『パンドラの果実 1&2』最終回ネタバレキャスト:あらすじ相関図

ドラマ 「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」 とは

科学犯罪対策室を創設したディーン・フジオカは、天才科学者・岸井ゆきの と最先端科学にまつわる事件を捜査する。
日テレ 日曜 22:30 2022年6月
原作:中村啓
脚本:福田哲平 関 久代 土井笑生

ドラマ 「パンドラの果実」 キャスト 相関図

ドラマ 「パンドラの果実1」 第1話 あらすじ ネタバレ キャスト

警察庁内に「科学犯罪対策室」という新たな部署が誕生した。この部署を設立し、室長となったのは警視正の小比類巻(ディーン・フジオカ)。私生活では5年前に妻の亜美(本仮屋ユイカ)を亡くした後、シングルファザーとして娘の星来(鈴木凜子)を育てている。

頭脳明晰で、科学への造詣が深い小比類巻が、メンバーに指名したのは、なぜか科学に疎い、元捜査一課の50才のベテラン刑事の警部・長谷部(ユースケ・サンタマリア)。自分が呼ばれた理由に釈然としない長谷部だったが、小比類巻は「私が必要だと思ったからです」と言うだけで、意に介さない小比類巻。そんな中「最初の事件」が発生する。

科学犯罪対策室が扱う最初の案件は、最先端のロボット開発を手掛ける神楽テクノロジーのCEO・安井が遺体で発見された事件。安井は、社内でロボットの動作確認を行うシミュレーションルームという密閉された空間で、意図的に「呼吸困難」にさせられ、殺害されていた。

小比類巻は長谷部とともに、被疑者を訪ねる。その被疑者とはAIロボットのLEO。神楽テクノロジーで開発された、最先端のAIを搭載した介護用ロボット。ロボット開発チームのチーフ郷原はLEOの犯行はあり得ないと全否定する。
しかし、LEOが皆の目の前で「安井CEOは私が殺しました」と犯行を自供してしまう。前代未聞の「ロボットによる自供」。人間に危害を加えられないはずのロボットが自らの意志で殺人をすることはあり得るのか?

被害者・安井は社内での評判が悪く、怨恨による殺人の疑いがあった。

事件解決の為、小比類巻はあらゆる分野の科学に精通する若き天才科学者・最上(岸井ゆきの)に捜査協力を依頼する。
最上は3年前に突然科学界から姿を消し、現在は人里離れた掘っ立て小屋に暮らしながらウナギの養殖場で働いていた。はじめは興味が無いと拒否する最上だった。小比類巻は「科学は人類の光だ」と言い残して去る。
翌日。最上が来て協力を引き受けることになった。

小比類巻は、被疑者として正式にLEOの出頭を要請。前代未聞のAIロボットにへの取調べが行われる。
LEOは最上に安井を助けられなったと言う。最上はPCからLEOにウィルスを注入し、銃を置き自分を殺さないと死ぬと脅す。
警察官が飛び込み安井を助ける。銃には弾が入っていなかった。

小比類巻は捜査から外される。官僚・三枝益生(佐藤隆太)を自宅に呼び出し、最上と事件の会議をする。

翌日、郷原を訪ね、「LEOを廃棄しようとした安井を復讐するために殺した」と告げる。
郷原は小比類巻を部屋に閉じ込め「呼吸困難」にして殺そうとするが、LEOは命令者の郷原を裏切りドアが開き救われる。

最上は小比類巻の娘・星来に気に入られ一緒に住むことになる。
小比類巻の妻・亜美(本仮屋ユイカ)は、蘇生技術が発展するまで冷凍で保管されている。

ドラマ 「パンドラの果実1」 第2話 あらすじ ネタバレ キャスト

真っ白な煙を噴き出して死ぬという奇妙な事件が発生した。
小比類巻(ディーン・フジオカ)と長谷部(ユースケ・サンタマリア)は、スマホで撮影された事件の映像を見る。
その様子は、まるで頭から魂が抜け出たかのようだった。

被害者は、プロeスポーツ選手の田中。彼はチームメイトの坂東、三ツ矢とともに試合を終えて打ち上げをしていたところ、店で数人の半グレたちに絡まれて外に連れ出され、鉄道高架下で暴行を受けた。その最中、突如田中は目と耳から煙を出して苦しみながら倒れた。暴行の主犯格・村田は逃亡。坂東と三ツ矢も、行方が分からなくなっていた。

田中は、暴行によって死んだのか、それとも他に原因があるのか捜査がはじまる。
捜査一課が村田を追う一方、科学犯罪対策室は田中の死因の究明に当たる。
犯人逮捕に関われないのが面白くない長谷部に対し、小比類巻は「“魂”を追いかけるんです」と興味津々。小比類巻家の納戸に居候する最上(岸井ゆきの)も呼び出され、科学犯罪対策室が捜査を開始する。

田中の遺体を解剖した柴山(三津谷葉子)の報告によると、頭部にはマイクロチップが埋め込まれていて、このチップが発火したことによるショック死と判明。小比類巻と最上は、発火はなぜ起こったのか、その謎を解き明かしていく。

田中、坂東、三ツ矢は、埋め込んだチップで脳に電気刺激を与えることで、プロゲーマーに必要な能力を向上させたと考えられた。誰が田中たちにチップを埋め込んだのか?

厚労省の三枝(佐藤隆太)の情報から、ボディハッカージャパンという団体が関わっている可能性が高まる。団体の代表はカール・カーン(安藤政信)と名乗る人物で、科学の力で人間の進化を目指し“不老不死”を最終目標にしていた。

小比類巻たちは、圧倒的なカリスマ性を持つカール・カーンと対面。最上とカーンは、何か関わりがあった。小比類巻の話を聞いたカーンは、自らの関与を否定し、ボディハッカージャパンに以前所属していた脳神経外科医・鮎川(今野浩喜)の名前を挙げる。

小比類巻たちは、鮎川が経営するクリニックを訪ねる。鮎川は田中たちにチップを埋め込んだことを認め、長谷部が任意同行を求める。所用を済ませると言う鮎川を小比類巻たちが待合室で待っていると、鮎川のいる院長室から火の手が上がる。

鮎川はチップを埋め込んだ坂東と三ツ矢を連れ出し精神転送を試みる。意識をコンピューター上に移動し不老不死を実現させようとする。スイッチを入れると鮎川は意識を失って頭から血を流して倒れ死亡する。

小比類巻は鮎川は成功して、まだネット空間のどこかにいるのではないかと疑う。

SNSライブ配信で遺体安置所が流れる。そこで57才の男が生き返り、行方不明になる。

能力向上のための脳内チップが関わった事件は、科学犯罪対策室の今後に関わる重要案件に発展する。

ドラマ 「パンドラの果実1」 第3話 あらすじ ネタバレ キャスト

遺体が蘇った
さまざまな科学研究を手掛ける笠森研究所で、遺体が自ら歩いて行方不明になるという事件が発生。小比類巻(ディーン・フジオカ)、最上(岸井ゆきの)、長谷部(ユースケ・サンタマリア)は、研究所のある山梨へ向かった。

「ありえないでしょ」と、死者の蘇りを信じない最上は、事件よりも、ほうとうと信玄餅に興味津々。長谷部もそちらに乗り気。そんな2人をよそに、事件に強い興味を抱く小比類巻。
笠森研究所には、研究に使用するための献体遺体が保管されている。遺体安置所の監視カメラには、不法侵入した動画配信者の八木(長谷川ティティ)と赤井(長村航希)が撮影中、遺体が起き上がって歩き出す様子が映っていた。その姿は、まさしくゾンビだった。

蘇った遺体の身元は、末期がんで亡くなった土屋という男性。前日に入院先の病院で死亡確認された後、研究所に運び込まれた。
騒ぎを大きくしたくないという地元山梨県警の意向で、捜査は秘密裡に行われる。最上は、研究所で植物バイオテクノロジーの研究者・安田(華優希)と出会う。天才科学者として名高い最上に会えて、感激する安田。最上は、熱意を持って研究に取り組む安田と語り合う。

八木と赤井が警察に出頭。彼らの取調べに長谷部も加わる。まったく反省する様子のない2人に、長谷部が一喝。長谷部は有能な刑事として地元の刑事・笠井(長尾純子)にも一目置かれ、遺体の捜索隊の指揮を任される。大張り切りの長谷部だった。

小比類巻は三枝(佐藤隆太)に情報を求めるが、死者の蘇生に関する情報は乏しく、三枝は代わりに、有名な心霊スポットの話をする。30年ほど前、笠森研究所近くにあった床屋の店主が自殺し、それ以来、夜になるとハサミを持った店主の幽霊が店先に出るようになったのだという。
死者の蘇りは霊的なものが関係しているのではないかと熱弁を振るう三枝。「幽霊はないでしょう」と、珍しく小比類巻と最上の意見が一致する。
しかし、蘇りの原因は「脳」か「心」かで意見が分かれる。

