日本建築史




先史時代

竪穴式住居

高床建築
倉庫、住居。伊勢・出雲大社に影響

古代

仁徳天皇陵
5世紀。全長486m 高さ35m

伊勢神宮
7世紀。20年ごとに造り変える。仏教建築が入ったあとでも、古来の様式を残す。

飛鳥時代

仏教建築
中国・朝鮮から仏教が伝来し、寺院建築が造られる。次第に日本独自の形に変化。建て直すとき、最新の様式に変える。 ひとつの寺院で異なる様式の建築が共存する。

法隆寺金堂・五重塔
607 創建(若草伽藍)。670 火災焼失 。
708 再建。世界に現存する木造建築最古。北魏の様式。

奈良時代

薬師寺三重塔

730建立。各層に裳階(もこし)という小さい屋根。東洋美術史家・フェノロサが、「凍れる音楽」と絶賛。

東大寺法華堂

747 ごろ 建立。軒を接して正堂と礼堂の 2 棟が並ぶ。鎌倉時代に礼堂を改修し、屋根を一体化。

唐招提寺金堂

759  鑑真によって建立。鎌倉時代に大修理。裳階付がなく、シンプルな造形。

平安時代

建築様式は日本化し、和様とよぶ。柱は細く、天井を低い。

平等院鳳凰堂

1053、創建。地上に出現した極楽浄土。

鎌倉時代

中国との交流がさかんになり、再び、中国の様式が入る。

東大寺南大門

大仏様:東大寺大仏殿再建に採用された構法。1199重源が再建。

室町時代

円覚寺舎利殿

室町時代中期(15世紀)。禅宗様。

慈照寺銀閣

1482、足利義政の山荘。庭園と一体化したデザイン。

安土桃山時代

姫路城

1609、池田輝政修築。白鷺城。

江戸時代

東照宮

1617 徳川家康の霊廟。

桂離宮

1624 智仁親王創建。

清水寺本堂

798 創建。1633 徳川家光再建。

住居

寝殿造

平安時代貴族の住まい。
分棟配置のフレキシブルな多目的空間 置き畳 可動間仕切り

書院造

室町時代、貴族の住宅にあこがれた武家が生み出した空間。
儀礼の場 権威を表す。 畳敷、 障子、 床の間、角柱。

草庵茶室

如庵:1618 織田有楽斎。4畳半が標準。

数寄屋造

書院造をベースに 茶室の影響を受け、自由で 洗練された空間へ。

合掌造り

日本建築の特徴

気候と木材

日本の気候は、冬の寒さ・夏の暑さが堪え難いというほどではなく、四季に恵まれた気候。降水量が多いので、木が育ち森林が多い。

木造建築

・地面に木の柱を立て、上に梁を渡す構造。架構の上に屋根をかぶせ、草を葺く。彩色を施さず、木材の肌がそのまま意匠となる。

・西欧建築に用いられる、石・レンガの壁構造に比べ、木造建築の経年劣化は、速い。

・木材建築は、燃えやすく、火事や戦乱で、焼失しやすい。

特徴

・日本は、大地震による損傷を受けやすいので、巨大なものは造れない。

・伊勢神宮、出雲大社は、技術の伝承のため創立時の形で、定期的に建て替える。

・中国、朝鮮から伝わった寺院建築は、時を経て次第に和様化していく。

・和の「侘び、寂び」の感性を空間化したのが、茶室。

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