目次
「いつか、無重力の宙で」第13回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)たちは、かつて通っていた高校が空き教室をシェアオフィスにしていると知り、そこを人工衛星開発の拠点とすることに。元天文部の部室で、宇宙を目指す。飛鳥はひかり(森田望智)と、人工衛星を研究する和泉先生(鈴木杏)のもとを訪ね、開発のファーストステップであるBBMを試作してみることに。周(片山友希)・晴子(伊藤万理華)と勉強を進める中、彗(奥平大兼)はそんな4人の様子が気になるようで…。
「いつか、無重力の宙で」第12回 あらすじ

人工衛星を打ち上げるため奮闘する飛鳥(木竜麻生)たち。彗(奥平大兼)に、素人が人工衛星開発に挑む無謀さを指摘され、落ち込む飛鳥だったが、「この4人がそろえば何とかなる」とひかり(森田望智)が元気づける。4人は、2009年7月22日の皆既日食の日、補修を抜け出して日食を見たあの日を思い出す。無敵だった高校時代に思いをはせ、周(片山友希)・晴子(伊藤万理華)とともに、飛鳥は決意を新たにする。
「いつか、無重力の宙で」第11回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)は周(片山友希)と共に、人工衛星の打ち上げ経験もある大学の先生・和泉(鈴木杏)に話を聞きに行くことに。そこで、大学生の彗(奥平大兼)に出会う。彗は、飛鳥たちがよく行くファミレスの店員であり、和泉研究室の学生でもあった。人工衛星の知識が無さそうな飛鳥たちにあきれる彗。飛鳥たちに厳しい言葉を投げかける。やるせない気持ちになった飛鳥を、ひかり(森田望智)が天体観測に誘い…。
「いつか、無重力の宙で」第10回 あらすじ

13年ぶりに再集結した元天文部の飛鳥(木竜麻生)・ひかり(森田望智)・周(片山友希・晴子(伊藤万理華)の4人。一緒に人工衛星を開発するため、まずは知識と資金を集めようと奮闘する。人工衛星の打ち上げ経験もある大学の先生・和泉(鈴木杏)に話を聞きに行くことにした飛鳥たちは、大学で彗(奥平大兼)に出会う。彗は、飛鳥たちがよく行くファミレスの店員で、素人の人工衛星開発をあまりよく思っていないようで…。
「いつか、無重力の宙で」第9回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)は、高校3年生の夏以来集まることがなかった天文部の友人たちを呼び出す。「一緒に人工衛星を作って、高校の時の夢を叶えよう」と提案する飛鳥に、ひかり(森田望智)・周(片山友希)のそれぞれが自分の思いをぶつける中、シングルマザーの晴子(伊藤万理華)も息子の岳に連れられて3人の前に現れる。「今は宇宙を目指す余裕がない」と参加を断る晴子だが…。
「いつか、無重力の宙で」第8回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)は人工衛星を開発するため、高校時代の天文部4人を集めようとしていた。飛鳥は全員が揃うためには、ひかり(森田望智)が高校時代に姿を消した理由を話してもらう必要があると思いいたる。ファミレスに天文部一同を集めるが、「ひかりのことが許せない」と語る周(片山友希)は怒って席を立とうとする。
そんな中、ひかりがぽつりぽつりと隠してきた過去の真実を話し出し、それぞれが思いをぶつけ合うが…。
「いつか、無重力の宙で」第7回 あらすじ

