「青天を衝け」あらすじとネタバレ 考察/吉沢亮

渋沢栄一が幕末から明治まで日本経済の礎を築く物語

「青天を衝け」とは

総合 20:00 日曜 2021年3月14日~ (1年間)

脚本:大森美香
『風のハルカ』『あさが来た、眩(くらら)北斎の娘』

「青天を衝け」キャスト

渋沢栄一(しぶさわ えいいち) 吉沢亮
渋沢市朗右衛門(しぶさわ いちろうえもん) 小林薫
 栄一の父。
渋沢ゑい(しぶさわ えい) 和久井映見
 栄一の母。
渋沢なか(しぶさわ なか) 村川絵梨
 栄一の姉。
渋沢てい(しぶさわ てい) 藤野涼子
 栄一の妹。
渋沢喜作(しぶさわ きさく) 高良健吾
 栄一の従兄。
渋沢よし(しぶさわ よし) 成海璃子
 喜作の妻。
尾高惇忠(おだか じゅんちゅう) 田辺誠一
 栄一の従兄。
尾高長七郎(おだか ちょうしちろう) 満島真之介
 惇忠の弟で栄一の従兄。
尾高千代(おだか ちよ) 橋本愛
 栄一の従妹でのちの妻。
尾高平九郎(おだか へいくろう) 岡田健史
 尾高家の末っ子で栄一の従弟。
尾高やへ(おだか やへ) 手塚理美
 尾高家の母。
尾高きせ(おだか きせ) 手塚真生
 惇忠の妻。
渋沢宗助(しぶさわ そうすけ) 平泉成
 栄一の伯父。
渋沢まさ(しぶさわ まさ) 朝加真由美
 栄一の伯母。


徳川斉昭(とくがわ なりあき) 竹中直人
 水戸藩主。
藤田東湖(ふじた とうこ) 渡辺いっけい
 斉昭の側近。
武田耕雲斎(たけだ こううんさい) 津田寛治
 水戸藩士。斉昭の側近。
徳川慶喜(とくがわ よしのぶ) 草彅剛
 斉昭の七男。江戸幕府・第15代将軍。
平岡円四郎(ひらおか えんしろう) 真一
 慶喜の側近。
平岡やす(ひらおか やす) 木村佳乃
 円四郎の妻。
徳信院(とくしんいん) 美村里江
 慶喜の養祖母。
美賀君(みかぎみ) 川栄李奈
 慶喜の正室。
吉子(登美宮)(よしこ〈とみのみや〉) 原日出子
 斉昭の正妻。慶喜の母。
徳川慶篤(とくがわ・よしあつ) 中島歩(なかじま・あゆむ)
 慶喜の兄。第9代水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)の長男。
徳川昭武(とくがわ・あきたけ)板垣李光人(いたがき・りひと)
 慶喜の弟。第9代水戸藩主・徳川斉昭の十八男。
猪飼勝三郎(いかい・かつさぶろう)遠山俊也(とおやま・としや)
 一橋家の側用人。
川村恵十郎(かわむら・えじゅうろう)波岡一喜(なみおか・かずき)
 一橋家家臣。
川路聖謨(かわじ としあきら) 平田満
 勘定奉行。
高島秋帆(たかしま しゅうはん) 玉木宏
 洋式砲術家。
井伊直弼(いい なおすけ) 岸谷五朗
 大老。
阿部正弘(あべ まさひろ) 大谷亮平
 老中。
堀田正睦(ほった まさよし) 佐戸井けん太
 老中。
永井尚志(ながい なおゆき) 中村靖日
 海防掛。
徳川家康           北王路欣也
 江戸幕府・初代将軍。
徳川家慶(とくがわ いえよし) 吉幾三
 江戸幕府・第12代将軍。
徳川家定(とくがわ いえさだ) 渡辺大知
 家慶の息子で、江戸幕府・第13代将軍。
篤君(天璋院)(あつぎみ〈てんしょういん〉) 上白石萌音
 家定の正室。
歌橋(うたはし) 峯村リエ
 家定の乳母。
徳川家茂(とくがわ・いえもち)磯村勇斗(いそむら・はやと)
 江戸幕府第14代将軍。
和宮(かずのみや) 深川麻衣(ふかがわ・まい)
 家茂の正室。孝明天皇の妹宮。
松平慶永(春嶽)(まつだいら よしなが〈しゅんがく〉) 要潤
 福井藩主。
橋本左内(はしもと さない) 小池徹平
 福井藩士。
利根吉春(とね よしはる) 酒向芳
 岡部藩代官。
真田範之助(さなだ はんのすけ) 板橋駿谷
 剣術家。
大橋訥庵(おおはし とつあん) 山崎銀之丞
 江戸の儒学者。
藤田小四郎(ふじた こしろう) 藤原季節
 水戸藩士。東湖の息子。
島津久光(しまづ・ひさみつ)池田成志(いけだ・なるし)
 息子の薩摩藩主・茂久の後見。国父。
西郷隆盛(さいごう・たかもり) 博多華丸(はかた・はなまる)
 薩摩藩士。
大久保利通(おおくぼ・としみち)石丸幹二(いしまる・かんじ)
 薩摩藩士。
折田要蔵(おりた・ようぞう)徳井優(とくい・ゆう)
 薩摩藩士。

