却する時、3000万円まで所得税控除する特別措置を4年延長。
特定空き家制度⇒市町村が代執行できる。

5. 消費税率上げ対策
住宅新築の駆け込み、落ち込みを回避するように調整。
ローン減税の継続。省エネリフォームの助成継続。

「ミサワホームの将来に向けたスマートホームへの取組み」
ミサワホーム(株)取締役 専務執行役員作尾 徹也

  • ICTを活用した住宅 ←センサー、通信チップ、スマホの普及
  • スマートホームの変遷
    エネルギー可視化⇒リアルタイム可視化⇒生活サポート(見守り、防犯)⇒スマホ制御(エアコン)・見守り・鍵制御
  • GAINET(地震被災度即時判定計)住宅内に地震計を設置(電池で稼働)⇒ 大地震後避難指示
  • 機能安全の国際規格を産総研と研究開発中(窓を開けろの優先順位)
  • FIT後 売電から自家消費型
  • 街づくり 防災減災 各世代居住 介護施設
  • 家をOSと捉えたプラットフォームをつくる
    住宅専業から多角化企業へ

2018年12月13日10:30-11:15
IoT住宅の最新技術と将来ビジョン:特別講演

「日本の暮らしにAI・IoTでイノベーションを! 〜AI・IoTで実現する次世代住宅を目指して〜」
コネクティッドホーム アライアンス理事長/東京急行電鉄(株)取締役 常務執行役員市来 利之

  1. 住まいは変わる。⇒企業の垣根を超える。
    暮らしIoT:家電機器メーカ間の連携
  2. 海外
    アメリカでは、WORKS WITHで他社と協業
    TOYOTA:自動車会社からモビリティサービス会社へ
  3. 日本
    itscom:Inteligent Homeは、米COMCAST社のクラウド使用
    家の鍵を開ける⇒ビデオ映像⇒メールに転送⇒スマホで見る
    LINEでスマートスピーカー操作
    スマホで鍵を開ける
    大阪ガス:風呂水位センサー
    LixilのLife Assist、
    大和ハウスのDaiwa Connect、
    レオパレス
  4. 問題点
    セキュリティー
    個人情報
    月額利用料
    玄関電源
    wifi不安定
    サポート体制
    買い替え年数:IoTガジェット2年、エアコン15年、住宅30年