ドラマ「ラジエーションハウスⅡ」 ネタバレ あらすじ/窪田正孝







『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』とは

夜間救急専門の「ラジエーションハウスⅡ」に集められた、医師5人の青春群像

フジ 月曜 21:00 10月4日~

原作:横幕智裕
『ラジエーションハウス』(漫画:モリタイシ)

脚本:大北はるか
『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』『グッド・ドクター』

ラジエーションハウスⅡ キャスト

五十嵐唯織 窪田 正孝
 “写真には必ず真実が映る”、と信じる診療放射線技師。
甘春 杏 本田 翼
 放射線科医。唯織の幼馴染。
広瀬 裕乃 広瀬アリス
 新人放射線技師
軒下 吾郎 浜野 謙太
 放射線科医
威能 圭 丸山 智己
 放射線科医
悠木 倫 矢野 聖人
 放射線科医
黒羽たまき 山口紗弥加
 放射線科医
小野寺俊夫 遠藤 憲一
 放射線技師長
大森 渚 和久井映見
 元甘春総合病院院長
灰島   髙嶋政宏
 甘春総合病院院長
辻村駿太郎 鈴木 伸之
 甘春総合病院医師
鏑木 安富 浅野 和之
 甘春総合病院副院長

ラジエーションハウスⅡ 第1話 あらすじ ネタバレ

前回までのあらすじ

五十嵐唯織(窪田正孝)は、“写真には必ず真実が映る”、と信じる診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医・ピレス教授から才能を認められた唯織は、ずっと思いを寄せていた幼なじみの甘春杏(本田翼)が放射線科医として勤務する甘春総合病院に採用された。

医師免許も持つ唯織は、その天才的な読影能力を発揮すると、新人放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)や、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)ら、“ラジエーションハウス”の仲間たちと力を合わせ、数々の患者の命を救った。

ピレス教授から、人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、渡米を決意し、仲間たちに別れを告げた。

2年後。プロジェクトが一段落した唯織は、日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。
だが、甘春総合病院は、院長だった大森渚(和久井映見)の後を引き継いだ新院長の灰島将人が病院の合理化を実施。「放射線科医はいらない」と言い出し、読影はすべて外部の「遠隔画像診断センター」に委託してしまう。
ラジエーションハウスも規模が縮小され、黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、甘春総合病院を辞め、それぞれ別の病院などに転職していた。

ヴァイオリニストの宝生真凛がリサイタル中に倒れるという事態が起きる。客席にいた灰島は、彼女を甘春総合病院へ救急搬送する。

裕乃は、最近様子がおかしかった小野寺が認知症予備軍と診断されたことを知り、たまきや軒下らに助けを求める。小野寺が今まで通りに仕事を続けていくためには周りのサポートが必要、と考えたからの行動だった。しかし、たまきたちの反応は冷たい。

唯織は、杏の父親でもある元院長の甘春正一(佐戸井けん太)を訪ねていた。そこで杏がすでに甘春総合病院を離れ遠隔診断で読影をしていることが分かる。

仕事を終えて帰路についた杏は、妊娠中の森迫由美(森カンナ)が腹痛に襲われ苦しそうにしているところに遭遇する。由美は、かつて唯織たちがその命を救った世界的な写真家・菊島亨(イッセー尾形)の娘だった。
そこに唯織が現れ、二人で由美を甘春総合病院に救急搬送する。

由美は唯織に、「今は病院をやめた。昔の約束は忘れてください」と言い去る。

内科長・渚の働きかけで唯織は天春病院に放射線技師として復帰する。

由美に股関節の痛みが出るが、子供の影響を心配して放射線検査を拒む。唯織は由美を説得しMRI検査をし、大腿骨の異常を発見する。転倒時の動脈瘤で出血し、五十嵐が手術をしようとするところに、由美が現れIVR手術を成功させ、無事出産する。(IVRはInterventional Radiologyの略で、画像下治療)