歩く遺体の目撃情報が入る。目撃者の車のドライブレコーダーに映っていた映像から、遺体は土屋と確認される。

現場の付着物から、研究室から漏れたタンパクが排気口から遺体安置所に流れて奇跡的に蘇っていた。

遺体に心があると推理する小比類巻は土屋の目的地が家族と行った公園の池だと断言する。
白鳥ボートの前で死んでいる土屋を発見する。

最上は過去に「パンドラの箱を開けてしまった」と告白する。
小比類巻は「死者の蘇りが可能だと信じている」と言う。

ドラマ 「パンドラの果実1」 第4話 あらすじ ネタバレ キャスト

死に誘うVRゲーム
情報番組の生放送中に、お天気キャスターの吉田咲(中川紅葉)が飛び降り自殺した。彼女は特に悩んでいた様子もなく、自殺の兆候はまったくなかった。他にも突発的で不可解な飛び降り自殺が続発し、小比類巻(ディーン・フジオカ)は何か共通点があるのではないかと考える。

小比類巻と長谷部(ユースケ・サンタマリア)が捜査を進めると、自殺者はいずれも“ジョイン”というVRゲームのプレーヤーだったことが分かる。ジョインは、自分が選んだバディとVR空間内で遊ぶゲームで、バディにしたい相手の写真や動画を取り込むと3Dのアバターが作成されるという仕組みだった。

VR(仮想現実)は科学技術の光だと考える小比類巻は、VRに対する偏見を浸透させないように事件を早急に解決しなければと意気込む。最上(岸井ゆきの)は、VRには弊害もあると主張。一方、長谷部はVRについてもよくわかっていない。

長谷部が、試しにジョインをプレーすることに。VRゴーグルを装着すると、長谷部は突然海岸に立っていた。海岸から扉を開くと、なぜか小学校の校庭へ導かれた長谷部は、バディに選んだ3年前に亡くなった愛犬の弥太郎と再会して大喜び。あまりにリアルなVRに長谷部はすっかり没入してしまう。

またしても不可解な飛び降りが発生。未遂に終わり一命を取りとめたのは岡澤まひる(天木じゅん)という地下アイドル。まひるもジョインのプレーヤーで、バディには亡くなった妹を選んでいたことが判明。

自殺を誘発する危険なゲームを作ったのは誰なのか。三枝(佐藤隆太)の情報によると、ジョインは非常にクオリティが高く、多額の開発費がつぎ込まれていると考えられた。ジョインの開発者は匿名化されていて、特定できない。小比類巻は、バディの再現に故人AIが使われていると推測。故人AIとは、過去の写真や動画を取り込んでAIで再現した死者と会話できる最新技術だった。

小比類巻は聡子(石野真子)から、星来(鈴木凜子)が友達とケンカしたと聞かされる。友達に母親がいないのではないかと言われた星来は「ママはいるよ」と言い張り、争いになったという。
星来に亜美(本仮屋ユイカ)の死を理解させる必要があると思いつつ、自分自身でも受け入れられていない小比類巻。葛藤しつつも彼は、ジョインのVR空間に入る。すると、聞き覚えのある亜美の声が聞こえてくる。

死んでしまった愛しい人と会いたい気持ちが死を招く。最愛の亜美と再会するために危険なVR空間に迷い込んだ小比類巻は最上に止められる。
科学の進歩で妻の蘇りを信ずる小比類巻。何処で生きているのと問う最上。
仕事場でジョインに再び入ると、亜美が現われ追いかける。開発者を追う最上。裏技を教える者が出てきて屋上から飛び降りる。月に場面が変わり没入する。実在する小学校を割り出し、開発者を特定する。VRで現れる数字がトリガーだった。

亡くなった小学生・隆が開発者だった。隆は寝たきりだった時にゲームを完成させていた。
ゲーム内に隆の魂が残っているのかと疑う。
オンライン上からジョインを削除することになる。小比類巻は隆に閉鎖の許可を得るためにジョインに入る。君を忘れないと言うと、ありがとうと言って消える。亜美に会おうとするが思いとどまり帰る。

ドラマ 「パンドラの果実1」 第5話 あらすじ ネタバレ キャスト

カフェで待ち合わせをしている最上(岸井ゆきの)。しかし、相手は一向に現れない。
小比類巻(ディーン・フジオカ)たち科学犯罪対策室は、女性の変死事件を捜査することに。街中で突然倒れて死んだ女性の死因は老衰と診断されるが、老人にしか見えない彼女の実年齢は35歳だった。

女性の身元は、サイエンスライターの速水(栗山千明)。最上がカフェで待っていた相手であり、最上の大学時代の先輩だった。速水は最上に会いに行く途中、体が急激に老化して死に至った。

小比類巻と長谷部(ユースケ・サンタマリア)は、最上がショックを受けているのではないかと気遣う。平静を装う最上だったが、変わり果てた速水の姿を見て動揺する。
速水は、元ウイルス研究者で最上のかつての共同研究者でもあった。最上と速水は3年前に研究を中止して以来、会っていなかった。そんな速水から突然「直接会って話したいことがある」とメールが来て、最上は会う約束をした。

柴山(三津谷葉子)からの報告で、速水は未知のウイルスに感染していたと判明。最上は、その正体を即座に理解した。
それは、「プロメテウス・ウイルス」で最上と速水が共同研究していた。プロメテウスは、人間に火を与え、光をもたらしたとされるギリシャ神話の神を意味する。

最上は小比類巻と長谷部に、速水との研究で起きた出来事を語り始める。
二人で偶然発見したウィルスが老化を防ぐ大発見をした!
経過観察で、変異したウィルスに感染したサルが他のサルを共食いしていた。危険を察知した最上はそれを封印することにして、科学の世界から去った。

自分たちが生み出し、封印したはずのウイルスが変異し、恐ろしい事件を引き起こしていると知った最上は、自分で食い止めなければいけないと決意。速水は最上を裏切り、秘かに研究を続けていたのかと疑う。

速水と同様に急激な老化で死んだ男性・河合(松本実)の遺体が発見される。

常習犯の河合は速水からカバンをひったくりしていて感染していた。
封印したはずのプロメテウス・ウイルスの保管場所を捜索する。アミューズメント施設でカプセルを見つけた長谷部(ユースケ・サンタマリア)は回収に成功する。

速水は研究を継続して動画に記録していた。

小比類巻たちは、危険なウイルスをすべて廃棄し、拡散を止めることができたと報告する。しかし密かにウィルスカプセルが大量に保管されていた。

速水の研究室には、最上と共同の特許申請書が残されていた。研究を継続したのは最上を研究に戻させるためだったのか?

ドラマ 「パンドラの果実1」 第6話 あらすじ ネタバレ キャスト

「幽霊を科学で解明?」長谷部(ユースケ・サンタマリア)は寝ている最中、髪の長い女性が上に乗ってきて身動きが取れなくなるという体験をする。幽霊を見たと怯える長谷部に、それは金縛りだと一蹴する小比類巻(ディーン・フジオカ)と最上(岸井ゆきの)。

「死んだ人間を目撃したなんて、すべて脳の幻覚で説明できる」 最上は幽霊の存在を完全否定。一方、小比類巻は、街で見かけた亜美(本仮屋ユイカ)とよく似た女性を思い出すのだった。

科学犯罪対策室は、島崎(板尾創路)の命令でテレビ出演することに。世の中に起きている不可解な現象を科学的に読み解く番組で、小比類巻と最上は科学の専門家として心霊現象の謎を解明するという役割を任される。

小比類巻たちはテレビ局を訪れ、番組プロデューサーの行武(東根作寿英)から説明を受ける。番組で取り上げるのは、山名ホテルという温泉旅館に現れるという“土竜の間の幸子さん”。13年前から、山名ホテルの土竜の間で幽霊の目撃証言が相次いだ。幽霊は“幸子さん”と呼ばれるようになり、そのせいで客足が遠のいてホテルは10年前に廃業したという。

目撃情報を元に描かれた幸子さんのイラストを見た長谷部は、驚愕。前の晩に見た女性とそっくりだという。しかし最上は、長谷部の思い込みだと切り捨てる。 「それが科学的見地ってやつ?つまんねえなあ」 心霊研究家の諏訪(ダイアモンド☆ユカイ)は、最上の見解を否定。彼は、幸子さんが長谷部に助けを求めて現れたのだと主張する。最上と諏訪は、真っ向から対立。最上は、幽霊や心霊現象はすべて幻覚だと現場で証明すると言い切る。さらに、勢い余った彼女は、もしも幽霊がいないと証明できなかったら「科学犯罪対策室を解散する」と勝手に宣言する。

最上の暴走に困惑する小比類巻だったが、幽霊は本当に存在するのか、科学の力でハッキリさせたいと考えていた。あの時見たのは、亜美の幽霊だったのか?
番組収録の初日、小比類巻たちは廃墟と化した山名ホテルで心霊現象を観測することに。

長谷部が被験者となって土竜の間でしばらく過ごし、小比類巻と最上、諏訪がモニタリングする。 不気味な部屋に取り残され、いつ幽霊が出てくるかとビクビクする長谷部。彼を見守るように、番組スタッフらしき女性(秋谷百音)もそばにいた。女性は長谷部の高校生の娘に似ている。
数時間が経過した頃、土竜の間に足音が聞こえてくる。ついに幸子さんが現れた。耳に痛みを覚えてパニック状態になった長谷部は、暴れた末に倒れてしまう。
小比類巻と最上はテレビ番組に出演する。二人は倒れたのは低周波音が原因で、明日の実験で説明すると宣言する。

中庭の噴水がライトアップすると土竜の間の置物の影が幽霊として浮かび上がった。
部屋の下にボイラー室を発見し、リゾートホテルの配管の音がボイラー室で低周波音が増幅されていることが分かる。テレビ番組は視聴率が低下し、お蔵入りになる。

幽霊は幻覚だと言う最上に、夢だと返す小比類巻。

ドラマ 「パンドラの果実1」 第7話 あらすじ ネタバレ キャスト

小比類巻(ディーン・フジオカ)は、亜美(本仮屋ユイカ)の冷凍遺体をモニタリングするトランスブレインズ社のサイトにアクセスできなくなっていることに気付く。

国会議員の来栖(ジョーナカムラ)がホテルのプールで変死。小比類巻、最上(岸井ゆきの)、長谷部(ユースケ・サンタマリア)は司法解剖に立ち会う。さまざまな遺体を解剖してきた柴山(三津谷葉子)も、こんな状態の遺体を見たのは初めてだという。
「のっぺらぼう……!」
目、鼻、口、耳…穴という穴がすべてふさがり、髪の毛も抜け落ちた前代未聞の遺体を目の当たりにして、小比類巻たちは言葉を失う。解剖の結果、死因は口と鼻がふさがったことによる窒息死で、来栖は心臓に持病があり、ペースメーカーを体に埋め込んでいたことが分かる。

小比類巻たちが来栖について調べると、彼の前妻・君塚(板谷由夏)が浮上。来栖と君塚の間には娘がいたが、幼くして病死していた。
小比類巻は、君塚がトランスブレインズ社の研究員であることから、事件に関係しているのではないかと考える。トランスブレインズ社が人体冷凍保存を行っていると聞いて露骨に嫌悪感を示す長谷部に対し、決して怪しい技術ではないと擁護する小比類巻。小比類巻の妻の秘密を知る最上は「亡くなった人にまた会いたいって人はいるんじゃない?」と少しフォローする。

君塚は、ナノマシン開発の第一人者だった。ナノマシンは細胞より小さな機械で、体内に入れて病気の診断や治療、手術にも活用できる。役目を終えると、体液とともに排出されるので人体には無害。まさに人類の歴史を変える最先端技術だった。
小比類巻と最上は、君塚がナノマシンを使って来栖を殺害したのではないかと考える。科学犯罪対策室は、君塚から事情聴取を行う。来栖が死ぬ2時間前に彼と君塚がホテルのカフェラウンジで口論する様子や、来栖が席を外した隙に君塚がコーヒーに何かを入れて彼に飲ませた様子が監視カメラの映像に残っていた。それらの事実を小比類巻たちに厳しく追及されても、君塚は動じない。

小比類巻たちは、殺害に使用されたナノマシンの発見に全力を注ぐ。捜査一課の協力も得て徹底的に捜索するものの、見つからない。

捜査が行き詰まる中、トランスブレインズ社のナノマシンを提供する。アメリカの本社で冷凍遺体の盗難騒ぎあった。
小比類巻は、来栖に関する新事実をつかむ。君塚の犯行動機を察した小比類巻は、再び君塚に会いに行き、娘の遺体を冷凍保存していたことを確認する。そこに、謎の男・榊原(加藤雅也)が現れる。彼は、小比類巻と最上のことを知っていた。榊原は不老不死の研究者だった。

最上は君塚をプールに呼び出し犯人だっと告げる。来栖のペースメーカーの磁場で君塚が仕組んだナノマシンが排出されず、発見されたと言う。
君塚が来栖を殺したのは、7歳で冷凍保存された娘を盗もうとしたのが原因だった。
君塚は犯行に使ったナノマシン製造器を提出した。

