目次
ドラマ「風よ あらしよ」とは
伊藤野枝(吉高由里子)は「元始、女性は太陽だった」と宣言を出した平塚らいてう(松下奈緒)に共感し、男尊女卑の風潮が色濃い世の中に反旗を翻す。
NHK BSプレミアム 日曜 22:00 9月4日~ (全3話)
原作:村山由佳
脚本:矢島弘一
ドラマ「風よ あらしよ」キャスト

吉高由里子
永山瑛太
松下奈緒
美波
玉置玲央
朝加真由美
山下容莉枝
山田真歩
栗田桃子
音尾琢真
石橋蓮司
稲垣吾郎
ドラマ「風よ あらしよ」第1話 あらすじ ネタバレ キャスト

今から100年前。女性の地位は低く、良妻賢母が求められた時代。福岡の片田舎で育った伊藤野枝(吉高由里子)は、貧しい家を支える為に結婚させられる。
東京の女学校へ入学し、教師の辻(稲垣吾郎)に出会う。辻から男女同権を唱える「青踏」の存在を教わり心を掴まれる。
不本意の結婚を蹴り、自由を求め再び上京した野枝。才能を感じ取った辻は、彼女に知識を与え、導く。
辻は姦通罪で訴えられ教師を辞めて、二人で暮らし始める。
溢れんばかりの情熱を持った野枝はらいてう(松下奈緒)の青鞜社の門をたたき、参加を認められる。
治安警察が監視する中「青鞜社の講演会」が開かれる。最初に野枝が「新しい女の道」について話し、感動を与える。
野枝が子供を産むと無職を続ける辻との間に溝ができる。迫害を受けた青鞜社はらいてうと二人きりになる。
講演を聞いた大杉栄(永山瑛太)が野枝の家に訪ねにくる。
ドラマ「風よ あらしよ」第2話 あらすじ ネタバレ キャスト

「青踏」を通して次々と世の中の不平等を訴えていく野枝。しかし、世間の風当たりは厳しく、ついには平塚らいてう(松下奈緒)自身が隠居をしてしまう。
らいてうから青踏を引き継いだ野枝。足尾銅山鉱毒事件の被害者から相談を受けるが、事件に無関心な辻(稲垣吾郎)との間に亀裂が生じる。
青踏は読者が離れ、廃刊となる。
野枝に逆風が吹く中、時代の風雲児でアナキストの大杉栄(永山瑛太)に出会う。野枝は辻との別れを選び、大杉のもとへと駆け寄るが、待ち受けていたのは自由恋愛という名の四角関係だった。
ドラマ「風よ あらしよ」第3話(終) あらすじ ネタバレ キャスト

自由を強く求める野枝と大杉は、“同志”として人生をともに歩む覚悟を決める。そして、平等で公正な社会を作ろうと、“言葉”を武器に理不尽な権力に立ち向かっていく。
大杉は愛人の新聞期者・神近市子(美波)刺され入院し、野枝が駆けつける。自由恋愛の末の事件としてマスコミに叩かれるも、社会運動を継続する。
大杉は警察に連行される。野枝は内務大臣に嘆願書を書き、大杉は釈放される。
大杉の子4人を産み育て、波乱万丈の人生を更に開花させようとした矢先、関東大震災が勃発。
世の中は混乱に陥り、無政府主義者にも疑いの目が向けられ、野枝と大杉栄は憲兵に殺害される。4人の子を残し、28年の短い生涯だった。

福岡の片田舎で育った伊藤野枝(吉高由里子)は、貧しい家を支える為の結婚を蹴り上京。自由を渇望し、溢れんばかりの情熱を武器に平塚らいてう(松下奈緒)の青鞜社を支え、時代の“若きアイコン”となる。
辻潤(稲垣吾郎)と別れ、生涯のベターハーフとなる無政府主義者・大杉栄(永山瑛太)と出会う。