唯織は画像診断でヴァイオリニストの宝生真凛に脳梗塞の疑いがあることを発見する。副院長に報告して、治療によって完治。リサイタルに復帰する。

技師長・小野寺は病院を辞めようとするが、唯織はMRIでメルニッケと診断してアルコールが原因だと説明する。小野寺はアルコールを止め元に戻る。

たまきら病院を去った同僚が続々と放射線技師として復帰する。由美も復帰し、渚の理想の七味唐辛子の人材が揃う。

ラジエーションハウスⅡ 第2話 あらすじ ネタバレ

五十嵐唯織(窪田正孝)たちのもとへ、陸上大会中にてんかん発作を起こして転倒し、頭部を強打したという12歳の小学生のCT検査依頼が入る。その小学生・速川走太(長野蒼大)は、ともに陸上のオリンピック選手だった一郎(眞島秀和)と叶恵(入山法子)を両親に持ち、ひとつ下の妹・花恋(白鳥玉季)とともに数々の大会で優勝するなど、日本陸上界の未来を担う才能として注目されている選手だった。

走太は、てんかんの治療中で、以前から甘春総合病院の脳外科に通院していた。走太のCT画像を読影した杏(本田翼)は、薬物療法が上手くいかなくなっているため、外科手術を選択する可能性に言及する。そこで唯織は、少しでも治療の選択肢を増やすために、詳しい検査をしてはどうかと提案する。

同じころ、広瀬(広瀬アリス)は、庭木の手入れ中に転落したという患者・柳田哲平(きたろう)の検査を担当する。だが柳田は異常もないのに、いちいち大げさに騒ぎ立て、裕乃を困惑させる。「世の中には、どうしても治したくても、治せない人だっているのに…」。そんな世の中の不条理に憤りも覚える裕乃だった。

走太の脳手術には右足が動かなくなる可能性があった。父親は手術に反対し薬物療法を続けると言って退院させる。
走太は練習中に再び痙攣の発作を起こし搬送される。杏は広瀬に頼み一緒に父親に手術について説明する。五十嵐は本人の気持ちを聴きだそうとする。走太は癲癇の発作は自分の努力ではどうにもならないので手術を選択する。両親も子供の選択に従い、手術が実施される。

広瀬が診ていた柳田に静脈瘤があることを五十嵐が発見し一命を取りとどめた。広瀬は五十嵐に見落としていたことを救ってくれたと感謝する。
五十嵐は広瀬に走太の気持ちに寄り添っていたことで手術ができたと感謝する。

杏は辻村に美術館でのデートを誘われる。辻村は杏に好きだと告白する。五十嵐は杏のことが気になる。

ラジエーションハウスⅡ 第3話 ネタバレ

唯織(窪田正孝)は、辻村(鈴木伸之)が杏(本田翼)を美術館デートに誘ったと知り、動揺していた。唯織の前にやってきた辻村は、杏に思いを伝えたことを明かすと、「僕の方が一歩リードです」と告げる。

軒下(浜野謙太)は、マッチングアプリで知り合った絶世の美女からデートの約束をすっぽかされて荒れていた。
その日、軒下は、右足にギプスをはめた入院患者・荒井和真のレントゲン検査をする。
その際、和真に付き添っていた幼なじみの宮本すみれ(堀田真由)が、軒下のIDを見て、声をかけてきた。軒下とのデートをすっぽかした絶世の美女とは、すみれだったのだ。
すみれは、和真がスケートボードの練習中に転倒してケガをしたと聞き、病院まで付き添ったせいでデートに行けなかったことを軒下にわびると、「早くお会いしたいと思っていた」と偶然の出会いを喜んだ。
事情を知り、すっかりご機嫌になる軒下。すみれは、「埋め合わせがしたい」と言って軒下をデートに誘う。夜景を見下ろすレストランで食事をする。小学校の教諭のすみれの夢はお嫁さんになることだった。

唯織は、待合ロビーですみれが和真と別の入院患者を見間違える場面に出くわす。
近くにいた外来患者の丸井耕吉(温水洋一)が激しくせき込んで倒れた。唯織たちは、ただちに丸井のレントゲン検査を行うが、喫煙歴50年というヘビースモーカーの丸井の右下肺には腫瘤(しゅりゅう)影を発見する。
唯織は丸井の症状は誤嚥であることを突き止める。ガン手術を回避して投薬で治療する。

唯織はすみれの脳の異常を疑い検査を勧める。すみれは生徒の顔を覚えられず休職中だった。すみれは完治を懸念する。軒下はすみれに検査を勧める。すみれの異常が見つかり手術をする。結果は良好で顔が認識できるようになる。

