「エアガール」あらすじとネタバレ/広瀬すず







エアガールとは

昭和の大和ナデシコたちがこぞってあこがれた
最先端職業“エアガール”のお仕事ドラマ

テレ朝 スペシャルドラマ 3月20日(土)21:00

原案:中丸美繪

脚本:橋本裕志

「エアガール」キャスト

佐野小鞠(さの・こまり) 広瀬すず
東京で小さな町工場を営む両親の元に生まれ、幼い頃から飛行機のパイロットを夢見ていた。
戦争で天涯孤独となり、料亭を営む叔母に引き取られ、朝から晩まで働き詰めの日々を送っていた。そんなある日、エアガールの募集を知り、自分も空を飛びたいと応募! 見事合格し、“日本民間航空”のエアガール第一期生となる。

三島優輝(みしま・ゆうき) 坂口健太郎
パイロット志望の青年。日本の空を取り戻すために奔走する初代航空保安庁長官・松木静男の考えに賛同し、彼の部下として働き、戦後初の日本の航空会社“日本民間航空”の社員となる。
実は、特攻隊員として戦死した小鞠の兄・大地と親友だった。その縁もあり、空への憧れを募らせる小鞠の思いを受け止め、エアガールの募集があることを教え、支え続ける。自身も操縦桿を握る夢を捨てきれずにいて…。

相原 翠(あいはら・みどり) 山崎紘菜
“日本民間航空”エアガール第一期生。華族出身の令嬢だが、戦争で家も財産も縁談すらも失い、屈辱的な気持ちを抱えてエアガールに応募した。英語も堪能で、女性の社会進出についての意識も高い。プライドが高く、小鞠に対してきつく当たるが…!?

伊原雅美(いはら・まさみ) 藤野涼子
“日本民間航空”エアガール一期生。名門女学院の卒業生。戦後、元陸軍中将の父の収入が途絶えてしまったため、エアガールを志す。採用試験用の写真が間に合わず困っていたところ、小鞠に声をかけられ、一緒に日本民間航空まで交渉しに行ったことがきっかけで仲良くなる。

志田多美子(しだ・たみこ) 中田クルミ
“日本民間航空”エアガール一期生。国際社会進出の夢を持ち、流暢な英語を話す上、世界情勢にも通じている才媛。小鞠がいつも一生懸命な事も理解している。

川村陽子(かわむら・ようこ) 伊原六花
“日本民間航空”エアガール一期生の最年少合格者。溌溂とした、明るい性格。スポーツや医学に関しての知識を持っている。

「エアガール」 あらすじ

1928年、東京・下町で小さな町工場を営む両親のもとに生まれた佐野小鞠(広瀬すず)は、飛行機部品の生産を手がける父の影響で空へのあこがれを募らせ、パイロットになりたいという夢を抱きながら大きくなった。しかし、兄は神風特攻隊として出撃して戦死。両親も東京大空襲で亡くしてしまい、ひとりぼっちとなった小鞠は、料亭を営む叔母・千代のもとに身を寄せることに。おかげで高等女学校だけは卒業させてもらったものの、料亭の手伝いに明け暮れる日々を送っていた。

小鞠と三島が運命の出会いを果たしたのは、小鞠の叔母・千代(松雪泰子)が営む料亭。店を手伝っていた小鞠は、客として訪れていた当時の逓信省航空保安部長・松木静男(吉岡秀隆)の熱弁に思わず聞き入ってしまい、松木の部下である三島にとがめられてしまいます。

小鞠は料亭の一室から「日本の空を日本人の手に取り戻したい!」という決意みなぎる熱い言葉を耳にする。声の主は、逓信省航空保安部長の松木静男。日本は終戦後、GHQによって一切の航空活動を禁じられていた。さらに、吉田茂首相の側近・白洲次郎は日本の航空事業を海外企業に委ねた方がよいと考えていた。だが、松木はどんな困難が待ち構えていても日本人の手で航空事業をはじめるべきという、固い信念を抱いていたのだ。松木の話に感動し、思わず聞き入ってしまった小鞠だったが、彼の若き部下・三島優輝(坂口健太郎)に立ち聞きをとがめられてしまう。しかし、これが2人の運命の出会いとなる。

第一印象は、互いに最悪だった2人だったが、三島は特攻隊員として戦死した小鞠の兄の親友だった事実が判明する。三島は空への憧れを募らせる小鞠の思いを受け止め、エアガールの仕事へ導く。

1951年、GHQと粘り強く交渉を重ねた松木の熱意が実り、ついに戦後初の日本の航空会社“日本民間航空”が発足する。すでに社員となっていた三島からエアガールを募集していると聞いた小鞠は飛行機の仕事に関わりたい一心で応募を決意。しかし、エアガールは最先端の超人気職! とんでもない倍率の試験が待ち構えていた。

数々のピンチを乗りこえてなんとか合格した小鞠だったが、入社式からわずか1週間後、あわただしく試験飛行に臨むこととなる。