「青天を衝け」第1回 栄一、 目覚める 

徳川慶喜の隊列の前に土下座して話を

武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた栄一(子役・小林優仁)。人一倍おしゃべりの剛情っぱりで、いつも大人を困らせていた。

4才の栄一は両親の外出に一緒に連れて行けとむずかる。
栄一がいなくなり家族が心配し付近を捜索する。物置小屋に隠れて寝ていた。父・渋沢市朗右衛門(小林薫)に堪忍が大事だと説教される。母(和久井映見)は世話になった人が嬉しくなるようにと諭す。

岡部藩は養蚕、藍ずくりが主な産業だった。
栄一は従弟の喜作とよく遊んだ。

近くの水戸では、藩主・徳川斉昭(竹中直人)は外国の脅威にを対する軍事訓練を始めた。息子・七郎丸(後の慶喜)は、父の薫陶を受ける。訓練に参加して鳥を射落とし、家臣の期待も高い。
幕府から「大砲を打つのは謀反の企て」として謹慎させられる。

栄一は6才から父から読み書きを習う。人の上に立つのは責任を持つと教えられる。

罪人・高島秋帆(岡田准一)が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(子役・石澤柊斗)らと忍び 込 む。高島は長崎から来た砲術家で、このままだと日本は清のようになくなると説く。

1847年、江戸では次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(子役・笠松基生)を御三卿の一橋家に迎え入れ慶喜と命名する。

「青天を衝け」第2回 栄一、 踊る 

家康(北大路欣也)の話:江戸時代は鎖国だったというが長崎を始め各地で外国とは交流していた。しかし世界は大きく変わっていた。欧米列強はアジアを植民地化していた。
渋沢栄一はまだ子供だった。

栄一(子役・小林優仁)は父・市郎右衛門(小林薫)と共に信濃、武蔵の国をまわり藍の原料を買い付ける。父は藍玉つくりに誇りを持っている。新五郎(田辺誠一)から読書を習い始める。

一番の楽しみは、村祭りで獅子舞を舞うことだ。祭りの時期に代官から人足100人駆り出され祭は中止になる。

栄一は「五穀豊穣、悪疫退散」はどうなると反抗するが、叶いようがない。

一橋家の養子に入った七郎麻呂(子役・笠松基生)は、慶喜と名を改め、将軍・家慶(吉幾三)から実子のようにかわいがられる。舞は好きかと尋ねられる。隠居の身の斉昭(竹中直人)は、藤田東湖の書いた嘆願書状を得て、息子を頼みの綱に政界に返り咲こうとする。

栄一は桑、藍葉の収穫を手伝う。男たちは昼は労役に向藍い、夜は畑で働く。

収穫が終わり、栄一は家の前で獅子舞を踊り、父から訊かれると「五穀豊穣、悪疫退散」のためと言う。村民は喜び一緒に踊り、父も加わる。

それから数年が経ちました。栄一(吉沢亮)が獅子舞を踊る。
尾高惇忠(田辺誠一)より読み書き、剣術を学ぶ。これからは、百姓でも剣の心得は欠かせないと言う。
学んだ山田長政の行ったシャムに行きたくなる。
栄一は父に家業を継がせてくれと頼む。父は手抜きをする者は藍の色は出せないと言う。

将軍・家慶は嫡子は不甲斐ないと思い、慶喜を未来の将軍にしようと企む。

ペリー(モーリー・ロバートソン)が日本の開国を求め、江戸にやって来る。

栄一は父に江戸に連れられて行くことを喜ぶ。

「青天を衝け」第3回 栄一、仕事はじめ

徳川家康(北大路欣也)がマルコポーロ、ウィリアムアダムス(三浦按針)を紹介する。・・・ペリーが来る。

アヘン戦争で清国が攻められ国内で危機感が増す。

千代は兄から学問を進んで受ける。

市郎右衛門(小林薫)と初めて江戸へ行った栄一(吉沢亮)は、商人の町江戸の賑わいに驚く。

黒船が襲来した江戸は、大騒ぎになる。

病床の家慶は慶喜に斉昭対する嫉妬を打ち明ける。
斉昭に力を借りようといつつ亡くなる。
斉昭は自分の出番が来たと自覚する。

砲術家・高島秋帆(岡田准一)は罪を許され江戸に上る。栄一に頑張れと言って取りすぎる。

その年の藍葉は害虫による不作になる。窮地に陥った父を助けるため、自ら藍葉の買い 付けに行きたいと考える栄一。目利きができない栄一には無理だと言われる。
母に買い付けをしたいと申し出ると、金を渡され許される。
栄一は丹念に畑を点検して、百姓にアドバイスを与えながら買い付ける。

黒船が襲来した江戸は、大騒ぎになる。家慶が亡くなり、次期将軍候補に慶喜(草彅剛)の名が挙がるも、慶喜は父の傀儡となることに反発して渋る。
そんな慶喜の腹心の部下にと、平岡円四郎(真一)に白羽の矢が立つ。

「青天を衝け」第4回 栄一、怒る

栄一(吉沢 亮)は仕事にますます励み、江戸時代初期、台湾、オランダとの貿易で活躍した浜田弥兵衛を称える。

もっとよい藍を作るにはどうしたらよいかと思い巡らせていたが、ある妙案を思いつく。

幕府はペリー(モーリー・ロバートソン)の再来航が迫り混乱していた。海防参与・斉昭(竹中直人)は、次期将軍候補である息子・慶喜(草彅 剛)に優秀な家臣を付けようと、変わり者の平岡円四郎(堤 真一)を小姓に据える。
慶喜は円四郎に愈臣(そうしん)となって諫めてほしいと頼む。
老中・安倍正弘(大谷亮平)は慶喜を買っている。

豊作を祝う宴会の仕切りを任さた栄一は、座り方を変える。
上質の藍を栽培した順に座らせ、番付け表を配る。
武州藍をこれからも盛り上げると宣言すると、一同呼応する。

1854年ペリーが来航する。幕府は国を開き、日米和親条約が締結する。
開港のうわさは血洗島にも届き、尾高惇忠(田辺誠一)は憤る。

栄一は父・市郎右衛門(小林 薫)の名代として、多額の御用金を申し渡され、栄一は即答を避けようとするが認められない。
反抗していると相手は刀を抜こうとする。伯父・宗助に庇われて命を免れる。

