ドラマ「大岡越前8」とは
大岡越前守忠相(高橋克典)による花も実もある涙のお白洲。
NHK BS時代劇 日曜 18:45 2025年6月8日~ (全8回)
原作:吉川英治
脚本:尾西兼一(2・3・7・8回) いずみ玲(1・5回) 森脇京子(4・6回)
ドラマ「大岡越前8」 相関図 キャスト

『大岡越前8』第1回 あらすじ ネタバレ キャスト

燃える牢屋敷
備前屋・多一郎(仲野温)殺害の容疑で、飾り職人の又吉(金井浩人)は牢に入れられる。その疑いを晴らせるのは、牢で知り合ったすりの彦次(味方良介)であった。彦次は多一郎が最後に接触した男を見ていたらしい。
そこで火災が起こった。忠相(高橋克典)は囚人の解き放ちを決める。条件は日の入りまでに本所回向院に戻ること。彦次に必死に証言を頼む又吉。が彦次は両想いのおきぬ(宮崎香蓮)がいる岡場所へ向かってしまう。
『大岡越前8』第2回 あらすじ ネタバレ キャスト

大江戸ごみ騒動
江戸市中のゴミを埋め立て地まで運ぶ人足たちが働かなくなった。監督する茂兵衛(谷川昭一朗)の娘・おふみ(蓼沼優衣)が消えた事に関係があるとにらむ忠相(高橋克典)。その件を探っていた上川(岸田タツヤ)が死体として発見され、彼が握っていたのは北町与力・神山左門(嶋田久作)の煙草入れだった。評判の悪い左門に嫌疑がかかるが、左門はその頃、作平と称し権蔵(井田圀彦)の手下の人足達に紛れ込み捜査を行っていた。
第3回「逃亡者の命運」
しのびの忠相が出会ったのんきな易者は仇持ち、しかも不治の病に冒されていた。討手の青年もまた、誤って人を殺してしまう。仇討ちの虚しさ苦しさから当事者たちを救う。
第4回「涙のお手玉」
金貸しのお甲(藤山直美)はうわさの業突張りで、大だなの弱みを握り、脅しをかけ金を借りさせ利息を取るような事もしていた。お甲には、昔、もらい火で営んでいたうどん屋を失くし、幼い娘を手放した過去があった。そんなある日、酌婦の美代の娘・お玉と出会う。お玉のお手玉が、手放した娘・おきよに渡したお手玉だと気づき驚く。名乗りだせないお甲は・・
第5回「魔性の女」
初音(松井玲奈)は、貧乏旗本・疋田群兵衛(波岡一喜)の妹であり、兄の取ってきた金持ちの客に身を売っている。以前、初音の客だった淡島屋の主・与次郎に絡まれているところを新三郎(寺脇康文)に救い出され、それ以降、新三郎に付きまとい、養生所に居座る。そんな中、与次郎が斬り殺され、自らも姿を消してしまい・・・
第6回「情けの十手」
お種(中越典子)の夫で左官職人・善吉(阿部亮平)は、二年前に裏稼業を営む住職を殺し、金を奪って逃げた。お種は長患いをしながらも、シジミ売りをしている幼い息子・梅吉とふたりで、周囲の蔑視や心無いうわさに耐えながら、善吉の帰りを待っている。そんな時、様子を見に来た岡っ引き・勘太(柄本時生)の様子から、善吉が江戸に舞い戻ったことを知る。
第7回「天一坊現る」
浪人・伊賀亮(加藤雅也)は、かつて大岡忠相(高橋克典)と腕を競った秀才。老婆・お三を殺して奪った紋入りの短刀とお墨付きを持つ若者・天一(藤枝喜輝)と出会う。短刀とお墨付きは、若き吉宗が紀州で関係を持った、お三の娘・清乃がみごもった時に渡した品であった。伊賀亮はその二品で、天一を将軍吉宗(徳重聡)のご落胤(らくいん)に仕立て上げ江戸へ向かう。

