ドラマ「私たちはどうかしている」 最終回 スペシャル
2020年9月30日日本テレビ系「水曜ドラマ」
原作:安藤なつみ
脚本: 衛藤凛
「私たちはどうかしている」キャスト 相関図
「私たちはどうかしている」最終話
七桜と椿、光月庵を手にするのは!? 大旦那(佐野四郎)は後継者(七桜、椿)をお菓子の優劣で決めることにした。
「私たちはどうかしている」勝負の前日まで・・・
椿の婚約者、長谷栞(岸井ゆきの)は光月庵が火事の日の出来事を七桜(浜辺美波)に話す。 道具箱は椿(横浜流星)が守ったことになっているが、火事のとき記憶を失っていた。
実は女将(観月ありさ)が運びだして息子の手柄にしていた。
栞の妊娠は、椿との縁を取り戻すための嘘だったと告白した。
栞が妊娠していないことを知った女将(観月ありさ)は誰でもよいから妊娠をするようにすすめる。
椿は女将(母)に七桜、栞に関わらないように咎める。
七桜は敵対視していた、椿のやさしさを見直す。
勝負の前日、庭で二人で会い話す。七桜は幼いときから椿が眩しかったと告白する。
しかし七桜は椿が子供のとき、ナオの母を犯人と証言したことは許せない。
言い終わると七桜は涙ぐむと、椿が優しく抱き寄せる。その夜、二人は愛し合う。
命運を懸けた最後の和菓子対決…
大晦日の夜に最後の対決。女将が妨害しない。息子を信じているから。
女将が不審な電話をする。
最初は七桜、のお菓子。ゆずの練り切り。食感が続く。暖かいいつまでも包まれていたいと大旦那。
椿のお菓子は、椿餅。
大旦那:どうしてこの味を知っているのか。
椿:この道明寺は最初に父から教わった。
大旦那:和菓子の伝えるのは味だけでなく思い出。代々受け継がれてきたもの。
佐野は泣き、考えさせてくれと二人を左右の部屋に。
合格者の襖を開けることになる。
女将が登場。大旦那は作者を言わず2つの菓子から良い方を女将に選ばせる。こちのお菓子ですと言う。
椿:勝てば未来が開ける。七桜:負ければすべてを失う。
開いた襖は七桜。女将は七桜の菓子を選んでいた。
女将は椿を責める。大旦那は仲裁しようとして、心臓発作を起こして倒れる。
大旦那は椿を病床に呼ぶ。選ばなかった理由は、椿の菓子は私だけに向けられたものだ。私に認めてもらいたかったのだろうが、もっと自由にお菓子を作れ、縛られず思うままに。と言って息を引き取る。
椿は泣く。
光月庵は実の孫でないので継げないと職人がつぶやく。七桜は大旦那を失い血のつながった家族が一人もいなくなった。大旦那の葬式に椿は洋服を着て現れる。
椿:七桜と私は逆転して15年前に戻った。光月庵はつぶさないでくれ。と言い残して去る。
七桜は喜多川に歩み寄るも避けられる。
七桜は生の桜の羊羹を作ろうとするが、トラウマの赤色(血の色)を使うのをためらう。
女将が七桜に近寄る。七桜は女将に夫を殺した犯人であると名乗り出てくれと頼むが、拒否される。
女将は七桜にこの店は渡さないと言い張る。
真犯人と事件の全貌が明らかに!
