「きれいのくに」ネタバレとあらすじ/吉田羊/NHK

「きれいのくに」とは

「好きな人の、好きな顔になりたい」ファンタジーSF

総合 月曜 22:45 4/12~ 全8回

脚本:加藤拓也
『平成物語』『部活、好きじゃなきゃダメですか?』『俺のスカート、どこ行った?』

「きれいのくに」キャスト

橋本恵理(美容師。44才)    吉田羊
橋本宏之(会計士。恵理の夫)  平原テツ
30代の恵理               蓮佛美沙子
20代の恵理         小野花梨
佐川健司(恵理の前夫)    橋本淳
誠也(高校生)                  青木柚
凜(高校生)                     見上愛
れいら(高校生)               岡本夏美
貴志(高校生)                  山脇辰哉
中山(高校生)                  秋元龍太朗

同じ顔の男                        稲垣吾郎
同じ顔の女                        加藤ローサ

「きれいのくに」第1話 あらすじ

美容師の橋本恵理(吉田羊)と会計士の橋本宏之(平原テツ)は40代の再婚同士の夫婦。
2人は映画監督(稲垣吾郎)のインタビューに答える。
「二人で温泉旅行に行ったり食事を楽しんだり、優雅な生活を満喫している。気になることと言えば、わずかな容姿の衰えと、最近セックスレスなこと、そして子どもを持つことを諦めたことくらい。結婚生活に不満はない。」
が、倦怠感を抱きつつある。

美容院を開店した佐川カスミ(蓮佛美沙子)は仕事をしていない夫・健司(橋本淳)がいる。
約束した家事を果たさない健司に不満を言うと暴れ出す。離婚を決めると、健司は部屋を荒らして出ていく。

宏之はレストランで妻と娘の誕生日祝いをする。

恵理の誕生日に妹のゆかりの家族が来て夫と一緒に祝う。
ゆかりは恵理が子供を作らないことに気をかけている。

宏之は客の佐川カスミと会い経理の相談をする。宏之はカスミの美容室にいき、髪を切って貰う。二人は肉体関係を持つ。宏之はベッドでスマホの3歳の子供の写真を見せる。

恵理は結婚したときの写真を見て、洗面台の前で蹲る。
翌朝、自宅で宏之は起きると横に寝ていたカスミ(恵理)が目を覚ます。
「恵理が出会ったときの10年前に戻った」と、映画監督に語る。

「きれいのくに」第2話 あらすじ

突然妻の恵理(吉田羊)が十年前の恵理(蓮佛美沙子)の姿に若返ってしまった。
夫の宏之(平原テツ)は困惑するが、恵理も周囲も若返った事実に全く気づかない。
映画監督には「恵理が若いからうれしい訳でない」と答える。

33才の恵理。恵理は荒らされたマンションに戻り後片付けをする。
出された健司は公園で寝る。
宏之は恵理の店で髪を切る。恵理はベッドで宏之の娘の写真を一緒に見る。
恵理は宏之との行為中に健司を思い出して泣き出す。

44才の恵理。宏之の部下・根木(木村達成)に好意を寄せられる。
宏之のオナニーのテッシュをゴミ箱で拾う。

23才の恵理。駆け出しの美容師だった恵理(小野花梨)はカメラマンの健司(須賀健太)と付き合っていた。妊娠して健司に伝えると、歓迎されず堕す。

44才恵理。子犬を飼う。宏之はまだ半信半疑でいる。ベッドで恵理が誘っても若いのが怖くて応じられない。恵理は怒りだす。

翌朝、宏之が目覚めると知らなかった23才の恵理がいる。

「きれいのくに」第3話 あらすじ

23才に若返った妻・恵理(小野花梨)。それは夫の宏之(平原テツ)にとって、自分と出会う前の見知らぬ女の姿だった。

宏之が「オレの知らない恵理だ」と話すと、44才と言う恵理(小野花梨)は子供を産まなかったことを悔やんでいる。病院に行けと言われる。
通勤電車が止まり、老人に杖で打たれる。
宏之は若返った理由が分からず医者に脳を見て貰うが異常はない。
ついには恵理は怒りだして、ものを投げつける。