【出演者・コメント 】
高橋克典
この度、「大岡越前8」において、再び大岡越前役を務めさせていただくことになりました。
幼少期から憧れてきたこの役に、再び挑戦できる機会をいただけたことに心から感謝しております。先代の大岡越前を演じてこられた素晴らしい俳優の皆様が築き上げた伝統を大切にしつつ、私自身の個性や解釈を少しずつ織り交ぜながら、この役に向き合いたいと思います。
時代が変わり、不安や困難が多い日々が続く中、私たちの作品が皆様にとってほっと一息つける時間となり、家族みんなで楽しんでいただけるような作品になればと願っています。まだまだ試行錯誤する部分もありますが、今回のシリーズを通じて「高橋克典が演じる大岡越前」を少しでも身近に感じていただけるよう、全力で取り組む所存です。
老若男女問わず、幅広い世代の皆様に楽しんでいただける作品を目指して、キャスト・スタッフ一丸となって制作に臨みます。放送を楽しみにしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
風間杜夫
第3回「逃亡者の命運」 田所伴内(たどころ ばんない) 役
町の易者・田所伴内(風間杜夫)はお忍びの忠相を鑑定中に倒れる。養生所の伊織(勝村政信)の見立ては本人に伝えられなかったが、悪性の病で、伴内の命は長くはない。伴内はこの十年、敵として四宮小春(賀来千香子)親子に追われる身であった。そんな折、伴内は自分を追う四宮小一郎(小日向星一)を市中で見かけ討たれる覚悟を決める。
<風間杜夫さん コメント>
撮影現場は本当に居心地が良かった。名奉行そのままに頼もしい高橋克典さんを中心に培われたチームの信頼関係が、ゲストにもその一員としての絆を強く感じさせてくれた。僕の出演話は人情味溢れるストーリーで、演じながらも何だか救われるような、とてつもなく温かい心持ちに浸ったことを忘れない。
賀来千香子
第3回「逃亡者の命運」 四宮小春(しのみや こはる) 役
四宮小春(賀来千香子)は、夫を斬り殺した田所伴内(風間杜夫)を討つため、息子の小一郎(小日向星一)と国元を離れ、この十年、伴内を追い、江戸に行きついた。しかし、敵討ちの旅に疲れ果てた息子・小一郎は、素行の悪い旗本嫡男・沼田友之助の仲間に入り、沼田がおこしたつじ斬りにかかわってしまったことを知って愕然とする・・・
<賀来千香子さん コメント>
御家再興に期する思いがあり、敵討ちに執着する母、小春を演じさせていただきました。
この女性なりの息子に託す積年の覚悟や悲哀を表現出来たら、と願いました。
久しぶりに御一緒させていただく風間杜夫さん、初共演の小日向星一さん、そして威厳ある高橋克典さんの大岡様を前にしての初お白洲を経験出来て、出演させていただき、とても光栄でした。
藤山直美
第4回「涙のお手玉」 お甲(こう) 役
金貸しのお甲(藤山直美)はうわさの業突張りで、大だなの弱みを握り、脅しをかけ金を借りさせ利息を取るような事もしていた。お甲には、昔、もらい火で営んでいたうどん屋を失くし、幼い娘を手放した過去があった。そんなある日、酌婦の美代の娘・お玉と出会う。お玉のお手玉が、手放した娘・おきよに渡したお手玉だと気づき驚く。名乗りだせないお甲は・・・
<藤山直美さん コメント>
この度は大岡越前に出演させて頂きまして有難うございました。
高橋克典さんはじめ、共演者の皆様に一杯助けて頂き感謝致しております。テレビにて皆様にお芝居をご覧頂けること嬉しく思います。宜しくお願い致します。
松井玲奈
第5回「魔性の女」 初音(はつね) 役
初音(松井玲奈)は、貧乏旗本・疋田群兵衛(波岡一喜)の妹であり、兄の取ってきた金持ちの客に身を売っている。以前、初音の客だった淡島屋の主・与次郎に絡まれているところを新三郎(寺脇康文)に救い出され、それ以降、新三郎に付きまとい、養生所に居座る。そんな中、与次郎が斬り殺され、自らも姿を消してしまい・・・
<松井玲奈さん コメント>
今回演じさせていただく初音という役は複雑な生い立ちの女性です。髪の結い方、着付けの仕方に彼女の生き様を感じることができ、ぐっと入り込んで演じることができました。
大岡越前始まって以来の展開があるので、楽しみにしていただけたらと思います。
中越典子
第6回「情けの十手」 お種(たね) 役
お種(中越典子)の夫で左官職人・善吉(阿部亮平)は、二年前に裏稼業を営む住職を殺し、金を奪って逃げた。お種は長患いをしながらも、シジミ売りをしている幼い息子・梅吉とふたりで、周囲の蔑視や心無いうわさに耐えながら、善吉の帰りを待っている。そんな時、様子を見に来た岡っ引き・勘太(柄本時生)の様子から、善吉が江戸に舞い戻ったことを知る。
<中越典子さん コメント>
時代劇が大好きなので、お話をいただけて嬉しかったです。楽しみに脚本を読ませていただいたら、悲しい辛い、、、ぼろぼろな母とそれを支えながら頼もしく頑張る息子のお話でした。柄本時生さんと息子の2人の関係も素敵で、愛おしくなると思います。是非ご覧下さい。
加藤雅也
第7回「天一坊現る」、最終回「越前と天一坊」 山内伊賀亮(やまのうち いがのすけ) 役
浪人・伊賀亮(加藤雅也)は、かつて大岡忠相(高橋克典)と腕を競った秀才。老婆・お三を殺して奪った紋入りの短刀とお墨付きを持つ若者・天一(藤枝喜輝)と出会う。短刀とお墨付きは、若き吉宗が紀州で関係を持った、お三の娘・清乃がみごもった時に渡した品であった。伊賀亮はその二品で、天一を将軍吉宗(徳重聡)のご落胤(らくいん)に仕立て上げ江戸へ向かう。
<加藤雅也さん コメント>
前はアクションを主軸とした時代劇が多かったのですが、私自身60代に入ったこともあり、時代劇ならではのセリフ回しや所作で存在感を出せるように意識しました。また、8年ぶりの時代劇の撮影ということもあり、改めて多くの時代劇を観直し、撮影に臨みました。今回は大岡越前の中でも有名な”天一坊”のエピソード。従来の”天一坊”とは一線を画す、新たな視点で描かれるこの物語をお楽しみ下さい。