軒下は、和真とすみれの間に愛情が深いことを知り身を引く。

ラジエーションハウスⅡ 第4話 あらすじ ネタバレ

唯織(窪田正孝)たちが働く、甘春総合病院のラジエーションハウスに、たまき(山口紗弥加)の母・るり子(中田喜子)が突然訪ねてくる。
るり子は、いまだ独身のたまきを心配し、親同伴の見合いをセッティングしてくれるという結婚相談所のパンフレットを無理矢理たまきに手渡す。「誰とも結婚する気がない」と反発するたまきに、「いま結婚しないと、一生独身で孤独死まっしぐらだ!」と言い放つるり子。
実は前夜、自宅マンションでぎっくり腰を起こし、他に頼る人がいなかったため、小野寺(遠藤憲一)に助けを求めたばかりのたまきだったが、唯織だけでなく、辻村(鈴木伸之)らにもたまきとの結婚を持ちかけるるり子にイライラを募らせる。

堀田成美(臼田あさ美)が夫の誠司(忍成修吾)に付き添われて救急搬送されてくる。弁護士の夫を持ち、ふたりの子宝に恵まれた成美は、パティシエの仕事を辞め、いまは育児に専念しているという。絵に描いたような幸せを手にしている美男美女夫婦をうらやましがる軒下(浜野謙太)や田中(八嶋智人)たち。

腹痛を訴えていた成美のレントゲン写真を見た杏(本田翼)は、便秘だと判断。成美は人より腸が長いこともあり、便秘になりやすいのだという。それを聞いた唯織は、便秘の原因のひとつに大腸がんがあり、成美が40歳であることも考慮し、「一度きちんと大腸の検査をした方がいいのではないか」と杏に進言する。それを受け、杏は成美に検査を勧める。

るり子が緊急搬送される。裕乃はるり子が転倒する時に手を付こうとしなかったこと、腕を痛がっていたことが気になる。念のため、頭と腕を検査する。

成美は検査の結果、腸に異常は見当たらなかった。成美は「よかった」と一安心。

るり子は仲間にるり子を託し退院する。
たまきが箱を下ろそうとした瞬間、腰に痛み。再びぎっくり腰になってしまう。

ラジエーションハウスⅡ 第5話 あらすじ ネタバレ

唯織(窪田正孝)たち、ラジエーションハウス共用の冷蔵庫が故障した。ちょうど病院では、経営陣に新たな医療機器や備品の購入許可を求める『備品選定委員会』が開催されていた。技師長の小野寺(遠藤憲一)は、そこで冷蔵庫をしどろもどろに申請するが、院長の灰島(髙嶋政宏)から、「それ相応の成果を出してからにしろ」と言われ取り合ってもらえない。

灰島から呼び出しを受けた小野寺は、人件費削減のため、技師の中から早期退職者を1人選ぶよう命じられる。だが小野寺はそれを拒否。他のことならどんなことでもやるので考え直してほしいと訴えた。

灰島は、セレブをターゲットに、高いサービスを提供するプレミアム人間ドックの導入を指示する。
その話を受けた小野寺は、早期退職者を選べと言われた話を伏せ、プレミアム人間ドックを運営する『帝光クリニック』の見学をラジハの面々に提案する。
一泊二日で温泉付き高級旅館に行ける、と聞いて同行を希望する技師たち。
杏(本田翼)も見学に行きたいと願い出る。クジ引きの結果、唯織、杏、裕乃(広瀬アリス)、田中(八嶋智人)、小野寺の5名が帝光クリニックへ見学に行く。

プレミアム人間ドックの至れり尽くせりのサービスに満足する5名。
患者が出ても自分たちでは対応できず、他の病院に回している。金儲け主義に偏りすぎた結果だった。

今後のラジエーションハウスの方針について、「金がないとやっていけない」とお金に執着する技師長・小野寺が心変わりする。唯織たちは違和感を覚える。

唯織は経費を大幅に節減する検査を行った。経営者はこのことを認め人員削減を中止する命をくだす。ラジハは人員削減を免れた。

ラジエーションハウスⅡ 第6話 あらすじ ネタバレ

杏(本田翼)をめぐる唯織(窪田正孝)と辻村(鈴木伸之)の静かなバトルが続いていた。
辻村は、唯織の目の前で杏を誘い、一緒にランチに出かける。すると灰島(髙嶋政宏)から、至急戻るよう連絡が入る。
辻村が、医療過誤で訴えられたのだ。