ドラマ 「パンドラの果実1」 第8話 あらすじ ネタバレ キャスト

全身の血液がすべて失われペシャンコになった遺体が見つかった。小比類巻(ディーン・フジオカ)、最上(岸井ゆきの)、長谷部(ユースケ・サンタマリア)が解剖室で見たのは、亜美(本仮屋ユイカ)そっくりの女性の遺体。彼女は誰なのか?
激しく動揺する小比類巻。最上は、彼の胸の内を察して気遣う。

遺体の身元は、ヨガインストラクターの黛(本仮屋ユイカ・二役)。彼女は生まれてすぐ、養子として引き取られて育った。養母の黛かえでは、すでに亡くなっていた。
亜美も、聡子(石野真子)が引き取った養子だった。小比類巻は聡子に、亜美とそっくりな女性の遺体が見つかったことを知らせ、亜美が双子だったのではないかと尋ねる。聡子は、亜美が双子だとは聞いていないと答える。

小比類巻と最上は、黛家を捜索。美羽とかえでの部屋は、何者かにひどく荒らされていた。かえでの本棚から、幻の『エルマー遺伝子』に関する科学雑誌の記事が見つかる。
エルマー遺伝子は、免疫に関わる遺伝子で、あらゆるウイルスや病原菌に対抗する強い免疫力をもたらすとされ、1997年に南米で発見された。しかし、その後は見つかっておらず、発見自体が捏造とも言われている。最上の説明に、小比類巻は不穏な予感を覚える。

美羽の死因は、サイトカインストーム(免疫暴走)による多臓器不全と判明。何らかのウイルスに感染した美羽の体内で、免疫システムがウイルスを攻撃しようとして暴走。健康な細胞まで攻撃されてしまい、死に至ったという。
長谷部は、美羽の身辺を調査し、美羽と亜美は双子だったと判明する。しかし、二人の戸籍は改ざんされていた。その報告は、小比類巻にとって、あまりに衝撃的だった。

長谷部の調べで、美羽の周辺に西城(平山祐介)が現れていたことが分かる。西城は元刑事で、現在は裏社会の便利屋として暗躍する人物。西城は、榊原康生(加藤雅也)の命令で動いていたことがわかる。

美羽が感染していたのは、プロメテウス・ウイルスと判明。速水(栗山千明)が研究を続け、彼女の命を奪ったこのウイルスは、すでに消滅したはずだった。

榊原は不老不死のウィルスの完成が目的だった。その発端となる32年前の“悪魔の子事件”。かえでが双子の悪魔の子を引き取っていた。

もう一人の悪魔の子は小比類巻の娘・星来(鈴木凜子)だった。
榊原は星来を誘拐する。

ドラマ 「パンドラの果実1」 第9話 あらすじ ネタバレ キャスト

小比類巻(ディーン・フジオカ)は榊原(加藤雅也)に連れ去られた愛娘の星来(鈴木凜子)を救うため、単独行動に走る。警察は榊原を指名手配し、都内全域に緊急配備を敷く。長谷部(ユースケ・サンタマリア)は、連絡が取れなくなった小比類巻が気がかりでならない。

小比類巻は星来を連れ去った黒いバンの行方を捜していた。黒いバンは盗難車で、車を盗んで売り払ったのは自動車整備士の坂本だった。とぼける坂本から、力づくで車を売った相手を聞き出そうとする小比類巻。完全に冷静さを失い暴走しはじめていた。
小比類巻が警察官にあるまじき行動をしていることが警察内で広まり、島崎(板尾創路)は警務部の監察官・守矢(久ヶ沢徹)と金城(藤重政孝)から、小比類巻の行方を問い詰められる。

最上(岸井ゆきの)は、プロメテウス・ウイルスの変異株を無力化する方法を模索する。星来がプロメテウス・ウイルスに感染させられた場合、数時間で死に至る可能性が高い。
「このウイルスの後始末は、私がやらなきゃダメなの」
星来を助けるため、最上は自らの全精力を傾ける。

長谷部のもとに、小比類巻から連絡が入る。小比類巻は、警察内部に西城(平山祐介)と内通している人間がいると指摘。長谷部は、それが捜査一課の梶原(佐々木一平)だと気付く。小比類巻は梶原を追い、西城の手下・鶴本(青木健)と接触する現場に遭遇する。

長谷部が梶原のマンションに捜索に入ると、室内はすでに荒らされた後だった。マンションの監視カメラには、鍵をこじ開けて侵入する小比類巻の姿が映っていた。小比類巻は、越えてはいけない一線を越えてしまったのか?ショックを受ける長谷部。小比類巻の行動は警察中に知れ渡り、小比類巻の身柄確保の命令が下りる。
小比類巻は警察の追手をかいくぐって榊原の行方を追い、とある埠頭にたどり着く。そこで小比類巻が見たのは、西城の手下に捕えられた最上だった。小比類巻は、最上を助けようとする。

