「火星の女王」

舞台は100年後、火星に10万人が移住した世界
未知の力を持った謎の“物体”が現れたことで新たな時代が動き出す
NHK総合 2025年12月~ (全3回)
原案:小川哲
脚本:吉田玲子
「火星の女王」キャスト 相関図

スリ・リン (リリ-E1 102役)
音楽好きの22歳。生まれながらに視覚障害がある。火星のアカデミーを卒業し、地球に向かおうとしていた。ラジオ好きで、ラジオから流れた曲を聞いたことで地球のバンド「ディスク・マイナーズ」のファンとなる。
<スリ・リン プロフィール>
2000年11月19日台湾生まれ。
2022年短編映画『One Summer’s Day(原題:雨水直接打進眼睛)』でデビュー。
2023年ドラマ『Living(原題:有生之年)』(台湾で配信)、2024年Netflixドラマ『女優:ボーン・トゥ・シャイン(原題:影后)』。
※国際オーディションを経て決定いたしました。
<スリ・リンさんコメント>
很幸運可以飾演Lili,很幸運能跟大家一起置身在劇中不可思議的未來。
像是真的活了一次這麼精彩的人生,回想起火星的一切,所有溫馨的、痛苦的、歡樂的回憶,到現在還是像很真實的夢般的存在。
日本語訳:
「リリを演じることができて、そしてドラマの想像を絶する未来で皆さんとご一緒できるなんて、本当に幸せです。こんな素晴らしい人生を一度送ってきたような感じがして、 火星のことを思い出すと、温かくて苦しくて幸せな思い出が、今でも本当の夢のような存在です。」
菅田将暉 (白石アオト役)
ISDAの日本支局に努める若手職員。鉱物について詳しい。ディスク・マイナーズのファン。火星で行われた研修でリリと出会い、互いにディスク・マイナーズのファンであることから意気投合した。父が22年前に行方不明に。その原因がある科学者のせいではないかと疑い続けている。
<菅田将暉さんコメント>
放送100年。100年後のぼくらの話。
想像の先の先をイメージしながらのお芝居は、未知との遭遇の連続でした。
しかし、進化したテクノロジーの隣には、良くも悪くも変わらない体温がありました。
未来を想像しながら観るのが楽しみです。
第1回 あらすじ ネタバレ キャスト

それは、出会うはずのなかったものとの遭遇だった。
2125年。人類が火星に移り住んで40年、そこに“安定”という言葉は存在しない。
ISDA(イズダ/惑星間宇宙開発機関)による支配、自由に暮らしたい住民たち、火星社会は静かに揺れていた。
“それ”は突如現れた。人知を超えた超常現象とともに。
誰が創ったのか、なぜここにあるのか。
それは人類にとって、希望なのか、それとも禍(わざわい)なのか。
物語の主人公は目が不自由なリリ-E1 102(スリ・リン)。
火星で生まれ育ち、厳しい訓練をやり遂げ、地球行きの宇宙船に乗る決意をしていた。
それはある特別な人に会うため。白石アオト(菅田将暉)、地球で暮らすISDAの若き職員。
ふたりの間に交わされた、まだ誰にも話していない約束。
リリは運命を狂わす大事件に巻き込まれてしまう。