ラジエーションハウスでは、田中(八嶋智人)が男性患者のMRI検査を行っていた。そのようすを見ていた軒下(浜野謙太)は、自分が撮り直すといって患者・武藤健(片寄涼太)の許可をもらい、再検査を行う。
実は、辻村を医療過誤で訴えたのは、この武藤という弁護士だった。武藤は、精密検査を受けるという形で甘春総合病院に入り込み、スタッフの仕事ぶりや設備をチェックしていた。

武藤は、辻村が重大な病気を見逃した、とだけ告げると、思い当たることがあったら連絡してほしいとラジハメンバーたちに頼む。エリートである医師は過ちを認めず、保身のためには隠ぺいにも手を染めるものだと決めつける武藤。ラジハメンバーのもとを訪れたのも、地位や名誉とは無縁のスタッフならば本当のことを話してくれると信じているからだという。

辻村は70歳の女性患者・曽根は帯状疱疹の肋間神経痛を治療し、運動を許可した。女性はテニスをして骨盤を骨折して倒れ、患者は寝たきりになった。骨粗しょう症だったが、骨密度は正常の範囲内だった。

自分たちを見下すような武藤の発言に不快感を抱く裕乃(広瀬アリス)やたまき(山口紗弥加)たち。
武藤は、医師による誤診で父を亡くしていた。

辻村は過失を認め謹慎になる。3000万円の医療補償金をえる。武藤は医師の勤務データを持って過重労働をチェックしていた。
院長の灰島(髙嶋政宏)は働き方を変えると宣言し、医師のヘルプを中止する。

杏は唯織に辻村の救済を頼む。
ラジエーションハウスでは総出で曽根さんの医療データを探す。デュナルエナジーCTの画像を発見し、唯織が解析し骨そしょうでないことが分かる。武藤は再検査を最初は拒んでいたが、患者優先を考え直して再検査を頼む。

曽根をMRI検査して、悪性リンパ腫であることが分かる。最近発症したもので、辻村の潔白が証明される。
駆けつけた辻村は救急患者の治療に当たる。
辻村は自分を鍛え直すために救急科を希望して配転する。

ラジエーションハウスⅡ 第7話 あらすじ ネタバレ

唯織(窪田正孝)のもとへ、杏(本田翼)の父親で、離島で診療所を開いている正一(佐戸井けん太)が突然訪ねてくる。唯織に1枚の画像を見せる正一。そこには、かなり進行しており、外科手術も不可能なすい臓がんが発見される。

悠木(矢野聖人)は、昼食の時間も惜しんでIVRの動画を見るなど、熱心に勉強を続けていた。そこにやってきた鏑木(浅野和之)は、悠木に対して一部の患者から苦情が寄せられていることを告げ、勤務態度を改めるよう指示する。

技師長不在のため、「技師長代理」を急遽任されたたまき(山口紗弥加)も悠木を注意するが、悠木は愛想をよくするより、時間通り正確な検査をする方が患者のためだ、と反発する。

心筋梗塞を起こし、路上で倒れていた男性・今井陽一(戸塚純貴)が緊急搬送されてくる。陽一は26歳という若さだったが、精巣ガンが全身に転移しており、抗がん剤治療も効果が見られなかったため、現在は痛みを和らげる緩和ケアに切り替えていた。心筋梗塞を起こしたのも、抗がん剤の影響で血管が詰まりやすくなっていたためと思われた。

杏は、正一から自身がすい臓がんであることを告げられる。だが正一は、末期がんで積極的な治療を受けるつもりはないという。島に渡ったとき、最後まで白衣を脱がないと決めた、患者ではなく医師であり続けたい、という正一。杏はショックを受けながらも、別の病気である可能性を信じようとする。

