和楽の美 大江戸歌舞絵巻 芸大の邦楽・西洋音楽・美術のコラボ

東京芸大での邦楽と西洋音楽・美術がコラボレーションする舞台

和楽の美 2019 大江戸歌舞絵巻

東京藝術大学奏楽堂

第1部 江戸城落成と城下町

語り進行:堀口 茉純(お江戸ル・大奥の女中役) 適役。場を盛り上げ、かなり良かった。

筝と三味線

パイプオルガンと雅楽

謡曲 「佐渡遠流」 藤波重彦

能舞 「四海波」 野村四郎 ーベートーベン四重奏曲を伴奏に舞う

長唄・歌舞伎踊

筝曲山田流

第2部 神田祭りと街風俗

語り進行:堀口 茉純(お江戸ル・明治初期の町女役)

仕舞 「自然居士」 武田孝史

里神楽 獅子舞 おかめヒョットコの舞

清元

長唄

尺八 ー虚無僧二人

筝曲生田流

新内流し

終曲 花見踊り ー5輪色の踊り

フィナーレ ー野村四郎が大国様に扮して客席に桜の花びらを撒く

大江戸歌舞絵巻 神話の時代からたどってきた邦楽絵巻のフィナーレ

出演者

【特別出演】
野村四郎(人間国宝・能楽観世流)
【出演】
堀口茉純(語り/お江戸ル)
江戸里神楽若山社中

清元梅寿太夫(清元)
新内多賀太夫(新内)
藤波重彦(能楽観世流)
武田孝史(能楽宝生流)
花柳輔太朗(日本舞踊)
小島直文(長唄三味線)
味見 純(長唄)
萩岡松韻 (箏曲山田流)
上條妙子(箏曲生田流)
盧 慶順(邦楽囃子)
青木鈴慕(尺八琴古流)
清元紫葉(清元)
三浦元則(雅楽)
迫 昭嘉(指揮)
他 邦楽科・器楽科教員&学生

大江戸の音と遊ぶ
千野 喜資(構成・脚本)

今年の「和楽の美」は江戸時代です。古代から歴史を追って5回。これはオリンピック五輪の色に沿った企画です。5回目は青で、大江戸の日本晴れの空の色でもありましょう。

慶長8(1603)年2月、徳川家康は征夷大将軍に任ぜられ、江戸幕府を開きました。江戸城には五層の天守閣が聳え、日本橋を基点にした五街道も整備されました。明暦3(1657)年1月、江戸を悉く焼き尽くした大火に襲われましたが、再興に尽力して大江戸を築くことが出来ました。そして幕末までに大きな内乱も無く、永い平和を享受することが出来ましたが、この間には多くの天災・飢饉・疫病を乗り越えて来たことを忘れてはいけません。
江戸期の三味線の発展で多種多様な音曲が生まれました。邦楽で大江戸を表すのに、庶民の目から見た江戸風俗を主眼としてみました。「江戸城落成」「歌舞伎踊」「祭」などで括ってみましたので、タイムスリップして江戸人になり、江戸の音と遊んで頂ければ幸いです。

大江戸歌舞絵巻によせて 
宮北千織(舞台美術デザイン)

数年前、観客として「和楽の美」を拝見しました。2002年から続けられてきた、その公演の美術のお話を頂き驚きました。音楽学部と美術学部が協力し合った公演という事と、2015年からは2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで五輪の各色をテーマカラーとして、日本の歴史をたどっていると伺いました。今までオリンピックの年には、選手の頑張りに後押しされて作品制作に力が入ってきた私は心躍り、ついつい未経験の舞台美術をお引き受けしてしまいました。
フィナーレとなる5回目は江戸時代。絵画では俵屋宗達、尾形光琳、葛飾北斎など、多くの名だたる絵師が活躍し、多彩な展開をとげた時代です。最も近い過去の芸術として身近に感じ、影響を受けてきました。
今回の舞台を通して様々な方と出会い、お話を伺いました。自身の今後の制作についても考える、貴重な機会を頂いたと思います。
華やかで、希望が感じられるような空間になればと願っております。

和楽の美 2018-2015

和楽の美 2018 安土桃山~信長・秀吉英雄譚

前半は信長で、「今川義元討ち」「安土築城」「本能寺の変」の三部。
後半の秀吉は「太閤能」「悪夢」「醍醐の花見」の三部。
幸若舞「敦盛」と太閤能「明智討ち」の復曲した。

和楽の美 2017 源平の盛衰~有為転変賦


後白河法皇の時代。鬼界が島に流された俊寛僧都と判官源義経が登場。

和楽の美 2016 邦楽絵巻「大和は国のまほろば」

大和に憧れていた僧侶が、夢の中で天女に誘われて天平の世へタイムスリップする。
葛城山三輪山の神と出会い、怨霊に悩まされ、大佛開眼の大法要の場面。

和楽の美 2015 邦楽絵巻「ヒミコ」

能 高砂以外は書下ろし

東京藝術大学邦楽科の構成

まとめ

東京藝術大学の邦楽分野の核となるアーチストが結集し、西洋音楽・美術がコラボレーションする華麗な舞台だった。