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三国志外伝 愛と悲しみのスパイ -風起隴西-
三国志を舞台に、名もなきスパイたちの諜報戦
NHK BSP4K 日曜 21:00 2025年9月7日 全17回
NHK BS 木曜 23:25
（再）NHK BS 金曜 17:00
原題：风起陇西／風起隴西
–Spy of Three Kingdoms- 2022年 中国
三国志外伝 キャスト 相関図
陳恭（ちんきょう） … チェン・クン 陈坤 ［声：諏訪部順一］
荀詡（じゅんく） … バイ・ユー 白宇 ［声：森川智之］
馮膺（ふうよう） … ニエ・ユエン 聂远 ［声：東地宏樹］
李厳（りげん） … イン・ジューション 尹铸胜 ［声：岩崎ひろし］
孫令（そんれい） … チャン・ユエン 常远 ［声：島川直］
柳瑩（りゅうえい） … アンジェラベイビー 杨颖 ［声：釘宮理恵］
翟悦（てきえつ） … スン・イー 孙怡 ［声：宮本侑芽］
三国志外伝 第1回 あらすじ
魏、呉、蜀が覇権を争う三国時代。228年、蜀の軍師、諸葛亮（しょかつりょう）は魏に攻め込む北伐を開始。だが、魏に潜入中の間者「白帝（はくてい）」から届いた情報がウソだったため大敗する。
蜀の諜報機関、司聞曹（しぶんそう）の荀詡（じゅんく）は、白帝を始末するよう命じられ魏へ向かう。白帝の正体は、実は荀詡の義兄弟の陳恭（ちんきょう）だった。
一方、陳恭は自分の情報が魏の間者にすり替えられていたことを知る。
再会した陳恭と荀詡は、陳恭の身の潔白を証明するため、なんとしても燭龍の正体と証拠を見つけ出すことを決意する。
三国志外伝 第2回 あらすじ
魏に入った荀詡（じゅんく）は、蜀の間者「白帝（はくてい）」である義兄弟の陳恭（ちんきょう）と再会。陳恭は、蜀の諜報機関内に魏の間者「燭龍（しゅくりゅう）」が潜入していて、送った暗号文がすり替えられたことを荀詡に告げる。
陳恭の身の潔白を証明するためには、自分たちで燭龍の正体を突き止めるしかないと荀詡は考える。
一方、魏の諜報機関に所属する糜冲（びちゅう）は、陳恭を蜀の間者だと疑い屋敷に調べにいく。
三国志外伝 第3回 あらすじ
蜀の間者、白帝（はくてい）こと陳恭（ちんきょう）の送った文書がすり替えられた件で荀詡（じゅんく）は連絡係、谷正（こくせい）に会う。疑われ激怒する谷正。そのとき、２人の密会場所に魏の兵士が乗り込んでくる。一方、陳恭は竹鵲（ちくじゃく）という道具を使ったある作戦を思いつく。蜀では丞相（じょうしょう）の諸葛亮（しょかつりょう）と対立する李厳（りげん）が諜報機関、司聞曹（しぶんそう）を統括することになる。
三国志外伝 第4回 あらすじ
荀詡（じゅんく）は蜀に戻る途中、山賊に襲われていた女性、柳榮（りゅうえい）を助ける。そして蜀の諜報機関、司聞曹（しぶんそう）に戻り、白帝（はくてい）こと陳恭（ちんきょう）の暗殺を完了したと馮膺（ふうよう）に報告。さらに新しい上司の李バク（りばく）にも報告に行くが…。
一方、魏の密命でひそかに蜀に入ることになった陳恭（ちんきょう）は、同行する糜冲（びちゅう）を始末し入れ替わる作戦を決行する。
三国志外伝 第5回 あらすじ
荀詡（じゅんく）は、陳恭（ちんきょう）が送った情報が魏の間者、燭龍（しょくりゅう）によってすり替えられていた疑いを馮膺（ふうよう）に話す。さらに、暗号文の解読に必要な木版を管理している馮膺の義弟を疑っていることを伝えるが…。
陳恭（ちんきょう）は、糜冲（びちゅう）に成り済まし、魏と結託している宗教結社、五仙道（ごせんどう）に潜入することに成功。そこで蜀の間者として潜入中の妻と再会する。
三国志外伝 第6回 あらすじ
荀詡（じゅんく）は、白帝（はくてい）の暗号文解読用の木版を李バク（りばく）から受け取る。荀詡は部下にその管理を任せ、任務に出かける。
宗教結社、五仙道（ごせんどう）に潜入した陳恭（ちんきょう）は糜冲（びちゅう）を装っているが、魏から糜冲を知る使者がやってくると聞かされる。陳恭は素性がばれる前に逃亡しようとするが、五仙道の指導者、黄預（こうよ）は陳恭の動きを監視させていた。
三国志外伝 第7回 あらすじ
荀詡（じゅんく）の部下が殺害され、暗号を解く木版が盗まれた事件で馮膺（ふうよう）が捕らえられた。荀詡は、もう１人の部下の遺体を発見。その遺書から、すべて李バク（りばく）の策略だと知る。荀詡は投獄中の馮膺に会い、魏の間者、燭龍（しょくりゅう）を突き止めるための協力を求め、脱獄させる。一方、五仙道（ごせんどう）に潜入中の陳恭（ちんきょう）は、蜀の武器の設計図を盗む「青萍（せいひょう）計画」を準備する。