渚(和久井映見)はクオリティーオブライフを尊重するしかないという。

悠木が登院中にロビーで倒れる。入院して末期がん患者・今井陽一とベッドで隣合わせになる。陽一は明るく振舞う。

辻村は唯織に杏の面倒を見るという。
杏は父を再検査させる。
杏は画像を診断してすい臓がんを認める。
辻村は泣き出す杏を後ろから抱きしめて励ます。

悠木は原因不明の腰痛で苦しむ。同僚が入れ代わり立ち代わりに病室に来る。唯織は悠木の画像をチェックする。

悠木が苦しみだす。杏の父が通りかかり診断する。DNAサプリを飲んでいたことから尿管結石と診断する。CTが使えないのでIVPで検査して結石が判明する。

唯織は杏に「お父さんは、医師であることを諦めたくないんだと思います」といって励ます。

退院した悠木は復帰し、有休を取って陽一が行きたがっていたラーメン屋に連れて行く。

杏の父は唯織に「杏をよろしく頼むよ」とささやいて、見送りに手を振って離島に帰る。

ラジエーションハウスⅡ 第8話 あらすじ ネタバレ

杏(本田翼)のインタビューが掲載された雑誌が発売された。放射線科医のやりがいについて話す杏の生き生きとした笑顔の写真に思わず夢中になる唯織(窪田正孝)。同じ頃、裕乃(広瀬アリス)は、鏡に映る自分の頭皮に10円玉大に毛が抜けている部分を発見し、激しいショックを受けていた。

そんな裕乃のもとへ、高校時代の担任だった熊田太志(おかやまはじめ)がやってくる。学校で具合が悪くなった生徒に付き添って病院へやってきたという熊田は、そのついでに、裕乃に母校での講演会を依頼。進路に悩む後輩たちに、放射線技師の仕事について話してほしいというのだ。そこで唯織は、講演の参考になればと杏の記事が載っている雑誌を裕乃に手渡す。「恋に仕事に負けっぱなしだな」と軒下(浜野謙太)に言われ、劣等感が募る裕乃。

ほどなく裕乃は、熊田が連れてきた女子高生・花倉乃愛(吉川愛)の検査を担当する。乃愛は、3ヵ月ほど前から急にふらつくようになったらしい。痩せてはいたが下腹だけがポッコリと出ている乃愛は、それを隠すように手で押さえていた。

乃愛のMRI検査を見守っていた唯織は、検査室に入るなり「妊娠している可能性はないかな?」と乃愛に尋ねる。妊娠なんてあり得ないと乃愛が怒ると、今度は、乃愛の頭を見て、ウイッグなどは付けていないか、と言い出す唯織。実はウイッグを付けていた乃愛が仕方なくそれを外すと、なんと彼女の髪は白髪交じりのグレーヘアだった。恥ずかしいので親には言わないでくれと頼まれる。

白髪の原因を調べるために骨密度の検査をして、骨粗鬆症であった。乃愛はお腹が出ているのを気にして過度のダイエットをしていた。

貧血で気を失って倒れるが、ダイエットを止めようとしない。アイドルになるのが夢。10㎏痩せて初めてオーディションに受かるためだ。
乃愛は抜け毛が加速する。

渚(和久井映見)は裕乃に10円ハゲのために増毛効果のあるジュースを飲ませる。
裕乃は乃愛に「無理なダイエットによる健康被害」の資料を渡すも拒否される。

乃愛が倒れて緊急搬送される。検査室でエコーを撮ろうとすると、乃愛はベッドを抜け出しオーディションを受けに行こうとする。

裕乃は十円ハゲの理由は男(唯織)に片思いしているからだと告白する。
「今しか健全な骨を作ることができない。ダンスを続けるためにはもっと自分を大切にして」と説得する。

下腹部に卵巣腫瘍が発見される。緊急手術が成功する。

乃愛は病室からライブ配信して白髪を見せて「ダイエットが原因だ。ダンスを続けるため健康を大事にする」と告白し、裕乃に感謝する。

ラジエーションハウスⅡ 第9話 あらすじ ネタバレ

「僕がずっと心から尊敬している医者は、甘春先生。あなたですから」。唯織(窪田正孝)から言われた言葉が頭から離れない杏(本田翼)。その唯織が研究チームの一員だったピレス教授の研究室のサイトを見ていた杏は、『留学生募集』の文字に目を止める。