居酒屋。椿(横浜流星)の本当の父親は多喜川の父だった。
女将(観月ありさ)は、お菓子の道具箱にガソリンをかけて燃やそうとする。
多喜川が短刀を持って入ってくる。
多喜川と椿は兄弟であることが女将によって明かされる。
女将はライターで火をつける。そこへ椿が現れ火を消す。道具箱は無事だった。
女将:殺したいほど樹(夫)を愛していたが、樹の心の中には百合子(七桜の母)がいた。
女将は樹から離婚を迫られた。女将は子供が欲しかった。夫に対する復讐のため多喜川の父と結ばれ椿を生んだ。
七桜の母親が店に戻り、樹と愛し合うのが堪らなかった。
事件の日、女将が七桜の母、百合子の包丁を持ち出したのが目撃される。しかし職人は誰も証言しなかった。
事件の前日、椿は桜(七桜の子供時代)が父親の子供と気付いてショックを受ける。
椿は現場から立ち去る母(女将)を見ていた。女将は事件現場の包丁を変えていた。
椿の事件当日の証言。「きのう見たんだお父様の部屋で。」
七桜の母と父樹が密会しているのを見ていたのだ。
全ての謎が明かされる!
七桜が女将に攻め寄る。女将は、「凶器をすり替えただけ。殺したのは女将から頼まれて殺した多喜川秀幸。」
樹を殺したのは多喜川秀幸だった。
父親が女将に奪われた秀幸の家庭は崩壊した。
女将は七桜の母に近つけさせないために喜多川の父を呼び出す。その夫を見て多喜川の母は自殺を企てる。
喜多川秀幸は家庭を崩壊させた女将を憎み、殺しに行く。ところが樹に見つかり、もみ合っているうち刺し殺してしまう。
樹は死ぬ間際、女将(観月ありさ)に謝る。店と椿を頼むと言い残して息絶える。
女将は刺した包丁を見て犯人は秀幸だと確信する。
殺人容疑を七桜の母に掛けるため包丁をすり替える。秀幸は、母の具合いが悪いので自首できなかった。その結果七桜の母が殺人者となってしまった
多喜川は七桜が光月庵の後継者と知る。贖罪をするため七桜に光月庵を継がせ、女将を追い出す決心をした。
多喜川は女将を殺して自首するためにパトカーを呼んでいた。サイレンが聞こえる。ナオは椿の母を殺さないように頼むが。
多喜川が短刀で突き進むが七桜が遮り手に傷を負う。
七桜:私たちから大切な人を奪われないで。
滝川を許さないという、光月庵を憎む呪いから解放された。
多喜川は御免と言いながら謝り、逮捕される。
女将の最期
女将(観月ありさ)は狂ったように歌いながら路上を歩く。
光月庵の後継者認めてもらえなければ追い出されてしまう。と回想する。
トラックの前に立ち事故死する。
女将は生前に臓器提供を申し込んでいた。角膜移植手術の手続きをしていた。移植手術のためには死後24時間以内が必要だった。
眼が悪かった椿(横浜流星)は移植を拒絶するが、菓子勝負の前日に女将が電話していたのは息子のためだった。
それを聞いた椿は母の遺体の前で泣く。
椿:18年前七桜からすべて奪ったのに、俺のためだったんだな。
七桜:椿にお菓子を作って欲しい。光月庵を守り抜くから。
椿:変わんないなお前は。俺だけにしかできないお菓子を作るよ。
七桜:頑張ってね。病院の屋上で分かれる。
エピローグ
1か月後七桜が光月庵仕切っている。栞も働いている。
七桜の回想:光月庵をつぶさないでくれ。絶対の安心感をこの老舗は守ってきたのだ。赤も躊躇なく使える。
多喜川:刑務所の面会で小料理屋の女将に七桜のサポートを託す。
城島は、両親が営業していた菓子屋を再興すると宣言。栞についてくるように頼み受け入れられる。一緒になる気配。
椿の退院日。七桜(浜辺美波)は椿を迎え入れる。椿のプロポーズの回想。
庭園の橋の上で七桜が落とした道具を椿が拾う。
七桜:光月庵に戻ってきて。椿が必要なの、はじめて会った日からずっと好きなの。
二人が抱き合う。
椿:ずっと俺のそばにいてくれ、七桜、好きだ。お前を愛している。
接吻。
~私たちはどうかしている~
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