高校時代の友人たちを集めて人工衛星を作ろうと奮闘する飛鳥(木竜麻生)だが、周(片山友希)にも晴子(伊藤万理華)にも、「大人になった自分たちに、今から宇宙を目指す余裕はない」ときっぱり断られてしまい、落ち込む。しかし、2人が断る理由はそれだけではなかった。天文部は、高校3年生の夏、ひかり(森田望智)が突然いなくなったことで解散したのだった。「あの時のことをまだを許せない」と話す周に、飛鳥は…。
「いつか、無重力の宙で」第6回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)は、「宇宙から地球を見る」という高校時代の夢を叶えるため、天文部のメンバーを集めることに。しかし、久しぶりに会った周(片山友希)からは「30歳になって、宇宙を目指す余裕はない」とあっさり断られてしまう。飛鳥は自分が天文部の皆を集めると宣言した手前、ひかり(森田望智)にそのことを伝えられずにいた。そんな中、周から晴子(伊藤万理華)の連絡先を手に入れたとメッセージが入り…。
「いつか、無重力の宙で」第5回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)は、13年ぶりにひかり(森田望智)と再会してから、徐々に高校時代に天文部の4人で一緒に宇宙へ行こうと約束した過去を思い出す。宇宙飛行士になることを諦めたひかりに、飛鳥は「超小型人工衛星を作れば、今の私たちでも宇宙から地球を見られるかもしれない!」と提案する。一緒に人工衛星をつくる仲間を集めることにした飛鳥は、天文部の一人水原周(片山友希)に連絡を取るが…。
「いつか、無重力の宙で」第4回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)は、宇宙飛行士になる夢を諦めたという親友・ひかり(森田望智)のために、自分にできることはないかと考え始める。ひかりと2人で立ち上げた天文部のことを思い出した飛鳥は、当時のブログから「人工衛星って私たちでも飛ばせるんだって」と、無邪気な書き込みを見つける。さすがに現実的ではないと思ったものの、社内の採用説明会で「やりとげたいことはなんですか?」と聞かれた飛鳥の頭に浮かんだのは…。
「いつか、無重力の宙で」第3回 あらすじ

飛鳥(木竜麻生)は、ひかり(森田望智)に誘われて久しぶりに星を見ようと、プラネタリウムに出かける。ひかりは、高校生のときに天文部の4人で交わした「宇宙に行く」という約束をただ一人追いかけていた。そして、宇宙飛行士選抜試験に挑戦しようとしてたが、その夢を諦めることになったのだった。「宇宙から地球を見たかった」と声を震わせて語るひかりに、飛鳥は自分に何かできることがないかと考え…。
「いつか、無重力の宙で」第2回 あらすじ

望月飛鳥(木竜麻生)は、13年ぶりに高校時代の友人・日比野ひかり(森田望智)と再会する。ひかりとは、「宇宙が好き」という共通点で仲良くなったのだが、高校以来、そんな話をすることも、連絡を取り合うこともなくなってしまった。変わらないひかりの姿に、再会が嬉しい気持ちもありつつ、飛鳥にはどうしてもひかりに聞きたいことがあった。ひかりに誘われて、プラネタリウムに出かける飛鳥だったが…。
「いつか、無重力の宙で」第1回 あらすじ

大阪の広告代理店に勤める望月飛鳥(木竜麻生)、30歳。日々、目の前の仕事を拾っては忙殺されている。そんな飛鳥にも、高校時代は夢があった。天文部の友人たち4人で、一緒に「宇宙に行く」という夢である。しかし、大人になって「やらなきゃいけないこと」を優先するうちに、「やりたいこと」はだんだんわからなくなってしまった。立場や責任、日々増えていく〈重力〉に耐え切れず座り込んでしまう飛鳥だったが…。
「いつか、無重力の宙で」
30代女性4人(木竜麻生、森田望智、 片山友希 、伊藤万理華)が宇宙を目指す。
NHK総合 夜ドラ 月~木曜 22:45 2025年9月8日(月)~ <全32回>
脚本:武田雄樹
「いつか、無重力の宙で」相関図 キャスト

