ちょっとだけエスパー 第1話 あらすじ・キャスト
主人公の文太(大泉洋)は、会社をクビになったどん底サラリーマン。妻と離婚し、財産分与と慰謝料で貯金は底をつき、ネットカフェを泊まり歩く日々。そんなある日、文太はとある会社の最終面接に合格、社長から思わぬ言葉をかけられる。
「君には今日から、ちょっとだけエスパーになって、世界を救ってもらいます」
用意された社宅に向かうと「おかえり」と見知らぬ女性(宮崎あおい)が出迎える。どうやら“見知らぬ妻”と”夫婦“として暮らさなければならないらしい。妻は何故だか、文太を自分の夫だと思い込んでいる。何から何まで、意味がわからない。
“ちょっとだけエスパー”になった文太に与えられた仕事は《世界を救う》こと――。
しかも、実に不条理で不可解なルールがある。《人を愛してはならない》。
ドラマ ちょっとだけエスパー キャスト・ 相関図
文太(ぶんた) 大泉 洋
会社をクビになり、家族も、貯金も、何もかもを失った“どん底サラリーマン”。
ネットカフェを泊まり歩く日々を送っていたある日、「ノナマーレ」という会社から面接の案内が届く。
最終面接になぜか合格。ちょっとだけエスパーとして、“世界を救う”仕事を与えられる。
用意された社宅には見知らぬ妻がいて、夫婦として暮らすことになり…!?
四季(しき) 宮﨑あおい
「ノナマーレ」が用意した社宅で文太と暮らすことになる謎の女性。クリーニング店で働いている。
記憶喪失なのか、文太のことを本当の夫だと思い込んでいる。
桜介(おうすけ) ディーン・フジオカ
「ノナマーレ」の社員で、文太の仲間。なでまわすと花が咲く、花咲か系エスパー。
能力を生かし花屋を営んでいる。秘密の過去があるようで…?
ちょっとだけエスパー

会社をクビになったサラリーマン(大泉洋)がエスパーになって世界を救う!
テレビ朝日 火曜 21:00 2025年10月21日~
脚本:野木亜紀子
大泉 洋(文太・役)コメント
脚本が野木亜紀子さんだと聞いて、僕は『アイアムアヒーロー』という映画以来だったのでとても楽しみでした。それ以降、野木さんが書かれてきている作品も素晴らしいものばかりなので、楽しみでしかなかったです。
――その後、実際に野木さんの書かれた脚本をお読みになった感想は?
野木さんの脚本らしく、笑いもあるんですが、どこか悲しみをたたえているところがあったり…いろんなことを考えたくなる複雑な部分もあるのですが、それでも面白くてスラスラ読めてしまう。さすがだなと思いました。
――本作で演じられる文太にどのような印象を持ちましたか? また、共通点はありますか?
ここ数年、連ドラでは、わりと激しめの役を演じることが多かったんです。そう考えると、文太さんはとても優しい。穏やかな人物を演じるのは久々だなと思いました。文太さんには、周りに流されていってしまうところや、人に強く言えないところがあるんですが、僕も意外とそういうタイプです。僕がはっきりモノを言うのは「これが食べたい!」くらいなので(笑)
“ちょっとだけエスパー”というぐらいなので、文太さんにも何かしら能力があるわけなんですが、そのさじ加減が面白いんです。ちょっとだけとはいえ、なかなかのエスパーですよ。でも文太さんの能力は非常に怖いなと思ったので、僕は絶対欲しくないです。世界を救うにはいい力かもしれないけど怖い! その一方、仲間になる人には結構ダメなのもいます(笑)。そういう笑える部分もあるんですが、物語の縦軸はわりと複雑なので、視聴者の皆さんにはいろいろと考えながら楽しんでいただけると思います。
――もしも文太のようにエスパーになれるとしたら、どんな能力が欲しいですか?