ゴーグルをつけて授業を受ける生徒。
ゴーグルで見た啓発映画は宏之のこれまでのストーリー。

啓発映画
映画監督(稲垣吾郎):なぜ若く見えたのでしょうね。
恵理(吉田羊):望んでいたのでしょうね。
宏之:気にしていたんだと思います。

他人の見た目を意識したトレンドがテーマ。
大人たちは同じ顔に美容手術した。
20代から50代までの80%が美容手術をしている。

美容手術の方法は、直接手術と遺伝子編集(子供も同じ顔)がある。
犯罪が多発して美容手術は禁止になった。

教師(稲垣吾郎):見た目、他人の目が気になっても裏成形に気をつけろ。

仲の良い5人組はカラオケに行き、アグネスチャンの「ひなげしの花」を歌う。

誠也は裏整形に懐疑的だ。「おとなは何を選んで結婚しているのかな。見た目じゃないよね、顔はみんな同じだから。」
だが、凛は「裏成形は、ブスだから気になる。」

教師:来年の啓発ドラマでエキストラで参加することになる。違う顔が必要とされている。

誠也はエキストラに出たくなる。
男子生徒はれいらのパパ活を好ましく思っていない。
れいらはパパ活で男(稲垣吾郎)と会う。

凛は映画館で小野田恵理(吉田羊)と出会う。

街頭放送:違法な美容整形は2年以下の懲役、200万以下の罰金。ストップトレンド、ストップ遺伝子の編集、ストップ美容手術。

「きれいのくに」第4話 あらすじ

かつての流行の反動で、今は美容手術が法律で禁止されている世界。

幼なじみの高校生・誠也(青木柚)、凜(見上愛)、れいら(岡本夏美)、貴志(山脇辰哉)はそれぞれ違う顔だが、中山(秋元龍太朗)は誕生前に両親が遺伝子操作を施したため、大人たちと同じ顔をしている。

いつも放課後を一緒に過ごす五人だが、れいらはときどき“パパ活”で見知らぬ男性とデートをしていた。
客の福井(稲垣吾郎)が密室でマッサージを強要する。さらにスカートの中にマイクを入れ、セックスを強要し、殴りつける。出血したれいらは部屋から逃げ出す。

整形を禁止されて10年、整形をしていない人への風当たりが強い。

誠也はれいらの部屋に呼び出される。パパ活をやめろと言う。殴られたれいらの目の腫れは引いていない。

れいらは眼帯をして登校する。帰りに5人で写メを撮る。カラオケでれいらは腹痛で中座し、エレベーターで嘔吐する。
貴志は凛が気になり誠也に凜への気持ちを尋ねる。
小学生の時、凜は誠也が教室でキスをしているのを目撃していた。

「きれいのくに」第5話 あらすじ

誠也(青木柚)は髪を切る。長髪のとき、母から色気づいているとからかわれたからだ。
誠也は思い切って凜(見上愛)をデートに誘い、約束を取りつける。

中山(秋元龍太朗)はれいら(岡本夏美)に避けられていることを悩んでいた。れいらは中山の顔を見るとパパ活の客(稲垣吾郎)に襲われたことを思い出してしまうのだが、それを知るよしもない中山は、凜に相談する。

れいらは誠也にパパに殴られたことを告白し、襲ってきたオッサンの金を使いきりたいと誠也を誘う

誠也はバイトと言って凜の約束を断り、れいらとデートする。

れいらの部屋で中山を避けるのは顔がオッサンに似て怖いからだと打ち明ける。

誠也はパパ活でセックスをしたか聞く。れいらはしていないと答え、誠也を誘いセックスをする。バージンだった。

誠也は帰り道に凛と出会う。凜は誠也がバイトでないと気づく。

誠也は母から彼女ができないことを心配される。母が色気づいたと言ったので坊主にしたと言う。

中山はれいらに避けられていると感じていると誠也に打ち明ける。
凜と中山は誠也とれいらが買い物をしているのを目撃するが声を掛けない。

「きれいのくに」第6話 あらすじ

凜(見上愛)は、誠也(青木柚)がれいら(岡本夏美)と二人で会っているところを目撃し、小学生の時に誠也が教室でキスをしていたのを目撃したことを思い出した。
さらに自分の顔がブスだと思い込む。父(稲垣吾郎)と母(加藤ローサ)は遺伝子組み換えしなかったのはお金ががかるのでやめたと話す。法律で禁止されている美容手術に興味を募らせていく。そして“パパ活”を始める。

映画監督(稲垣吾郎)が新作の撮影のために高校を訪れる。中山は遺伝子組み換えをしていたので顔出しはできない。
誠也は凜に黙ってれいらと会ったことを詫びる。

れいらはパパ活を再開する。
凜ははじめてのパパ活の客・千葉(山中崇)と出会い、顔のコンプレックスを打ち明ける。クラブ・「きれいのくに」に連れて行かされると昼の撮影のときにいた女優・安藤(小野花梨)に出会う。世間の風当たりが強く裏整形に興味ある人たちが集まっている。

撮影2日目のあと、誠也はれいらに気持ちを確かめる。

「きれいのくに」第7話 あらすじ

凜(見上愛)は美容手術をしていない人々が秘密裏に集まる『きれいのくに』に行く。
そこで違法な手術について知り、誘惑に揺れる。誠也にはそのことを隠す。
誠也(青木柚)は凜がパパ活をしていることを知り、動揺する。

凛は映画館で働く女優の小野田(吉田羊)に会う。小野田に整形をしなかった理由を聞くと、自分の顔が好きだと答えられる。

貴志(山脇辰哉)はれいら(岡本夏美)に想いを寄せていることを誠也、中山に伝える。貴志はれいらとデートする。同じ顔の男(稲垣吾郎)が路上で警察官に殴られている。

れいらは中山(秋元龍太朗)にパパ活の客(稲垣吾郎)の面影に苦しんでいることを告白する。中山は同情し、無視し合うことを提案する。
れいらは自分の部屋に貴志を招き、ベッドに横たわる。貴志はれいらに理由を聞くと、テッシュウを渡しオナニーをさせる。

凜は整形に行く。

「きれいのくに」第8話(終)あらすじ

貴志(山脇辰哉)がれいら(岡本夏美)に告白したことを知った誠也(青木柚)。遊園地でデートを楽しみ、凜(見上愛)に想いを伝える。

誠也の気持ちを知った凜。自分の顔を変えるために美容手術を受けたいという思いを誠也に伝える。付き合うことになった誠也は「そもそもブスだって思ってない」「俺は別に凜の顔で好きになったわけじゃないから」と引き止めるが、凜の「じゃあ何が好きなの?」という返答で2人の会話は途切れる。誠也の両親は対等になるために整形していた。

れいらはパパ活の客(稲垣吾郎)に襲われたトラウマを克服するため、中山(秋元龍太朗)に一緒に過ごしたいと提案し、事件があったカラオケ店に二人で行き、「イムジン河」を歌う。なぜか泣き出す中山を横目にれいらには自然な笑みが戻っていた。

凛は部屋に入った誠也に整形の現場に来ることを頼む。「ひなげしの花」の歌と凜の過去を重ね合わせる誠也。整形に付き添い、顔が変わった凜を見て「いいと思う」と答える。気付かれない程度の整形だった。凜の顔には笑みが浮かび、やがて瞳にはいっぱいの涙が溜まっていく。

れいらに振られた貴志が自分を変えるために眉毛を剃る。少しづつ歯車が噛み合わなくなっていた5人が教室で笑いあう日々がまた始まった。

ドラ天の考察
恵理は3人1役です。40代:吉田羊、30代:蓮佛美沙子、20代:小野花梨。苗字は結婚で、小野田→佐川→橋本に変わっています。
稲垣吾郎の1人多役:映画監督、教師、パパ活の男、誠也の父…
加藤ローサの1人多役:キャスター、教師、カラオケ店員、誠也の母…

誰もが1~3話の謎解きができると期待していたことでしょう。トレンドの整形顔をした大人たちの姿には目を見張りました。映像が美しく演技も絶妙でした。しかし最後はありがちな青春群像風で納まってしまいました。前半との関係性が見えませんでした。前衛的な作品作りと、視聴者が納得できない納め方は紙一重ですね。

反響が大きかったので続編で解決するといいなあ。

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