木竜麻生
主人公・望月飛鳥(もちづき・あすか) 役
大阪の広告代理店勤務の30歳。社内では若手が目指すべきロールモデルと言われ、社員代表として会社の採用サイトにも載っている“できる人”。と言われつつ、周りの期待に応えようと日々必死で…。何が自分の言葉で、思いなのか、よくわからなくなっている人。高校時代は宇宙が大好きで、よく天体観測に出かけたが、大人になってそんなことをすっかり忘れていた。ひかりとの再会で、蓋をしていた〈宇宙〉への思いが少しずつあふれ始める。
<プロフィール>
1994 年7月1日生まれ、新潟県出身。14歳の時に原宿でスカウトされ、大学進学を機に上京。本格的に芸能活動を始める。2014年、『まほろ駅前狂騒曲』で映画デビュー。『菊とギロチン』と『鈴木家の嘘』の演技が評価され、毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞やキネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など数々の映画新人賞を受賞する。主演映画『わたし達はおとな』では北京国際映画祭フォーワードフューチャー部門にて最優秀女優賞を受賞。
最近の出演作品は『福田村事件』『熱のあとに』『かくしごと』などがあり、今秋公開予定の『見はらし世代』はカンヌ国際映画祭の監督週間に出品された。
<木竜麻生さん コメント>
夜ドラ『いつか、無重力の宙で』で望月飛鳥を演じます、木竜麻生です。
オリジナルの脚本を読ませていただいた時から、この作品で主演を務めさせていただけること、とてもうれしく、それと同時にわくわくと緊張に背筋が伸びる思いで撮影に臨んでいます。
年齢を重ねれば重ねるほど、得るものと失った気がしてしまうものがあって、それを丁寧に拾い上げようとしている作品だと思います。
宇宙という果てしないものへの憧れを通して、大切なものを少しずつ見つけたり、また見失ったりしながらも日々を暮らしていく人々を、どうか肩の力を抜いて見守ってもらえたらと思います。
見てくださる皆さんの日常の重力が、ほんの少しでも軽くなりますように。
森田望智
日比野ひかり(ひびの・ひかり) 役
いつも明るく前向きで “太陽”みたいな人。自分の「好き」を探求し、周りの空気や世間の常識に惑わされず、我が道を突き進むパワフルさがある。それ故に「変わり者」と言われることもあるが、本人は全く気にしていない。高校時代は飛鳥と一緒に天文部を立ち上げ、「宇宙飛行士になりたい」という夢をひたすらに追いかけ続けた。あることがきっかけで宇宙飛行士への夢を断念したひかりは、かつての友に会いたいと、13年ぶりに飛鳥の前に現れる。
<プロフィール>
1996 年9月13日生まれ、神奈川県出身。2011年テレビCMでデビュー。近年は連続テレビ小説『虎に翼』やNetflix映画『シティーハンター』ヒロイン槇村香を演じた。2019年に第24回釜山国際映画祭「アジアコンテンツアワード」で最優秀新人賞を受賞。主な出演作品はドラマ『恋は闇』、『ザ・トラベルナース』、『妻、小学生になる。』、『おかえりモネ』、『全裸監督』シリーズ等。映画は『さがす』、『ジオラマボーイ・パノラマガール』『火喰鳥を、喰う』等。
<森田望智さん コメント>
『作りたい女と食べたい女』以来の夜ドラ、一日の終わりにほっと一息できる大好きな空間に戻ってこられたこと、大変うれしく思います。
全編大阪での撮影は初めてでしたが、懐かしいような温かいような活気ある空気を感じながら、一歩一歩丁寧に時間を進めている毎日です。
宇宙のように無限大の夢であふれていた“あの頃”。
記憶の隅からその時の自分を優しく引っ張り出して、「そんな時もあったなあ」とフフッと口元が緩む。
明日一日が少し希望で満たされるドラマをお届けできたらなと思っています。
平日夜のささやかな15分。
私たちと一緒に夢を追いかけてくださったら幸せです。
片山友希
水原周(みずはら・あまね) 役
食品メーカーで営業職についている。自由奔放で愛嬌があり、甘え上手。おしゃべりでコミュニケーション能力が高い人。…と思われがちだが、実は繊細で傷つきやすく、不安の裏返しから時にあまのじゃくになってしまう一面がある。そんな周が唯一素のままの姿でいられるのが天文部で過ごす時間だった。高校時代から、「これがしたい!」という夢や目標がはっきりある方ではなく、恋人や友人たちの夢を応援することが自分の役割だと感じている。
<プロフィール>
1996 年生まれ、京都府出身。2021年の映画『茜色に焼かれる』で、第46回報知映画賞最優秀新人賞、第43回ヨコハマ映画祭最優秀助演女優賞を受賞。その他の出演作に、映画『あの頃。』『フタリノセカイ』主演、TVドラマ『Believe-君にかける橋-』、『嘘解きレトリック』など。26年公開予定の映画『FUJIKO』では、初の単独主演。ファッションビジュアルのモデルとしても、数々の広告や媒体で活躍。NHKでは連続テレビ小説『ブギウギ』に出演。
<片山さんコメント>
『ブギウギ』以来、NHK大阪でまたお芝居ができるのがとってもうれしいです。台本を読んで私が演じる周は喜怒哀楽を素直に人に伝えられる人だと感じました。楽しかったら楽しいし、悲しかったら悲しいし、ムカついたら怒る。表情豊かにお芝居をしたいと思いました。学校を卒業するとそれまで入っていた「枠」がなくなり、それぞれの人生を歩んでいくんだと私自身も実感しています。だけど社会人になってもママになってもあの頃のみんなに会えば戻るよな、そうそう、女の子ってずーっとしゃべってるよな、なんてドラマを見ながら思い出して一緒に楽しんでいただければうれしいです。
伊藤万理華
木内晴子(きうち・はるこ) 役
地元の市役所に勤めている。無愛想だが、根は優しい。細かいことによく気が付く。真面目で堅実な合理主義だが、好きなものにはロケットのようにまっすぐ突き進む豪快さも持ち合わせている。時々、熱くなりすぎて変なスイッチが入ることも。学生時代は宇宙建築に興味を示していたが、大学生の時に妊娠し、現在は小学生の息子をもつシングルマザーに。息子が将来好きなことをまっすぐ追いかけられるよういまは息子の教育に力を入れている。
<プロフィール>
1996年生まれ、大阪府出身。乃木坂46の1期生メンバー。主な出演作品に舞台『宝飾時計』、『リプリー、あいにくの宇宙ね』、ドラマ『お耳に合いましたら。』、『日常の絶景』、映画『サマーフィルムにのって』、『港に灯(ひ)がともる』、『悪い夏』など。NHKではドラマ『燕は戻ってこない』、『パーセント』に出演。NHK特集アニメ『cocoon(コクーン) ~ある夏の少女たちより~』が8月に放送予定。
<伊藤さんコメント>
最近、学生時代に仲良くしていた友人と十何年ぶりに再会することがありました。
会えなかった時間でのそれぞれの環境の変化を話しながらも、変わらないねっと言い合って、なぜか安心したのです。そんな瞬間がこの天文部4人と重なって、すごく緊張するのに、会いたくてたまりません。
晴子は宇宙が好きすぎる実直で堅物なキャラクターです。そんな学生時代を経てシングルマザーとして生きる晴子を演じます。多少の諦めも大人になることのひとつだ。でもどこかでそれを言い訳にしていたのかもしれないな、と脚本を読んでいて自分のことを振り返りました。変わらないことも変わったことも受け入れて、今を精いっぱい生きる人たちの毎夜の少しの楽しみになりますように。
柄本佑
4人を見守る天の声(語り)
<プロフィール>
1986年12月16日生まれ、東京都出身。2001 年の春、『美しい夏キリシマ』のオーディションを受け、見事合格。2003 年より本格的に俳優活動を開始する。以後、映画、テレビ、舞台などで活躍し、数々の賞を受賞。NHKでは土曜ドラマ『空白を満たしなさい』『心の傷を癒すということ』で主演。大河ドラマ『いだてん』『光る君へ』、連続テレビ小説『あさが来た』『なつぞら』など数多くの作品に出演。
<柄本さんコメント>
先日1回目の声録りがありました。いやぁとっても面白い!ドラマ内においてナレーションのみでの参加は初めてですが、飛鳥たちを見守りながら、でも決して近づき過ぎることなく、常に良い距離感を、、、などなどたくさん考えることがあり新鮮な難しさと楽しさを感じています。天の声で彼女らをよりすてきに彩れるよう頑張ります。

