ドラマ「茂七の事件簿 新ふしぎ草紙」

ご存じ、回向院の茂七親分・高橋英樹が帰って来た!
NHK 総合 日曜 6:10 2026年2月15日~ (全10回)
原作:宮部みゆき
脚本:金子成人
ドラマ「茂七の事件簿 新ふしぎ草紙」 相関図 キャスト

茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (1)
「かまいたち」
江戸・深川で「かまいたち」と呼ばれる辻斬り騒動が続発。回向院の茂七(高橋英樹)は、雨夜に殺しを目撃した町医者の娘・およう(水川あさみ)から話を聞き、事件の裏を探り始める。同心の官兵衛(藤堂新二)たちが現場に駆けつけた時は、死骸も何もなかったが、やがて役人の隠蔽工作や裏切りが絡む陰謀が浮かび上がり、飾り職人・新吉(池内万作)の正体も明らかに。茂七は命を狙われるおようを守りながら、事件の真相に迫る。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (2)
「落ち葉なしの椎」
江戸・本所で商人がかんざしで殺される事件が発生。回向院の茂七(高橋英樹)は、現場に落ち葉が散乱し足跡が消えたことを残念がる。やがて雑穀問屋の奉公人・おしの(吉野紗香)が、落ち葉掃きを続ける異様な行動を見せる。彼女の過去には、父を憎みながらも忘れられない思いがあった。調べを進める茂七は、島流しから戻った女おしげ(筒井真理子)が下手人であることを突き止め、糸吉(伊崎充則)におしのの身辺を警戒させる
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (3)
「鬼子母火」
鬼子母神に関連する火事や怪奇現象が発生。子供や家族を巡る悲しい過去と、誰かが仕掛けた放火・殺人の捜査をする。
女が「あの子を火の中から救い出さなければ」という強迫観念に取り憑かれ、夜な夜な他人の家の子供を「救う」ために、あえて火を放ち、自ら飛び込んで助け出そうとするという歪んだ行動だった。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (4)
「消えずの行灯」
油を足さずとも一晩中燃え続けるという、奇妙な「消えずの行灯」の噂が広まる。茂七が調べを進めると、その行灯がある家では、かつて無念の死を遂げた娘の亡霊が夜な夜な現れるという。しかしその真相は、亡き娘を忘れられない親の悲しみと、その未練を餌に私腹を肥やそうとする人間の強欲が絡み合った、残酷な仕掛けであった。茂七は、消えぬ灯火(ともしび)に託された死者への執着を静かに解き明かし、事件を収束へと導く。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (5)
「師走の客」
年の瀬も押し迫る頃、稲荷寿司屋の親父のもとへ、かつて事件で救ったはずの男が「師走の客」として現れる。男は過去の罪を清算し、新たな人生を歩み始めたと語るが、その周囲では不審な死が相次いでいた。
家族や商家を巡る借金・裏切り・殺意が絡んだ事件で、茂七が温かみのある解決を目指す。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (6)
「紙吹雪」
ある商家で凄惨な人殺しが発生し、現場には不自然なほど大量の紙片が散乱していた。茂七が調べを進めると、かつてその商家で奉公中に命を落とした娘の無念と、真相を闇に葬ろうとした主人の冷酷な保身が露わになる。
華やかさの裏に隠された人間の妬みや陰謀を、茂七が暴いていく。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (7)
「堪忍箱」
腹が立ってもこの箱を開けてはならぬ。そう言い伝えられてきた、不思議な「堪忍箱」を持つ老舗の商家で、ある日ついにその禁忌が破られる。箱が開かれた直後、家中を不穏な空気が包み、まるで取り憑かれたかのように家族や奉公人の間で疑心暗鬼と諍いが連鎖し始める。
茂七が調べを進めると、箱の中に封じられていたのは化け物などではなく、代々の家主が隠し続けてきた凄惨な罪の記録であった。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (8)
「雪女郎」
雪の降る夜、人里離れた道端で美しい女が一人、行き倒れのように佇んでいる。その姿を見た者は、冷え切った体と透き通るような肌に「雪女」の怪異を想起し、江戸の町を震撼させる。時を同じくして、裕福な商家の跡取り息子が忽然と姿を消し、その背後には雪の夜に消えた謎の女の影がちらつく。
茂七が調べを進めると、雪女の正体は、かつてその商家に踏みにじられ、極寒の地へ追われた薄幸な女の哀しき化身であった。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (9)
「幻色江戸ごよみ」
移ろう季節の色彩を閉じ込めたような、美しくも妖しい「幻の色」を見せるという不思議な暦(こよみ)が江戸の町で話題となる。その暦を手にした者たちは、一様に現実離れした幸福な夢に酔いしれるが、やがてその夢は毒となり、持ち主の生気を奪い始めていく。
茂七が調べを進めると、暦の背後には、絵師としての才能を絶たれた男の深い怨嗟と、見る者の欲望を鏡のように映し出す残酷な仕掛けが隠されていた。
茂七の事件簿 新ふしぎ草紙 (10)(終)
「まよい鳩」
一羽の伝書鳩が茂七のもとへ迷い込み、そこには過去の因縁を呼び覚ます不穏な文が結ばれていた。かつて茂七が捕らえ損ねた凶賊の影が再び江戸の町に落ち、茂七の家族や信頼を寄せる町の人々にまで魔の手が伸びる。己の無力さと向き合い、孤立を深める茂七を救ったのは、これまで事件を通じて結んできた人々の温かな絆と、家族の揺るぎない情愛であった。
茂七の事件簿 ふしぎ草紙
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (1)
(1)「置いてけ堀」
