鼻炎・花粉症を治す対策「鼻うがい」を簡単するやり方入門

鼻うがいとは

「鼻うがい」をすると、花粉症や風邪などの原因となる花粉・ハウスダスト・雑菌などを鼻から取り除くことができます。

はじめに下の動画で「鼻うがい」がどのようなものか確認しましょう。

準備1 鼻うがい専用器を購入

鼻うがいには専用器があり、ネットでも600円くらいで購入できます。

「waterpulse」という製品が安価で使いやすいのでおすすめです。

この種の製品は手にもって下に向けても水はすぐに流れません。

鼻にノズルの先端を挿入して、底にあるボタンを押すと水が流れます。

ボトルの容量は300mlで、1回のうがいにちょうどよい量になっています。

準備2 食塩の購入

鼻に水が入るとツーンとしますが、これは体液と水の浸透圧が違うためです。

人間の体液と同じ浸透圧である、0.9%の食塩水を使うと、痛みを感ぜずにうがいができます。

食塩はスーパーで売られている精製塩を使います。
価格は1kg、160円で安く手に入ります。

スパーで売られている塩(160円)

天日塩は99.5%の塩化ナトリウムのことです。

 

準備3 生理食塩水の作り方

0.9%の食塩水を生理食塩水と呼びます。

食塩をティースプーンで上きり1杯(5.5-6g)を600ml(2回分)の水に溶かすと生理食塩水ができます。

500㎡lのペットボトルを使うときは、スプーン1杯よりやや少なめの4.5gを溶かします。

溶かす量の多少の誤差はあまり痛さに影響しません。塩の計量にあまり神経質になる必要はありません。

ティースプーン1杯の食塩

600mlの水。500mlのペットボトルも便利。

500~600㎡lできた生理食塩水は2回分です。

使用して残った半分は専用器にいれて次の日に使います。

1日1回のうがいで十分です。1日2回はむしろやりすぎで必要ありません。

鼻うがいの方法

食塩水の温度は常温で問題ありませんが、温度に敏感な人は人間の体温と同じか少し温かい36~38℃にしたぬるま湯にしてもよいでしょう。

最初のうちはお風呂で行うといいでしょう。

お風呂で鼻うがいをする場合はボトルを湯船に浮かして温めることができます。

濡れることを気にせずにできますし、体も温まって鼻水も出やすくなっています。

食塩水を流し込む方法

①はじめは前かがみの状態でやや顔を横に傾けて、容器の底のボタンを押しながら食塩水を鼻に流し込みます。

このとき「えー」と声を出すと流し込みやすいです。ただし顔が大きく上向きにならないように注意してください。(声を出すのは肺に水が入らないようにするためでもあります)

②流し込んだ食塩水を、鼻から出します。どちらの鼻からでも構いません。慣れてきたら口から出してみましょう。

③洗い終わったら、残っている水を出すように優しく鼻をかんでください。

2,3回すると慣れてくるので。正面を向いたままで鼻や口から自在にですことができるようになります。

鼻うがいの注意

初心者が鼻に食塩水を入れるときは、大きく上を向かない。

はじめたばかりは鼻に食塩水を入れた後、大きく上を向くと食塩水が耳に入り中耳炎になる恐れがあります。前かがみの状態で、顔はあまり上に向けないようにしましょう。

鼻を洗い終わった後に、鼻を強くかまない

鼻を洗い終わったら、前かがみのまま頭を左右に傾けるなどして、食塩水をすべて出すようにします。その後軽く鼻をかむのはかまいませんが、強くかむと中耳炎の原因になります。

やりすぎは注意!1日1回程度に

1回の鼻うがいでは2~3度繰り返し、ヌルヌルした感じがなくなるまで行います。鼻うがいに慣れてくるとスッキリして気持ちがいいのですが、1日1回程度にしましょう。

1回の量は200~300ml程度で十分です。

子どもは専用の器具を購入するか、耳鼻科でしてもらう

子供が鼻うがいを間違った方法ですると、中耳炎など別の病気を招く恐れがあります。子どもでもできる市販の器具を購入するか、耳鼻科で鼻洗浄を行いましょう。

まとめ

鼻うがいの方法をくわしめに説明しました。

これまでためらいがあって躊躇していましたが、わりあい簡単に経費をかけずにできることが分かりました。

花粉症、鼻炎に悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょう。