「芭蕉」 観世会定期能講座 

観世会能楽講座 2018年4月10日18:30~ 於 観世能楽堂(銀座シックスB3F) 案内 観世清和

目次

家元の挨拶

・来年還暦で先代がなくなった歳に追いつく。親より長生きするのは孝行。

・河北新報社が仙台に能楽堂を作る準備をしていて、質問があり答えた。

・伊達政宗は能が好きだった。秀吉も好きだったがドバタだった。観世9世は秀吉が能を舞っている最中、居眠りをしたため、閉門蟄居された。観世家断絶の危機となり、万一に備えて家康に装束をあづけた。いつ何が起きるかわからないのが世の中。

・芭蕉は変哲のない葉。草木の精にあはれを感ずるのは、欧米ではなかなか通じない。

・演じる時間は2時間15分。年を取ると飛んだり跳ねたりは厳しい。芸道は年とともに歩み、枯れる。

芭蕉の魅力について

ゲスト渡辺保といつもの松岡心平の対談。

・芭蕉の精はなぜ中年女か。

・諸法実相は、非情の物質も成仏できるという法華経の教え。

・序の舞 告白後人格がかわる。

・女は男にならないと成仏できない。

・作者の善竹は世阿弥にこの能をプレゼントした。

・善竹は小さいものに目を向け、世界全体が小さいものの中に移り込まれているという思想。

家元、舞囃子のあと鼎談。

  • 「いつく」演技というのは、まったりして、リズム感が失われている様で、避けなければならない。
  • 先祖供養には、蘆刈、猩猩、芭蕉、自然居士を舞う。家元は芭蕉を舞う。
  • 芭蕉は江戸時代人気の演目。。
  • 中年女の面は、観世基本の「深井」。昔美人と思わせる面で、そうでなければ2時間は持たない。

能公演、芭蕉・阿漕は6月3日1時より観世能楽堂。

次回講座、松浦佐用姫は6月5日18時30分より観世能楽堂。