“飛ぶ”のも、実際にやったら肩が痛いとか、着地がヤバいとかいろいろ出てきそうだし…。そうなると“言語”ですね。最近も何度か、ちょっと海外に行ったのですが、全然言葉が通じないので、立ち所にどんな言葉でも話せる能力がほしいですね。
――《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》ということで、大泉さんにとってのヒーローを教えてください
今さらかよと思われるかもしれないんですが、僕が人生で一番ハマッたヒーローは『24 -TWENTY FOUR-』(2001年ほか)のジャック・バウアーです(笑)。あと“元CIA”の人がかっこよくて好きなので、観る映画はほとんどが元CIAものです。生まれ変わったら元CIAがいいなと思うくらいです(笑)。バカですみません。
――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
まだ言えないんですが、出演する役者の皆さんがとても魅力的で豪華な方ばかりなんです。野木さんの脚本の中で、その方たちとのお芝居がどうなっていくのかが一番楽しみですね。
私はちょっとだけ能力を持っておりまして、そういう仲間がたくさん出てきます。そんな人たちが、じわじわと世界を救い始めます。バカバカしいお話かと思いきや、すごい展開になっていくので、きっと皆さんにとっても楽しい3カ月になると思います。来週はどうなるんだろうと、予測しながら楽しんでいただければ…ひょっとしたら、皆さんにも“ちょっとだけエスパー”の力が生まれるかもしれませんよ。
宮﨑あおい(四季・役)コメント
お話をいただいた瞬間“なんて面白そうなんだ!”と思い、すぐに参加させていただきたいとお返事しました。いろんな要素が盛りだくさんで、絶対楽しいドラマになるだろうな、という予感がすごくしました。
本当に毎回、台本を読むのが楽しみで、これからどうなっていくのだろうとワクワクしています。何度読んでも面白いし、文太さんに関してはすでに頭の中で大泉さんがものすごく動き回っています。ほかのキャラクターもそうですが、ひとりひとりがすごく愛すべき人物として描かれているので、みんなで一緒にお芝居をするのがとても楽しみです。
――本作で演じられる文太の妻・四季にどのような印象を持ちましたか?
夫婦のパワーバランスとしては、文太さんを操っている…ではないけれど、ちょっと転がしていて。でもすごく可愛らしくて、天然っぽいところもある女性なのかなと思っています。
セリフが面白いですし、結構ツッコミどころのあるキャラクターでもあるので、それをどうやって演じていくのか、そして文太さんはこのセリフにどう返してくれるのだろうかというのも、今からとても楽しみです。
年齢も含めて自分から遠いキャラクターではないし、わりと等身大の役だと思います。楽しみながら、いろいろな“遊び”ができる役だなと感じました。
――以前、兄妹を演じた大泉さんと久々に再会していかがですか?
大泉さんは普通にお話ししているだけで、とにかく面白いです。先日7年ぶりくらいにお会いしましたが、当時ご一緒した作品の話や、この7年間で変化したことなどをお話ししました。何もしていなくても、その場にいるだけで面白いという本当にすごい人なので、撮影期間は本当にずっと笑って過ごせる日々になるのではないかなと思っています。
――《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》にちなんで、宮﨑さんにとってのヒーローは?
もちろん家族もそうですし、ヒーローはたくさんいます! お仕事の場でいうと、私はいろんな方に整えていただいて、こうやってカメラの前に出ることができるんですよね。そういうたくさんのヒーローたちの力をもらってお芝居ができているんだと常に思っているので、本当に私の周りはヒーローだらけです。そしてそんなふうに、自分も誰かのちょっとしたヒーローであれたらいいなと思います。
――もし自分がエスパーになるなら、どんな能力がほしいですか?
今は一瞬でみんなを涼しくしてあげられる力が欲しいです(笑)。みんなこれから暑い中で頑張るので、この撮影を乗り切るために、ちょっとでも涼しくできる力が欲しいです。日常的なことだと、お料理をするのはすごく好きですが、やはりとても時間が掛かるので…。時間を掛けて作るのも大好きですが、たまには一瞬でおいしいご飯を作ることができるパワーが使えたらいいなと思います。
――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
大泉さんもそうですし、すごく久しぶりにご一緒させていただく方もいらっしゃるので、みんなが集まった空間でどんなお芝居が繰り広げられるのかが、今から楽しみで仕方ないです。見てくださる方に、この現場を楽しみながら作ったものを、その雰囲気を含めてきちんと届けられるように、まずは私も全力で楽しみます。ぜひ期待していてください。