ドラマ 「パンドラの果実」 第10話(終)あらすじ ネタバレ キャスト

星来(鈴木凜子)と最上(岸井ゆきの)を救うため、榊原(加藤雅也)の研究所を目指す小比類巻(ディーン・フジオカ)。彼は、西城(平山祐介)が取引する現場を突き止めた。西城は、部下にボディハッカージャパンの研究所から研究資料とナノマシンを盗み出させ、榊原のもとへ運ぼうとしていた。小比類巻は、隙を突いて西城たちが榊原の研究所に向かう船に忍び込む。船は、榊原の研究所がある島に到着。小比類巻は西城の後を追い、研究所にたどり着く。

研究所の中では、最上がナノマシンの改良に成功し、星来に投与。プロメテウス・ウイルスの暴走が抑えられて星来は一命を取りとめるが、榊原は思いがけないことを言い出す。
「プロメテウス・ウイルスを改良する」
榊原は、ウイルスに強い耐性を持つ星来の体の中でプロメテウス・ウイルスと別のウイルスを掛け合わせることで、より感染力の強いウイルスを作り出そうとしていた。

最上は、これ以上負荷をかけると星来の体がもたないと必死で止める。しかし、星来にウイルスが投与される。無菌室で苦しみ始める星来。星来の体内で、最強最悪のウイルスが作り出されてしまう。最上は「本当の目的は何なの?」と榊原に迫る。

長谷部(ユースケ・サンタマリア)は、榊原の所在を懸命に捜す。島崎(板尾創路)は、榊原が言い残した“最後の審判”という言葉が気にかかっていた。榊原には不老不死とは別の目的があるのではないのかと、島崎は疑念を抱く。

小比類巻は、研究所内に潜り込む。彼が実験室にたどり着いた時、中にいた研究員の一人が倒れ、急激に老化して死亡する。実験室内でプロメテウス・ウイルスの感染が起こっていた。影山(鷲見玲奈)は、パニック状態に陥る研究員たちを閉じ込め「最後の審判が始まるのよ」と告げる。

小比類巻は、長谷部がいる捜査本部に連絡。小比類巻の情報から、捜査本部は榊原によるテロを警戒する。

そんな中、西城がウイルスを島から運び出したことが判明。榊原が企むテロの標的は、不老不死の新薬の発表会だった。葛木(西村和彦)や長谷部ら捜査本部に緊迫感が高まる。

榊原が企てる人類を危機に陥れる「最後の審判」、バイオテロの全貌が明らかになる。

元凶は榊原自身がのウィルスに弱い遺伝子だったと語る。人類を進化させるウィルスと言う。しかし、それは人類を選別するウィルスでもあった。榊原は自分自身にウィルスを注射して実験台になる。

研究所に警察が突入する。榊原は感染して死んでいた。
星来は救助され、元に戻る。

小比類巻は単独行動の罰を受けず、部署に新人が加わる。
星来の6歳の誕生日を皆で祝う。

パンドラの果実 シーズン2

ドラマ 「パンドラの果実2」 第1話 あらすじ ネタバレ キャスト

元少年犯罪者の交通誘導員・別所が突如として凶暴化。超人的な怪力で5人を惨殺した直後、力尽きたように絶命する事件が発生。室長の小比類巻(ディーン・フジオカ)、アドバイザーの天才科学者・最上(岸井ゆきの)、刑事の長谷部(ユースケ・サンタマリア)ら「科学犯罪対策室」に、新メンバーの奥田(吉本実憂)も加わり捜査を開始。
別所は半年前、医師で研究者の九竜(升毅)からワクチン接種を受けていた。実は九竜は最上の恩師で、現在はテクノロジー企業「ライデングループ」の研究機関に所属していた。同社の日本支部を訪ねると、九竜は事件と同時に失踪していた。小比類巻は九竜の研究内容を調べ、最上には遺体のDNA鑑定を任せるが…!?