田中(八嶋智人)は、最新の撮影技術を考案した、と言って脳外科医の渋谷(野間口徹)に自分を売り込んでいた。だが田中は、基礎が身についてないことを渋谷に指摘され、すっかり落ち込んでしまう。そんな田中に追い打ちをかけるかのように、別れた妻・幸子(猫背椿)から、再婚することになったというメールが届く。

ラジエーションハウスに、医療メーカーの営業マン・山田福造(石井正則)がやってくる。山田は造影剤の販売を担当しているが、十分在庫があるという理由から小野寺(遠藤憲一)に追い返されていた。帰ろうとしていた山田だったが、唯織に声をかけられる。唯織は、彼の左耳が聞こえにくくなっているのではないかと気づく。

田中は、ひょんなことから山田と知り合う。同じ“福”という字がある名前にも関わらず、不幸続きだという境遇も似ていることから意気投合するふたり。
山田は、実家で寿司職人をしている父親から跡を継いでほしいと言われていることを明かすと、冗談で一緒にやらないかと田中を誘う。元妻に再婚され、傷心の田中は、その話に食いつくがうまく進まない。

唯織は山田を検査するが原因が見つからない。田中は原因がストレスだと主張する。
生活苦を思い出して山田はロビーでよろめき、唯織が支える。
唯織は山田に脳震盪を疑う。

唯織は転職しようと焦っている田中の不安を救おうとする。

子供がショック状態で運び込まれ唯織が検査を担当する。

田中を訪ねた幸子の相手のフランス人(厚切りジェイソン)が気を失う。造影剤アレルギーがあった。忙しくて手を割けない唯織は田中に造影剤を使わない腎臓の検査を山田に訊くように指示する。
山田は田中に検査方法の資料を届け、無事検査をする。

唯織は脳震盪のとき、耳の骨を骨折していたことを発見する。手術により回復できることが分かる。

ラジエーションハウスⅡ 第10話 あらすじ ネタバレ

「皆さんの力を借りる時が来ました」。
唯織(窪田正孝)たちのもとを訪れた大森渚(和久井映見)は、胎児の心エコー画像を見せ、協力を求めた。この胎児は、「純型肺動脈閉鎖症」を起こして心臓から肺に血液が行かなくなっており、場合によっては生後もって数日の命だった。
母親は、503号室に入院中の妊婦・池田しずく(伊藤歩)。しずくは、心臓カテーテルでの治療を望んでいるという。そのためには心臓を正確に把握できる画像が必要だというのだ。

鏑木(浅野和之)が現れ、渚をこの患者の担当から外すと告げる。灰島(髙嶋政宏)の決定だった。灰島は、新生児への心臓カテーテル治療は前例がないと言って認めず、外科手術で対処するよう指示していた。

裕乃(広瀬アリス)たちは、なぜ渚がカテーテル治療にこだわるのか疑問を抱く。実績のある外科的アプローチの方が無難な選択肢だからだ。そこで唯織は、循環器内科が専門の渚が、ワシントンに留学中、小児の心臓カテーテルについて学んでいたことに触れる。唯織が理由を尋ねても、渚は知見を広げたいとしか言わなかったらしい。

しずくのカルテに胎児の腹部エコー画像が追加される。それを見て食道閉鎖症に気づいた唯織は、渚のもとへ向かった。

渚はコンファレンスを強行するが、院長に制止される。渚は5年前の別の病院でしずくの胎児の肺動脈閉鎖症を担当していた。しかし、外科手術後の合併症で出産後7日で亡くなっていた。渚はしずくの出産に特別な感情が入っていた。

しずくが出産する。食道の外科手術を行ったあと、肺の外科手術をしようとするが、唯織はカテーテル治療を提案する。院長は前例のないカテーテルに反対するが、鏑木副院長はカテーテルを実施させて、成功する。

ラジエーションハウスⅡ 第11話 あらすじ ネタバレ

唯織は、郷田一平(工藤阿須加)という男から、眼科はどこかと尋ねられる。一平は、唯織の顔を見つめると、どこかで会ったことはないかと言い出す。
郷田一平は唯織と杏(本田翼)の小学校の同級生だった。
記憶を失っていた杏は、唯織が同じ小学校の同級生だったという一平の言葉で、過去の記憶を思い起こそうとする。
杏の記憶がよみがえるかと思われたその時、一平は突然意識を失って倒れてしまう。