三国志外伝 第8回 あらすじ
蜀は五仙道（ごせんどう）の討伐に乗り出す。李厳（りげん）は討伐を利用し、不要になった部下、李バク（りばく）を始末することに。荀詡（じゅんく）は五仙道に潜入中の陳恭（ちんきょう）と翟悦（てきえつ）を心配し、討伐軍が攻め入る前に２人が逃げられる方法を考える。一方、五仙道では、蜀の武器の設計図を盗む計画を前に、陳恭（ちんきょう）と長老が、崖から滑空して脱出するのに使う装置の試験飛行を行う。
三国志外伝 第9回 あらすじ
五仙道（ごせんどう）の黄預（こうよ）は、魏の間者からの密書により、翟悦（てきえつ）が蜀の間者だと気づき捕らえる。翟悦は黄預から拷問を受けても間者であると認めずに耐えていた。翟悦が命を落としたと知った陳恭（ちんきょう）は、亡骸を引き取り、荀詡（じゅんく）と共に弔う。
一方、蜀の司聞曹（しぶんそう）では、盗難事件の疑いが晴れた馮膺（ふうよう）が正式に職務に復帰。荀詡（じゅんく）は、陳恭の計画を助けるため、ある人に協力を依頼する。
三国志外伝 第10回 あらすじ
ついに五仙道（ごせんどう）による「青萍（せいひょう）計画」の実行日がくる。陳恭（ちんきょう）は五仙道の精鋭とともに蜀の武器の製造本部へ侵入し、設計図のある場所へ。黄預（こうよ）は、陳恭が設計図を入手した後に予定どおりの場所から脱出するか、精鋭の一人に見張るよう密（ひそ）かに命じていた。
一方、偽造した通行証をつかって現地に入った荀詡（じゅんく）は、陳恭の逃げ道を確保するため裏門へ向かう。
三国志外伝 第11回 あらすじ
陳恭（ちんきょう）は、盗んだ設計図の受け渡し場所である木の近くに隠れ、魏の間者、燭龍（しょくりゅう）が来るのを待っていた。すると、そこに高堂秉（こうどうへい）がやってくる。
一方、蜀の武器の製造本部に偽造した通行証で入った荀詡（じゅんく）は、五仙道（ごせんどう）が設計図を盗み出す手引きをした疑いで捕らえられ、自白するよう拷問を受けていた。その知らせを聞いた馮膺（ふうよう）は…。
三国志外伝 第12回 あらすじ
魏の間者、燭龍（しょくりゅう）を捕らえた陳恭（ちんきょう）は、かつての恩師、李厳（りげん）の計らいで、司聞曹（しぶんそう）で馮膺（ふうよう）に次ぐ位に就く。馮膺と今後の方針について話した後、陳恭が会いにいった人物は…。
荀詡（じゅんく）は、燭龍、すなわち高堂秉（こうどうへい）の尋問を開始する。
一方、魏では郭剛（かくごう）が叔父の郭淮（かくわい）から「青萍（せいひょう）計画」の真の目的を知らされる。
見どころ
真実を見抜けるか？ スリルと謎に翻弄される新たな三国志ストーリー
三国志で有名な、蜀の諸葛亮が魏へ攻め込んだ第一次北伐の失敗。その舞台裏の諜報合戦に焦点を当てる。さらに蜀の内部での諸葛亮と李厳（りげん）の勢力争いなど、国の内外でいかに相手を出し抜くかの頭脳戦が繰り広げられる。誰がスパイでどこまでが作戦なのか？ なにが真実で、誰が誰をだましているのか？ ストーリーが進むにつれ、誰もが怪しく何を信じたらいいのかわからなくなっていく。
義兄弟の強い絆と夫婦の愛の行方
敵国に潜入中に裏切り者と疑われている陳恭と、彼を信じ、ひたすら真実を追い求める義兄弟の荀詡。自らの信念に基づき命懸けで行動する２人は、最後まで互いを信じ、助け合うことができるのか。そして、陳恭の心に秘めた妻への一途な愛。間者として正体を隠したまま再会した夫婦を待ち受ける運命は？
実力派の人気俳優とスタッフが集結！
主演のチェン・クン（映画『小さな中国のお針子』）とバイ・ユー（ドラマ『ロング・ナイト 沈黙的真相』）をはじめ、ニエ・ユエン（ドラマ『コウラン伝 始皇帝の母』）やアンジェラベイビー（映画『神伝奇 バトル・オブ・ゴッド』）など人気と実力を兼ね備えた俳優陣が勢ぞろい！
原作は、史実とフィクションを融合させた著書が次々とドラマ化されている人気作家マー・ボーヨンのデビュー作品。ドラマの世界観に引き込む音楽を担当しているのは日本のサントラ界の大御所、川井憲次。
《チェン・クンが語る陳恭》
陳恭という人物を一言で表すならば「隠す」でしょうか。
死と隣り合わせの状態で、間者であることを隠し、生き延びるために、だます相手にも誠意をみせる男。
かの時代にも、陳恭のような名も無き多くの人々が、それぞれの思いをかかえて生きた。それぞれの感情があり、運命があり、選択があった。
《バイ・ユーが語る荀詡》
荀詡は実に芯の強い人間。いたるところで壁にぶつかり、日々痛めつけられる。頭から水につけられたり、暴力で自白を強いられたり。自分がこうと決めたら迷わず進んでいく。たとえ、自分が犠牲になろうとも。多くの人と思いを一つにして、心に燃える炎を守りきる人物。
