「天国と地獄」とは
ドン詰まりな女性刑事・綾瀬はるかとサイコパスな殺人鬼・高橋一生の魂が入れ替わる。
TBS「日曜劇場」9時 2021年1月17日~
脚本 森下佳子
「天国と地獄」のキャスト


望月もちづき 彩子あやこ 綾瀬はるか
日高ひだか 陽斗はると 高橋一生
渡辺わたなべ 陸りく 柄本 佑
八巻やまき 英雄ひでお 溝端淳平
五木いつき 樹里じゅり 中村ゆり
湯浅ゆあさ 和男かずお 迫田孝也
新田にった 将吾しょうご 林 泰文
五十嵐いがらし公平こうへい 野間口 徹
十久河とくがわ広明ひろあき 吉見一豊
富樫とがし 義貴よしたか 馬場 徹
幅はば 健太郎けんたろう 谷 恭輔
日高ひだか 優菜ゆな 岸井ゆきの
日高ひだか 満みつる 木場勝己
河原かわはら 三雄みつお 北村一輝
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「天国と地獄」第1話
望月彩子(綾瀬はるか)は、努力家で正義感が強く、上昇志向も強いが慌てん坊な刑事。思い込んだら一直線で失敗も多いため、周囲の刑事たちからは煙たがられている。
彩子はある朝、出勤時間ギリギリに起床。朝からバタバタと急ぐあまり、電車内でうっかり自分だけマスクをしていないことに気付く。すると、偶然乗り合わせた男性(高橋一生)から自社製品のサンプルだというマスクを譲り受ける。
7番町で殺人事件が発生。管理官が刑事たちに現場へ急行するよう指示するが、その時、捜査第一課に居合わせたのは、過去の失敗で謹慎中の身であった彩子のみ。彩子は、挽回するチャンスの到来に、「絶対に手柄を立ててやる」と現場へ急ぐ。
CM
向かった先には、遺体の口内にパチンコ玉が詰められた、猟奇的殺人だった。彩子は掃除されたばかりのような清涼感を感じる現場に違和感を覚える。
3年前の官僚の猟奇殺人にも被害者と同じように、手にΦの文字が描かれていた。
彩子の同居人・渡辺陸(柄本佑)は、清掃現場でアルバイトをしていた。陸から匂いのない業務用の特殊洗浄剤・バニッシュアンダーがこの世に存在することを知る。
洗浄剤の製造元は創薬ベンチャー企業のコ・アース社長の日高陽斗は、なんと数日前彩子に電車内でマスクをくれたあの男だった。日高はアメリカのMITで分子生物学を学んだあと起業していた。
彩子は日高のもとへと会いに行く。
日高は、知らないはずの被害者が「一人暮らしである」ことを知っていて、当日3時間の散歩して、アリバイがないことを怪しむ。

先輩刑事・河原(北村一輝)は彩子の推理を認め、彩子から日高の捜査を受け継ぐ。
仕事を奪われた彩子は河原の後をつけて捜査状況を観察する。河原は日高のマンションの監視カメラの記録を見れるようにと交渉する。
彩子は夜、日高の行動を調べる。
捜査本部では捜査が進まないのにいら立っている。次の会議までに進展しなったら、日高のマル秘を解くことになる。
河原はマンションの監視カメラ情報を入手し日高の外出を確認する。彩子はレンタサイクルの使用を疑う。日高の友人からかつて連続殺人で疑われていた情報を得る。
CM
捜査会議で日高の捜索は続けられる。ガサ状を取るため後輩・八巻が日高のアメリカでの容疑者歴を発表する。
八巻に先を越された彩子は約束を守らなったことを責める。それを聞いていた河原は彩子の過剰な手柄指向を嗜める。
彩子は、日高が映されているレンタサイクル出入口の動画ファイルを叩きつけて八巻に渡す。
鑑識によりパチンコ玉からカーキー色の皮手袋の組織が見つかる。彩子は日高の手袋を入手するため車で追いかける。歩道橋の上で月を見ている日高に近寄り、「明日に捜索令状が出るので自首するように」勧める。日高は対抗手段を取るといいながら手袋を道路に投げ捨てる。現行犯逮捕しようとしてもみ合い、二人とも階段を転げ落ち、気を失う。彩子は日高から石で殴られる夢を見て覚める。
彩子は自分の姿が日高になっているのに気付く。
CM
病院の待合室の日高は起きて自分が彩子になっているのを気付く。八巻は彩子を見て、いい感じになったとつぶやく。
日高(元彩子)は凶器の丸い石を発見すると、彩子(元日高)が現れラッキーだと言う。彩子は日高に手錠を取り出し、自分に決定権があると言う。日高は「もう一歩で手柄を挙げられたのに」と追い詰められながら、つぶやく。
「天国と地獄」第2話
<>内は入れ替わった後の人物名。
階段から転げ落ちた拍子に魂が入れ替わった彩子<日高>(綾瀬はるか)は日高<彩子>(高橋一生)に「出頭して一生を塀の中で過ごすか、それとも自分と協力して容疑を晴らすか」と二者択一を迫る。仕方なく後者を選択した日高<彩子>は、彩子<日高>の指示通り、家宅捜索が入る前に日高のマンションからダンボール箱をこっそり持ち出す。中に入っていたのは連続殺人の証拠となり得る品々だった。

家宅捜索を乗り切った日高<彩子>は、河原(北村一輝)の事情聴取を受ける。その様子を別室で見つめる彩子<日高>と八巻(溝端淳平)。八巻は彩子の雰囲気がいつもと違うことを変に思って尋ねるが、「路線変更です」と煙に巻かれてしまう。
警察は日高が犯人である確たる証拠を見つけられないまま、秘書・樹里(中村ゆり)の素早い根回しで日高<彩子>を釈放。マンションに戻った日高<彩子>は、居候の陸(柄本佑)のことを考えた。一緒に暮らしている陸なら、きっと本物の彩子ではないことに気づいてくれるはずだ。
ところが、陸は彩子<日高>と仲良く食卓を囲んでいた。