あらすじ
大阪の広告代理店に勤める望月飛鳥(木竜麻生)。30代に突入してからというもの、日々上司や部下の間に挟まれて仕事に忙殺されていた。“軌道から外れないように、できることを無難にこなす” そんな風に毎日をやり過ごしていた飛鳥の前に、かつての同級生・日比野ひかり(森田望智)が13年ぶりに現れた。飛鳥は高校時代、ひかりを含めた天文部の友人たちと「一緒に宇宙に行こう」と約束をしていたことを思い出す。夢に蓋をしながら生きていた飛鳥と違い、ひかりは大人になってからも宇宙飛行士になることを本気で目指していた。しかし、そんなひかりの夢は、宇宙飛行士選抜試験を受ける直前、絶たれてしまったという。落ち込むひかりに、飛鳥は「宇宙飛行士にはなれなくても、〈超小型人工衛星〉だったら、今の私たちだって宇宙を目指すことができるかもしれない…!」と提案する。
あの頃の夢をもう一度追いかけるため、かつての天文部の友人たちを集めることに。自由奔放な周(片山友希)、しっかり者の晴子(伊藤万理華)。一緒にいればなんだってできそうな気がしたあの頃の4人が集まれば、もう一度宇宙を目指せるんじゃないか…!夢を語ることすらままならなかった大人たちの日常が、少しずつ輝き出す。
……で、そもそも人工衛星って、どうやって作り始めたらいいんだ?
立場、責任、世間体…大人になるにつれ、地球の重力は少しずつ重くなっていく
だからこそ、彼女たちはかつての夢と友情を胸に《無重力の宙》を目指す。