帰った栄一に「父は泣くこと地頭だ」と言われ、すぐに払いに行く。

「青天を衝け」第5回 栄一、揺れる

惇忠(田辺誠一)に薦められた本で、清がアヘン戦争でいかに英国に敗れたかを知った栄一(吉沢 亮)は、開国した日本の未来を危惧する。

栄一の姉・なか(村川絵梨)は、自身の縁談を、“相手の家にキツネの憑き物(つきもの)がいる”という迷信的な理由で伯父・宗助(平泉 成)たちから反対され、ふさぎ込んでしまう。
栄一はなかの面倒を見る。川に入ろうとするなかを引き留める。縁談は破談となり栄一は見守る。
父はなかを旅に同行させる。

修験者がお払いに来るのに栄一は抵抗するも実行する。栄一が年号を問うと修験者は間違い、インチキを見抜く。修験者を追い出し、なかは元気を取り戻す。

下田沖でロシア船が難破して幕府は救済しようとするが、斉昭(竹中直人)は認めようとしない。
老中・阿部正弘(大谷亮平)と斉昭の側近・藤田東湖(渡辺いっけい)は斉昭を必死にいさめる。

平岡円四郎(真一)は慶喜に東湖と合わせる。東湖は斉昭は信頼するに足ると教える。

そんなとき、大地震が江戸を襲う(安政の大地震、1855年)。江戸の水戸藩邸にいた藤田東湖は建物の下敷きになって亡くなる。斉昭は最愛の友を失い嘆き悲しむ。

「青天を衝け」第6回 栄一、胸騒ぎ

長七郎(満島真之介)や喜作(高良健吾)と共に剣術の稽古に励む栄一(吉沢 亮)は「百姓にだって何かできるはずだ」と意気込む。
千代(橋本 愛)から突然「お慕いもうしています」と思いを告げられ、胸がぐるぐるしてしまう栄一。

道場破りの真田範之助(板橋駿谷)が栄一らの道場に現れる。喜作は簡単に負けてしまう。栄一は体当たりするも歯が立たない。
尾高長七郎が勝ち、仲良くなる。真田は尊王攘夷を語る。

喜作も千代に好意を抱き、栄一と剣術で勝負して決めたいと言い出す。

江戸の水戸藩邸では慶喜(草彅 剛)は公家の今出川家から美賀君(川栄李奈)を迎える。慶喜は、正室に迎えた美賀君が嫉妬深く暴れて悩まされる。

薩摩藩から篤姫(上白石萌音)が将軍・家定に嫁ぐ。

アメリカのハリスは下田の寺に居ついて開国を迫る。阿部正弘は開国を進めるが、斉昭(竹中直人)は反対し朝廷に伝えてしまう。

東湖(渡辺いっけい)を失った斉昭はさらに過激な言動が増え、慶喜らに引退を勧められるが、「慶喜が将軍になるなら引退する」と突っぱねる。

安政4年、斉昭は幕府よりも朝廷を優先しろと慶喜に伝え、引退する。

阿部正弘が急病で倒れてしまう。

慶喜が鷹狩をしていると沿道で栄一と出会い並んで小用をする。

「青天を衝け」第7回 青天の栄一

老中・阿部正弘(大谷亮平)が亡くなり、幕府は混乱する。阿部に代わりに開国派の堀田正睦が就く。そんな中、慶喜(草彅 剛)を次期将軍に推す声が日ごとに高まる。
斉昭は攘夷を幕府に迫るが叶えられず、身を引く。
慶喜は斉昭に公儀に詫びるように意見する。
慶喜は、妻からは将軍になるかを尋ねられるが、否定する。

慶喜擁立が再燃する。家定は否定的だ。
ハリスと慶喜が会見することを知り、家定が会うと言う。

井伊直弼(岸谷五朗)が家定に気に入られる。

血洗島では、長七郎(満島真之介)が真田(板橋駿谷)に勧められ、武者修行のため江戸へ行くことになる。

栄一(吉沢 亮)は、依然、千代(橋本 愛)とぎくしゃくした関係のままであったが、喜作(高良健吾)が千代を嫁にもらいたいと言い出し動揺する。栄一は千代を巡って喜作と取っ組み合いの喧嘩をする。

栄一の姉・なかが嫁ぐ。家族で、喜作と千代の縁談が囁かれる。栄一は千代の家を訪ねると、喜作との縁談に前向きであることを知る。栄一と別れた千代は思い悩む。

長七郎は江戸の志誠塾で尊王攘夷を学ぶ。
長七郎の栄一への手紙には千代と栄一は思い合っていると考えていると書かれていた。

惇忠(田辺誠一)と藍売りに出かけた栄一は、漢詩を詠みながら山道を歩く中で自分の真の思いに気づく。そびえたつ山頂で、手を太陽にかざし「青天を衝く勢いで進む」と漢詩を作る。

家に戻ると千代の家に駆け付け「オレはお前が欲しい」と言う。

「青天を衝け」第8回 栄一の祝言

栄一(吉沢 亮)は、千代(橋本 愛)に結婚を申し込む。千代は「嫌われていると思っていた」と言って受け入れる。栄一はこの世を変えたいと語っていると喜作(高良健吾)が現れは待ったをかけ、道場で剣術の勝負をする。
千代は「栄一さん気張って」と声を掛けるが、喜作が勝つ。喜作は千代に「栄一の面倒を見てやってくれ」と言う。栄一と千代は家族から結婚の承諾を得る。

幕府では、井伊直弼(岸谷五朗)が家定に抜擢され大老になる。
慶喜は将軍になる意向を持つ。井伊は家定の命を受けて慶喜の世継ぎに反対する。

1858年幕府は「日米修好通商条約」を結ぶ。斉昭は調印は違勅だと大問題に発展する。徳川慶福が世継に決まる。家定が亡くなる。井伊を叱責した慶喜(草彅 剛)や斉昭(竹中直人)には処分が下され、安政の大獄と呼ばれる苛烈な弾圧が始まる。

栄一と千代の結婚式が行われる。喜作はよしと結婚している。

「青天を衝け」第9回 栄一と桜田門外の変

栄一(吉沢 亮)と千代(橋本 愛)は仲睦まじい夫婦生活を送る。栄一は長七郎(満島真之介)から江戸の話を聞き、幕藩体制への鬱憤を千代に話して気が晴れる。

井伊直弼(岸谷五朗)により、蟄居(ちっきょ)を命じられた斉昭(竹中直人)や慶喜(草彅 剛)は無言の抵抗を続ける。

仁孝天皇の妹・和宮は岩倉具視の画策で将軍・家茂に嫁がされる。 

幕府の天皇への畏敬と外国への融和政策に対し、攘夷運動が過激化し、外国人襲撃が頻発する。

攘夷運動を心配した徳川家茂は井伊直弼に辞職を勧告するも、井伊は桜田門外の変で水戸藩の浪士に暗殺される。
それを知った徳川斉昭も水戸で突然の病で死去する。
父の死を耳にした慶喜は「自分は親不孝者だ」と慟哭する。

江戸から戻った長七郎(満島真之介)に感化され尊王攘夷の考えに血が湧きたつ栄一。喜作(高良健吾)に続いて自分も江戸へ行き剣術や学問をしたいと父・市郎右衛門(小林 薫)に懇願する。

「青天を衝け」第10回 栄一、志士になる

幕府では、暗殺された井伊直弼(岸谷五朗)に代わって老中・安藤信正(岩瀬 亮)が、孝明天皇(尾上右近)の妹・和宮(深川麻衣)の将軍・家茂(磯村勇斗)への降嫁を進めていた。

朝廷との結びつきを強めて幕府の権威回復を図った和宮降嫁は、尊王攘夷派の志士に火をつける。

念願の江戸に来た栄一(吉沢 亮)は、尊王論者・大橋訥庵(山崎銀之丞)を紹介され、安藤の暗殺計画を知る。長七郎(満島真之介)は、その計画のために命を捨てる覚悟を決める。
栄一も志士になる決意をする。藁人形を相手に人を斬る訓練をするが、百姓には斬れないと制止されて、逆上し、何度も斬る。

栄一は家に戻り、父から気はすんだかと訊かれ頷く。まだ頭の中がごちゃごちゃしている。千代に会いたかったと抱きしめる。

和宮は3万人50㎞の花嫁行列で家茂に嫁ぐ。莫大な費用を百姓が持たされると聞き栄一は憤る。
お千代が妊娠し、栄一は喜ぶ。栄一は江戸で武家以外も風を起こせることが分かったと千代に話す。千代は「国を思う気持ちは尊い。義父が家族を思う気持ちも尊い。」と言う。

和宮は江戸に到着し、家茂と対面する。
大橋訥庵らは安藤信正の暗殺を尾高長七郎に委ねる。
長七郎は家に戻り栄一らに暗殺を伝え、安藤を斬った後腹を斬ると言う。
惇忠と栄一は暗殺に反対し身を隠すように説得する。

攘夷派は慶喜に共に決起を促すが慶喜は応じない。
攘夷派は江戸城を襲い、訥庵は捉えられ多く討ち死にする。

長七郎が江戸に向かった。

「青天を衝け」第11回 横濱焼き討ち計画

熊谷の定宿を江戸に向かって立とうとする長七郎に追いつく。
幕府から追手が迫っていることを告げ、長七郎は京に逃れる。

栄一(吉沢 亮)と千代(橋本 愛)に待望の第一子が生まれるが、すぐに亡くなってしまい、渋沢家は重い空気に包まれる。

惇忠(田辺誠一)は自らの手で攘夷(じょうい)の口火を切ろうと、横浜の外国人居留地の焼き討ちを発案する。
心を動かされた栄一は、武器や仲間を集め計画を練る。1863年11月12日を決行日に定める。刀を調達し20人集める。

謹慎を解かれた慶喜(草彅 剛)は将軍・家茂(磯村勇斗)の後見職となるも、島津久光(池田成志)らから「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られる。

京では長州と三条実朝が攘夷運動をし、慶喜にも強要する。

栄一に第2子の女の子が生まれる。
栄一は、「家を出て天下のために働きたい」と父に勘当を願い出る。
千代は栄一に味方する。
母は認めようとしない。父は「自分は百姓の分は守り通すが、栄一は思うようにしろ」と言う。

長州と薩摩はイギリス艦隊に敗れ、攘夷から開国に変貌する。

「青天を衝け」第12回 栄一の旅立ち

千代は栄一に一度、娘の歌を抱いてくれと頼む。
栄一は抱かず、千代は涙を流す。

江戸で役人に追われる栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)をボロ屋に引き込んだのは、円四郎(堤 真一)だった。
「百姓だが志をもって、命をかけて戦う」と説明する。円四郎は「おかしい。一橋家に仕え公儀をぶっつばさないか」と勧める。
名を名乗りあう。

血洗島村に戻った栄一は、惇忠(田辺誠一)らと高崎城乗っ取り計画の準備をしていた。そこに京都から長七郎(満島真之介)が戻り、涙ながらに中止を訴える。計画を断念した栄一と喜作は、再起をはかるため、村を離れ京都に向かうことを決意する。

「青天を衝け」第13回 栄一、京の都へ

栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は江戸で円四郎(堤 真一)の妻・やす(木村佳乃)から一橋家のご証文を受け取り、無事京都へたどりつくが円四郎に面会できず資金を使い果たしてしまう。

京都では朝廷が参与会議を開催。薩摩藩などが国政に影響力を持ち始める中、“一度全てを捨て、新しい世を作ろう”と語る松平春嶽(要 潤)に、慶喜(草彅 剛)は静かに怒りを募らせる。

栄一からの文を喜んだ長七郎(満島真之介)は京都に行くことを決意。しかし道中で誤って飛脚を斬ってしまい捕らえられる。栄一の文も見つかり、幕府から目を付けられた栄一と喜作は追い詰められる。

「青天を衝け」第14回 栄一と運命の主君

栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は、円四郎(堤 真一)から一橋家に仕官せよと迫られるが、栄一は慶喜(草彅 剛)に自らの意見を建白することを条件に出す。

円四郎は遠乗り途中の慶喜に2人を対面させ、屋敷で謁見させることに成功。栄一と喜作は、一橋家に仕官することになった。

 

慶喜は、薩摩藩が天皇に信頼の厚い中川宮(奥田洋平)を取り込んでいることに気づく。中川宮を問い詰め、その場にいた島津久光(池田成志)らに“天下の大愚物、天下の大悪党だ”と言い放つ。

「青天を衝け」第15回 篤太夫、薩摩潜入

栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は、一橋家に抱えられ武士として初俸禄(ほうろく)をもらう。円四郎(堤 真一)から「篤太夫(とくだゆう)」「成一郎(せいいちろう)」という新しい名も授かる。

篤太夫の初仕事は、摂海防禦(せっかいぼうぎょ)の要職に就く薩摩藩士・折田要蔵(徳井 優)の隠密調査だった。そこで出会った西郷吉之助(博多華丸)から、“先の時代が読める優秀な人材ほど非業の最期を遂げる”と聞かされた篤太夫は、円四郎の行く末を心配する。

水戸藩では、藤田東湖の息子・藤田小四郎(藤原季節)が攘夷(じょうい)実現のため天狗党(てんぐとう)を率いて挙兵した。

「青天を衝け」第16回
「青天を衝け」第17回 
「青天を衝け」第18回 
「青天を衝け」第19回 

「青天を衝け」第1~4シーズンあらすじ

第1シーズン 
官尊民卑の世は、承服できん! 百姓からの脱却を決意。

天保11年(1840)、武蔵国・血洗島村。藍玉づくりと養蚕を営む百姓の家に、栄一は生まれた。おしゃべりで物おじしないやんちゃ坊主は、父・市郎右衛門の背中に学び、商売のおもしろさに目覚めていく。
ある日、事件が起きた。御用金を取り立てる代官に刃向かったことで、理不尽に罵倒されたのだ。栄一は官尊民卑がはびこる身分制度に怒りを覚え、決意する。「虐げられる百姓のままでは終われない。武士になる」。

第2シーズン 
目指せ、攘夷の志士! ところが計画中止、追われる身へ。

千代と結婚した栄一は、従兄の惇忠や喜作と共に、尊王攘夷に傾倒していく。江戸で仲間を集め、横浜の外国人居留地を焼き討ちする攘夷計画を企てた。しかし、京の情勢に通じた従兄の長七郎の猛反対にあい、あえなく断念。逆に幕府に追われる立場となり、喜作と共に京へ逃げる。
彼らに助け船を出したのは、一橋慶喜の側近・平岡円四郎。幕府に捕らわれて死ぬか、一橋の家臣となるか。「生き延びればいつか志を貫ける」。この選択が、栄一の運命を変えていく。

第3シーズン
心ならずも幕臣に。パリ行きが人生を開く

栄一は一橋家の財政改革に手腕を発揮し、慶喜の信頼を得る。ところが、慶喜が将軍となり、倒幕を目指すどころか幕臣になってしまった。
失意の栄一に、転機が訪れる。パリ万国博覧会の随員に選ばれたのだ。慶喜の弟・昭武とパリに渡った栄一は、株式会社とバンクの仕組みを知り、官と民が平等なだけでなく、民間が力を発揮する社会に衝撃を受けた。そんな折、日本から大政奉還の知らせが届き、無念の帰国へ。

第4シーズン
まさかの新政府入りで、続々改革。33歳でいよいよ民間へ。

帰国後、様変わりした日本に衝撃を受けた。静岡で隠棲する慶喜と再会した栄一は、身をやつした姿に涙し、慶喜を支えることを決意する。
しかし突然、明治新政府から大蔵省への仕官を命じられて上京。「改正掛」を立ち上げ、租税・鉄道・貨幣制度など次々と改革を推し進めること3年半。栄一はある決意を胸に辞表を提出した。
この時、33歳。いよいよ、栄一の目指す民間改革が始まる。

NHKドラマ最新情報 日程表・ネタバレ・あらすじ