いろは長屋でしず(高橋かおり)が首をくくろうとする。止めに入った長屋のとよ(大島蓉子)が茂七(高橋英樹)を呼びにやり話を聞くと、魚屋の夫が殺されて、自分も後を追いたかった、と言う。しずが勤め先の麦飯屋で聞いたうわさ話は、死んでも浮かばれない漁師や魚屋が、岸崖小僧として生まれ変わる、というもので、ある晩しずが気配を感じて、闇夜の中錦糸堀まで足跡をつけていくと、「置いていけ」という声が聞こえて…。
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (2)
(2)「鰹(かつお)千両」
江戸っ子がありがたがる初がつおの季節、かつおをさばこうとしている茂七(高橋英樹)の前に、棒手振りの魚売りの角次郎(梨本謙次郎)がやってくる。角次郎は、「今度かつおを仕入れたら、まる一本千両で売ってくれ」という客が来たのを不審に思い、茂七に相談に来たのだった。茂七が角次郎の妻のせん(岸本加世子)に詳しい話を聞くと、今朝その番頭が手付けの二百五十両を持ってきたと言うので、二人で店を確かめに行き…。
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (3)
(3)「お勢殺し」
夏の夕暮れ、茂七(高橋英樹)が耳かきの竹を割っていると、裸の女の溺死体が上がったと知らせが入る。茂七たちには女の素性はわからなかったが、近所の担ぎ売りのお勢(小島聖)だとわかる。長屋のおたき(宮地雅子)たちの話によれば、お勢は心中だったのではないか、ということで、その相手とされる音次郎(八嶋智人)に話を聞きに行く。音次郎はお勢が死んだことも知らなかったが、茂七は音次郎以外に犯人はいない、と…。
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (4)
(4)「送り提灯(ちょうちん)」
茂七(高橋英樹)たちは、この半年ばかりの間に頻発している押し込み強盗の警戒をしていた。茂七の義妹のお京(あめくみちこ)の家の二階を借りて、狙われそうな店の出入りを見張っていると、夜中に店の下女のおりん(小川亜美)が一人で出かけていく。おりんは、店の娘のお雪(真木よう子)に、丑三つ時に回向院の小石を拾ってくるように言いつけられていた。おりんが提灯を下げて夜道を歩いていると、後ろを提灯がついて来て…。
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (5)
(5)「足洗い屋敷」
春田屋の主人・長兵衛(水島涼太)は、お里(美保純)という後添いを得て、娘のおみよ(児玉真菜)と暮らしていたが、ある日お里が、悪い夢を見たと言って夜中に悲鳴をあげて目を覚ます。おみよは心配するが、お里は昔の貧乏暮らしを思い出しただけだ、と笑う。そんな時、春田屋の横の路地から屋敷をのぞくお新(遠野凪子)という娘が不吉なつぶやきを残し、気味が悪いが後をつけるおみよ。そこに茂七(高橋英樹)が現れて…。
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (6)
(6)「凍る月」
酒問屋の河内屋で荒巻鮭が盗まれた。台所女中のおさき(井上晴美)は自分が盗んだと名乗り出たあと、店から消えてしまう。河内屋の主、松太郎(大森南朋)はおさきが犯人であると受け入れられず狼狽し、茂七(高橋英樹)に相談する。松太郎は河内屋の奉公人だった頃、おさきといい仲だったが、半年前、松太郎は河内屋に婿入りした経緯があった。ある夜、伊左次(原田芳雄)の店を訪れた茂七の前に、おさきが現れるが…
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (7)
(7)「迷子のしるべ」
権三(河西健司)が差配を任されている長屋の住人が迷子を連れ帰る。首かけられていた迷子札によると、名は長次(鴨下宗生)というらしい。さっそく権三が札に書かれた住まいを訪ねてみるが、なんと長次のその母は三年前に火事で焼け出されたきりだという。とりあえず茂七(高橋英樹)の家で預かられた長次はすっかりお絹(星野真里)やおかつ(淡路恵子)に懐いた様子だ。ある日、茂七はおたえ(中山忍)という名の女を助ける。
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (8)
(8)「だるま猫」
文次(小磯勝弥)は男らしい仕事がしたいと土手組で火消しをはじめたばかり。ところがいざ火を目の前にするとおじけづいてしまう。悩んだ文次がかつて働いていた一膳飯屋を訪れ主人の角蔵(米倉斉加年)に相談すると、角蔵は、昔自分が火消しだった頃に使っていただるま猫の頭巾を縁起物だと文次に託す。すると、次の現場から不思議なことに火が怖くなくなった文次は、大活躍。ところがある日、大切な頭巾が忽然と消えてしまい…
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (9)
(9)「神無月」
神無月も残り五日。三年前から毎年、神無月になるときまって不思議な押し込み事件が起きていた。その押し込みはなぜか十両だけしか盗まない。ある夜、伊左次(原田芳雄)からヒントを得た茂七(高橋英樹)は畳職人の市蔵(千葉哲也)の張り込みをはじめ、ついに押し込みの現場を押さえる。市蔵には娘がおり、盗みの目的は娘の治療費だった。ところが市蔵は押し込みを始めたのは三年前からではなく八年前からだと言い出して…
茂七の事件簿 ふしぎ草紙 (10)
(10)「侘助の花」
茂七(高橋英樹)は伊左次(原田芳雄)と小唄の師匠・お艶(中江有里)がただならぬ関係にあると気づいていた。ある日、阿賀山藩の轡田三太夫(寺田農)が茂七に自分の藩主のために、耳かきを作って欲しいと依頼に来る。実はお艶も阿賀山藩の出で、元は武家の娘だった。経緯を知った茂七は、藩主・立花義信(塩屋俊)にお目通りする際、お艶を弟子として同席させる。それは何より伊佐次を思うがゆえの茂七の心配りだったが…
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