ドラマ 「パンドラの果実2」 第2話 あらすじ ネタバレ キャスト

小比類巻(ディーン・フジオカ)ら、科学犯罪対策室のメンバーと公安捜査官・手塚(池内万作)は、九竜(升毅)の遺体の傍で呆然とする最上(岸井ゆきの)と遭遇。逃亡した最上を、公安は殺人容疑で追跡。一方、科学犯罪対策室は別所の凶暴化現象について捜査しながら、最上の無実も証明しようと動き出すが…。その矢先、別所のほかにも元少年犯罪者が多数、九竜からワクチン接種を受けていたことが判明。小比類巻たちは彼らを集めて聴取を行うが、そのうちの1人が目の前で突然、別所と同じように凶暴化した直後、亡くなってしまい…!
そんな中、行方をくらませていた最上が小比類巻に接触。「パクス計画」について調べてくれ、と謎の依頼をし…!?

ドラマ 「パンドラの果実2」 第3話 あらすじ ネタバレ キャスト

狐の面をつけた男が猟銃を手にレストランへ乱入。婚活パーティー参加者と店員を人質に立てこもる!そこには厚労省の三枝(佐藤隆太)もいて…。捜査本部に現れた手塚(池内万作)は、公安がマークしていた男・三浦が犯人と断定。そんな中、三浦の名を聞いた小比類巻(ディーン・フジオカ)は顔色を変える。三浦は、別所たち同様、九竜(升毅)からワクチン接種を受けた元少年犯罪者。そして法務省や厚労省も極秘裏に絡む、遺伝子のゲノム編集を用いた犯罪者矯正プログラム「パクス計画」の被験者だった…。三浦の凶暴化を危惧した小比類巻ら科学犯罪対策室メンバーは、事件現場へ急行。一方、最上(岸井ゆきの)は凶暴化を招く因子を特定しようと試みて…。

ドラマ 「パンドラの果実2」 第4話 あらすじ ネタバレ キャスト

科学犯罪対策室の面々も耳を疑う“前代未聞の事態”が発生。交通事故車から2人の遺体が見つかり、1人はDNA鑑定で62歳の代議士・葛原だと判明したが…。遺体はどう見ても少年!
しかも腎臓が1つなく、首にはマイクロチップが埋め込まれていた。小比類巻(ディーン・フジオカ)は冷静に「臓器移植のためのクローン」と推測。もう1人の遺体の身元から、九竜(升毅)殺しを指示した黒幕=「ライデングループ」日本支部の沢田(平山浩行)が今回も絡んでいるとにらむ。事故車内にはもう1人少年がいて姿を消したと思われ…!?
そんな中、フリージャーナリストの郡山(深水元基)が小比類巻と最上(岸井ゆきの)に忍び寄り、とんでもない情報をもたらす!

ドラマ 「パンドラの果実2」 第5話 あらすじ ネタバレ キャスト

小比類巻(ディーン・フジオカ)と最上(岸井ゆきの)は、交通事故車から姿を消した謎の少年・ナオキ(國島誠雅)を極秘裏に保護。その直後ナオキを匿っていた郡山(深水元基)の惨殺死体が発見。ライデングループの犯行と確信し、何とかナオキの命を守ろうとする小比類巻。そこに、ある思惑を秘めた「ボディハッカージャパン」代表・カーン(安藤政信)が再び近づき…!?
一方、ライデングループの臓器移植用クローン生育施設に関する情報を掴んだ厚労省・三枝(佐藤隆太)は、沢田(平山浩行)の背後で暗躍する元厚労省幹部・椿を追い詰めるため、施設の場所特定に奔走。小比類巻ら科学犯罪対策室もナオキの首に埋め込まれたチップの解析を試み…。

ドラマ 「パンドラの果実2」 第6話 あらすじ ネタバレ キャスト

最上(岸井ゆきの)がチップの情報にアクセスした直後、クローン少年・ナオキ(國島誠雅)が沢田(平山浩行)の手下によって拉致された!最上の解析結果からナオキのオリジナルは椿と親しい大富豪・田部だと判明。田部は肺がんを患い、病院で寝たきりだったが、なぜか脳神経外科医・鮫島(阿部翔平)の手配で5日前に転院していることが明らかに。疑問を抱いた小比類巻(ディーン・フジオカ)は、ライデングループの真の目的は臓器移植だけではないと直感。一方、ナオキの身柄を確保した沢田は“世にも恐ろしい実験”を開始し…!はたして小比類巻ら科学犯罪対策室は沢田と椿、ライデングループの陰謀を食い止め、ナオキを救うことができるのか!?

パンドラの果実3

警視正·小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)と天才科学者·最上友紀子(岸井ゆきの)。異色バディにベテラン刑事·長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)、格闘技の達人の新人刑事·奥田玲音(吉本実憂)が加わり、最先端科学にまつわる不思議で不可解な事件を捜査する“科学犯罪対策室”。

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5★★