頭部CT検査の結果、一平の左中大脳動脈に血栓閉塞が見つかる。
一平が甘春総合病院で眼科や皮膚科、消化器内科など、いくつもの科を受診していることが発覚。杏たちは、何か別の病気が隠れている可能性を考えて追加の検査を行う。

軒下(浜野謙太)は、各科の担当医に、急患のためオーダーを受けていた検査が遅れることを説明し、頭を下げた。それに対し、脳外ばかり優先されている、と反発する医師たち。というのも、院長の灰島(髙嶋政宏)が今年度の収支データをもとに来年度の予算を決めると発表したためだった。

一平の病室を訪れる唯織。そこで一平は、唯織の存在を忘れていた杏のことに触れる。杏は、転校する唯織を駅まで見送りに行った帰りに事故に遭い、そこで兄を失っていたのだ。

「唯織はね、世界一のカメラマンになって、私のお手伝いをするの」。

幼い頃に結んだ杏との約束。夢をかなえて今この場にいる喜びを分かち合いたい。しかし自分を思い出すということは、杏にとって記憶にふたをしたつらい思い出も一緒に思い出すことになる。

杏は一平を救うためにカンファレンスを開き、代謝異常であることを発見する。唯織は心臓の検査を行い、肥大の原因が脂肪沈着による遺伝性のファブリー病であることを突き止める。

院長は希少性を伴う遺伝疾患は転院させろという。杏は反対すると院長は留学ができなくなると脅す。唯織はファブリー病の診療チームを提案する。
渚は院長とラジエーションハウスの仲を取り持つ。院長は一平の治療をするための診療チームを作ることを決断する。

杏はワシントンに留学することが決定する。唯織は杏に「好きです。医師として働く甘粕先生が」と告白する。杏に夢はと訊かれ「世界一のカメラマンになること」と答える。

ラジエーションハウスⅡ 特別編 あらすじ ネタバレ

「イオリはね、世界一のカメラマンになって私のお手伝いをするの。わかった?」

幼い頃に交わした唯織(窪田正孝)との「約束」を思い出した杏(本田翼)は、ワシントンへ留学する。かつて唯織もチームの一員だった、放射線科医の権威・ピレス教授のもとで学ぶためだった。

いつものように仕事に追われていたラジハメンバーのもとに、小野寺(遠藤憲一)の息子・大樹(田中奏生)がやってくる。小野寺は休みだったが、大樹は、冬期講習の振込用紙を取り出すと、「必ず振り込むよう、父に伝えておいてください」と裕乃(広瀬アリス)たちに頼む。

もうすぐ受験生だという大樹は、ふいに「みなさんはどうして放射線技師になったのですか?」と裕乃やたまき(山口紗弥加)たちに尋ねた。が、すぐに照れたような顔で「あ、やっぱり何でもないです。今のは忘れてください」と取り消す。そんな大樹の様子を見て、彼が父親の背中に憧れて同じ職業を目指そうとしていると思ったラジハメンバーは、帰ろうとしている彼を呼び止め、技師の仕事を見学していかないか、と提案する。そこでたまきは、裕乃にその案内役を任せる。

日本沈没/小栗旬ラジエーションハウス2/窪田正孝相棒20/水谷豊科捜研の女21/沢口靖子らせんの迷宮/田中圭二月の勝者 /柳楽優弥
TBS
21:00
フジ
21:00
テレ朝
21:00
テレ朝
20:00
テレ東
20:00
日テレ
22:00
15.710.77.5
真犯人フラグ/西島秀俊アバランチ/綾野剛婚姻届に判を捺しただけ/清野菜名恋です!/杉咲花ドクターX 7/米倉涼子最愛/吉高由里子言霊荘/西野七瀬
日テレ
22:30
フジ
22:00
TBS
22:00
日テレ
22:00
テレ朝
21:00
TBS
22:00
テレ朝
23:00
6.98.69.98.716.48.7
じゃない方の彼女/濱田岳SUPER RICH/江口のりこ和田家の男たち/相葉雅紀顔だけ先生/神尾楓珠
テレ東
23:06
フジ
22:00
テレ朝
23:15
フジ
23:40
6.9

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